営業や打ち合わせで取引先企業を訪問するとき、思っていたより道が複雑で迷ってしまったことはありませんか?

時間に余裕を持って移動しても、頭の中で「ここ辺りだろう」と予想していた場所ではなかったなど、想定外の事態になってしまうこともあるでしょう。

そんな不安を払拭するために活用できるのが、Googleストリートビューです。Googleストリートビューは、平面の地図情報に加え、実際の道路を歩いているかのように周囲の道や建物を見ることができます。

訪問場所までの道のりをリアルにイメージすることができれば、当日も安心して向かえるでしょう。また、屋内を見る機能もあるため、打ち合わせをするのに適した内装の飲食店も探せます。

今回は、Googleストリートビューの使い方を解説します。

目次

  1. Googleストリートビューとは
    1. Googleインドアビュー(屋内版ストリートビュー)
  2. Googleストリートビュー(インドアビュー)の撮影方法
    1. Google認定フォトグラファー
  3. Googleストリートビューの使い方
    1. パソコンでGoogleストリートビューを使う
    2. 2.スマートフォンでGoogleストリートビューを使う
  4. まとめ

Googleストリートビューとは

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山下公園|Google Maps

Googleストリートビューとは、Google Mapsなどで利用できる地図機能のひとつです。360°撮影できるカメラや編集方法で作られた写真が掲載されており、周囲の道路や建物をそのままの配置で確認できます

進行方向を表す矢印のアイコンをクリックしたり、見たい方角に向けて画面をドラッグしたりすると、まるで徒歩で現場を散策するように周囲の様子を見渡せます。

Googleインドアビュー(屋内版ストリートビュー)

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帝国ホテル東京|Google Maps

Googleストリートビューでは、外の様子だけでなく建物の中も見ることができます。この機能をGoogleインドアビューといい、その建物の屋内の写真が公開されている場合に利用できます。

Googleストリートビューの撮影方法

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Googleストリートビュー

Googleストリートビューは、実際にその場所まで足を運んで撮影されています。これは、現地の天候や人口密度など、様々な条件をもとに最適な撮影方法や時間を決めるためです。

撮影方法は以下の5通りです。

  • ストリートビュー撮影車
  • ストリートビュートレッカー
  • ストリートビュートライク
  • ストリートビュートロリー
  • ストリートビュースノーモービル

この5通りの撮影方法を基本として、カメラを自動回転させながら移動して撮影しています。撮影車からは建物までの距離を測るレーザー光が発せられ、それをもとに3Dモデルを作成します。そうして正確な写真を掲載できるのです。

Google認定フォトグラファー

Googleストリートビューで写真を公開するには、画質や写真同士の連結性など、Googleの一定の基準を満たす必要があります。また、Googleストリートビューで公開した写真が50枚を超えると、他のユーザーから依頼を受けられる認定フォトグラファーとして活動できる招待状が、Googleから届きます。

参考:
認定の要件|Googleストリートビュー

Googleストリートビューの使い方

Googleストリートビューは、Google Mapsからアクセスする方法と、Google検索結果からアクセスする方法があります。パソコンとスマートフォン、それぞれの使い方を説明します。

1.パソコンでGoogleストリートビューを使う

Google Mapsから

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Google Maps

Google Mapsを開き、右下のオレンジの人型アイコンを地図上にドラッグします。

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人型アイコンを地図上にドラッグすると、地図に小さな丸印が表示されます。この青い線が、Googleストリートビューを利用できる場所です。気になるポイントを見つけたら、そこでドロップしましょう。

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ちなみに、*オレンジの丸印(画像赤枠)*がついているポイントが、Googleインドアビューを利用できる場所です。

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ドロップした場所からGoogleストリートビューを利用できます。画面の矢印をクリックすると、その方向に進むことができます。

Googleの検索結果から

Google検索結果からGoogleストリートビューを利用できます。

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Googleで「東京駅」と検索してみましょう。検索結果の右側にナレッジグラフが表示されます。ナレッジグラフとは、Googleであるキーワードを検索したときに、画面右側に表示されるキーワードに関する情報です。

参考:
検索結果で見かける「ナレッジグラフ」とは?言葉の意味と内容の変更方法を解説|ferret

そのナレッジグラフ上の「外観を見る」をクリックすると、周囲のGoogleストリートビューを利用できます。

2.スマートフォンでGoogleストリートビューを使う

スマートフォンでも、Google Mapsからアクセスする方法と、Google検索結果からアクセスする方法があります。また、Googleストリートビュー専用アプリもあるため、利用頻度が高い場合はインストールしてみてください。

iPhone版
Android版

Google Mapsから

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ブラウザ、またはアプリGoogle Mapsを開きます。(上記画像はブラウザです。)
利用したい場所を検索し、赤いピンを立てます。画面左下の小窓をタップすると、Googleストリートビューが開きます。

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画面下に矢印のマークが表示されるので、向かいたい方向をタップして進みましょう。

Googleの検索結果から

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Googleで利用したい場所を検索し、「地図」をタップするとGoogle Mapsが開きます。そこからの手順は前述した「Google Mapsから」と同じです。

また、検索結果の一番上に表示されるウィンドウの「概要」をタップし、その中の画像をタップする方法でもGoogleストリートビューを表示できます。

まとめ

Googleストリートビューは、Googleの一定の基準を満たした高品質な写真が公開されているため、まるでその場にいるかのように現地の状況を確認できます。

初訪先が地図を見ただけでは分かりづらい入り組んだ道である場合や、事前に内装を確認しておきたい場合に活用できるでしょう。登録不要、無料で利用できるので、訪問前に一度試してみてはいかがでしょうか。