ユーザーにとってストレスが無い状態とは?

さらに、若者の“タイムライン疲れ”なども取り沙汰されるようになり、受け手にストレスを感じさせること無く情報を届けるためには各種プラットフォームの利用態度を意識した活用も重要になってきます。

上述の「ストレスが無い」とは“無意識”か“前のめり”のどちらかの状態です。

この場合、“無意識”は目には触れるが認識・記憶はしていない可能性があります。

そして“前のめり”は、自ら情報を取得しにきている顕在層をターゲットとすることが多く、検索などの“何かを探す“能動的なアクションをしていることがポイントになってきます。

そこで、2016年から2017年はインスタグラムのタイムラインを舞台として展開されたインフルエンサーマーケティングでしたが、2018年はより幅広いプラットフォームを露出面としていくことが求められます。

プラットフォームごとに“身近な”インフルエンサーを探す

インスタグラムのタイムラインに疲弊した人が無意識にまず見る場所は、今でいうとインスタグラム ストーリーズです。さらに、情報を探したい人はどこで検索するでしょうか?

従来のようにGoogleやYahoo!などの検索エンジンだけではなく、ビジュアルで知りたければインスタグラムのハッシュタグ、もっと詳しい情報を知りたければYoutubeで動画検索、今の流行が知りたければトレンドメディアのアプリ内で検索する人もいるでしょう。

そのため株式会社サイバー・バズではインフルエンサーという文脈において、情報の浸透度合いや役割はそのままに、マイクロYoutuberの起用にも注目しています。

流行りのプラットフォームだからインスタグラムでプロモーションをするのではなく、それぞれのプラットフォームの特性を理解した上で最適なヒトや手法を選択することが大切になります。

3年前にYoutuberがトレンドになった際には、再生回数何百万回というようなトップインフルエンサーが講義のような形で商品を紹介することが中心でしたが、よりマイクロな層が台頭してきている現在ではマイクロYoutuberがレビューをし、身近なクチコミ発信をすることが求められるようにもなってくるでしょう。

まとめ

インフルエンサーのプランニングだけでなく、効果を伸ばすという点で様々な機能も導入されるようになる時期かと思います。

当社でも「いいね!」が集まりやすいハッシュタグをAIを用いてレコメンドする研究をしていますし、ハッシュタグの最適化サービスなどを提供する企業も少しずつですが出現してきています。

どれだけテクノロジーが発展しても、現在は情報量の多さに抗う中でいかにユーザーに発見してもらうか、発見してもらった後にどのような情報であれば態度変容が見込めるのかに注目して考えていく必要があります。