第2回HRテクノロジー大賞

2017年の第2回HRテクノロジー大賞では、5社の企業が採用活動に関連する取り組みを表彰されています。

【1】Institution for a Global Society株式会社(イノベーション賞)
【2】ソフトバンク株式会社(採用部門)
【3】株式会社ビズリーチ(採用部門)
【4】株式会社セプテーニ・ホールディングス(管理システム部門)
【5】株式会社Donuts(奨励賞)

参考:
第2回HRテクノロジー大賞|HRプロ

【1】Institution for a Global Society株式会社(イノベーション賞)

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Institution for a Global Society株式会社

2016年にも採用部門で受賞していたサービスで、今回イノベーション賞を受賞しています。性格診断の取得データをもとにAIで新卒のスクリーニングを行うなど、幅広い人事システムを構築しています。

AI搭載エンジンにより能力や性格を可視化する「glow」

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glow

glowでは、大きく分けて「新卒採用支援」と「組織診断」の2つのサービスを提供しています。

新卒採用支援では、360°コンピテンシー評価や潜在的な性格診断をもとに企業と学生をマッチングしたり、インターンシップ希望者をスクリーニングしたりすることができます。

組織診断では、新卒採用支援で前述したコンピテンシー評価や性格診断を組織単位で分析することで、特徴を明らかにします。継続的に分析することにより、データの推移や分布を確認することができるようになります。

【2】ソフトバンク株式会社(採用部門)

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ソフトバンク株式会社

IBM WatsonというAIを活用し、エントリーシートの評価を自動で判定するシステムを構築し、採用にかける時間を大幅に削減しました。

AIでエントリーシートの評価を自動判定

2017年から、新卒採用のエントリーシートによる選考でIBM Watsonを活用しています。Watsonの自然言語分類技術を用いて、エントリーシートの内容を分析し、合否を判断します。

Watsonに不合格判定をされたエントリーシートは必ず採用担当が目を通すようにしているため、万が一誤った場合のリスクも回避できます。

これまで採用担当はエントリーシートの選考に1年間で約680時間使っていましたが、約500時間削減して170時間まで短縮できる見込みです。

参考:
AIによるエントリーシート選考が“攻めの採用”を加速させる500時間の工数を削減した“ソフトバンク流”未来の新卒採用(前編)|日本の人事部 HR Tech