シニア向けSNS施策の事例

シニア向けSNSで販売促進支援

富士通は、運営するシニア向けSNS「らくらくコミュニティ」で、企業の販売促進支援を行っています。「らくらくコミュニティ」は、会員数約120万人を抱える、シニア層の会員規模が日本最大級のSNSです。

企業は「らくらくコミュニティ」の中には、「3週間限定で専用掲示板を設置できるサービス」と「商品やサービスに関するコンテンツを4週間掲載できるサービス」があります。また、掲載できるだけで無く企業サイトへのクリック数など、行動履歴の傾向を分析できるのが特徴です。

このサービスは、先行して資生堂や北海道ガス、ピップ、小学館などが利用しています。

例えば、資生堂では下記のような活用を行っています。

「資生堂プリオール共同企画・メイクのお困りエピソード大募集」を3週間実施しました。また、資生堂プリオール公式アカウントとして情報発信を行うなど、シニアユーザーとの接点づくりに活用いただきました。
引用:シニア向けSNSを活用したマーケティングサービスを販売開始 : 富士通

参考:
らくコミュタイアップマーケティングサービス : Fujitsu Japan
[富士通、シニア向けSNSで企業の販促支援|日本経済新聞]
  

趣味と健康増進を目的としたスマホ・SNS活用講座

アウトフィット有限会社は、従来提供していたインターネット講座に加え、スマートフォンやタブレット・SNSの活用講習を実施しています。

アウトフィット有限会社の所在地である徳島県三好市は、高齢化率(総人口にしめる65歳以上の割合)が4割を超えており、高齢化が進んでいます。

高齢者の孤立を防ぎ、地域内で気軽にコミュニケーションをとれるようになることを目的として、講習を開始しました。スマートフォンやタブレットを操作することは、脳と身体の活性化にもつながるといわれています。

参考:
シニアがSNSを活用し、料理教室で腕をふるう! 趣味と健康増進のためのスマホ・SNS講習を開始|日本老友新聞
  

まとめ

若者の利用が中心のSNSですが、インターネットの普及に伴い、シニア層の利用も増えています。1人暮らしで孤立しがちな方にとってのコミュニティの場になったり、老後に楽しむ趣味を共有する場になったりと、今後も活用の幅は広がっていくでしょう。

シニア層の顧客との距離を縮める新しい施策として、SNSの活用を考えてみてはいかがでしょうか。