さまざまな業務を兼任しなければならない中小企業では、簡単なホームページ作成や画像加工、動画作成など、デザイナーではない方でも一部のデザイン業務を任されることが多々あります。

デザイナーであればPhotoshopやIllustratorなどを使いこなして業務にあたることもできますが、ノンデザイナーの方にとっては頭を抱えてしまう業務のひとつなのではないでしょうか。

PhotoshopやIllustratorなどを提供しているAdobeから、デザイナーの方はもちろん、ノンデザイナーの方でも簡単に本格的なデザインを作成できる「Adobe Spark」というアプリケーションが提供されています。

直感的に使用できるインターフェイスで誰でも簡単・手軽に取り組むことができますので、デザイナーではないのに「急遽バナーを作成をすることになった」「PhotoshopやIllustratorなどを学んでいる時間がない」という方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

Adobe Sparkとは

1.png
Free Online Social Media Graphic Design Software | Adobe Spark Post

「Adobe Spark」とは、Adobeが提供するデザイン作成アプリケーションです。

豊富なテンプレートを使って簡単にWebデザインを作成する「Page」、フライヤーなどの画像を作成する「Post」、数ステップでデザイン性の高い動画を作成できる「Movie」の3つの機能が搭載されていますが、モバイル版ではそれぞれ単独アプリが配信されています。

テンプレートが豊富に搭載されているため、パソコン操作が苦手な人やセンスのある画像や動画が作れないという人でも簡単に作成できることが大きな強みです。
作業はクラウド上に自動保存されるため、一度に作業を完結させる必要もありません。

誰でも簡単に作成できますので、例えばテスト版としてホームページを作成する、短時間でクオリティの高い画像や動画を作る際の補助ツールとして活用するなどの使用方法がオススメです。

利用する前に

FacebookアカウントGoogleアカウント・メールアドレス・Adobe IDのいずれかを使用してログインしておく必要があります。

利用にあたっては基本的には有料(以下「料金プラン」で詳細な料金についてご紹介しています)ですが、無料で試用することも可能です。
導入前にツールを試してみたい方は、FacebookアカウントGoogleアカウント・メールアドレスのいずれかでログインしてください。

step1.

2.png
まずAdobe Sparkのサイトを開き、「Get started now」をクリックします。

step2.

3.png
ログイン画面が表示されますので、FacebookアカウントGoogleアカウント、メールアドレス、Adobe IDのいずれかでログインしてください。

料金プラン

Adobe Sparkの料金プランは以下の通りです。
Adobe Sparkは「Adobe Creative Clowd」に含まれるツールの1つで、単体での利用はできません。
利用する際には、Adobe Creative Clowdのコンプリートプランの利用契約をする必要があります。

個人

個人向けのプランでは、20種類以上のデスクトップアプリを利用できます。
それだけでなく、100GBのクラウドストレージの利用も可能です。

月額:3,980円

法人

法人向けには、Creative Cloudのグループ版の料金が適用されます。
こちらのプランでは、Adobe Sparkの他Adobe社が提供するすべてのデスクトップアプリが利用できます。

月額:6,980円

Adobe Sparkの3つの基本機能

Adobe Sparkには「Page」「Post」「Video」の3つの機能が搭載されています。
「Page」はホームページ作成に、 「Post」は画像作成に、 「Video」は動画作成に用いられます。

1.Page

「Page」では、テンプレートや画像などを組み合わせて簡単にホームページを作成することができます。
「Adobe Spark Page」の使い方については、ferret内の以下の記事でご紹介していますので、参考にしてください。

参照:デザインやコーディングの知識は必要なし!直感的な操作でサクッとホームページを作成できる「Adobe Spark Page」とは|ferret [フェレット]

2.Post

「Post」では、豊富なテンプレートから画像を作成することができます。

使用方法は非常に簡単で、テンプレートを選択してテキストを置き換え、フォントやカラーなどを調節するだけです。
デザイン業務を行う際にディレクターなどとイメージを共有したい場合や、社内ポスターなどを短時間で簡単に作成したい場合などにオススメです。

step1.

4.png
Adobe Sparkにログインしたら画面上部のプラスアイコンをクリックし、表示されたメニューから緑のプラスアイコンをクリックします。

step2.

5.png
次にデザインの元となる、テンプレートを選択します。
テンプレートはFood、Business、Travelなどジャンル別に分類されていますので、イメージに適したものを選択してクリックしてください。

step3.

6.png
続いて編集画面が表示されます。
「edit」をクリックするとテキストを編集することが、「Add」ではテンプレートを追加して画像の編集を行うことができます。
また右側のStyle/Wordタブでは、フォントやカラー、文字のレイアウトなどを調節も可能です。
編集を行う際は、編集したい要素をクリックして選択状態にしておく必要があります。

画像の編集が終了したら、画面上部の「Share」「Download」から共有や保存を行ってください。

3.Video

「Video」では、シンプルな構図の動画を作成することができます。
こちらの機能は、イベントの振り返りやプレゼンテーションなどの動画作成をできるだけ手間なく行いたい場合に便利です。

step1.

7.png
Adobe Sparkにログインしたら画面上部のプラスアイコンをクリックし、表示されたメニューからオレンジのプラスアイコンをクリックします。

step2.

8.png
次に、動画のタイトルを設定します。
後ほど設定することも可能ですので、ここではスキップして先に進んでも構いません。

step3.

9.png
続いて、テンプレートを選択します。
使用したいテンプレートにカーソルを合わせると「Pick this one」というボタンが表示されますので、クリックしてください。

step4.

10.png
初めて使用する場合は、チュートリアルムービーが表示されますので「OK,I'm ready!」をクリックします。
なお、今後この画面を表示したくない方は「Don’t show this tutorial again」にチェックを入れてください。

step5.

11.png
編集画面が表示されます。
ムービーをセクションごとに区切り、プレゼンテーションのスライドを作成するようにムービーを編集するスタイルをとっています。
画面中央のプラスアイコンをクリックするとメニューが表示され、テキストや画像、動画を挿入することでムービーを作成することができます。
また、画面下部でセクションの切り替え、画面右側ではレイアウトの変更も可能です。

step6.

12.png
スライド右下では、1枚のスライドあたりの秒数を設定することができます。
デフォルトでは2秒になっており、1秒から10秒まで調節可能です。
スライド左下では、スライドのプレビューを見ることができます。

また、吹き出しアイコンでは、PCのマイクを使って直接音声を入れることができます。
スライドの解説やナレーションなどをスムーズに挿入できるため便利です。

step7.

13.png
画面右側のメニューのうち「Music」では、BGMの挿入ができます。
カテゴリごとに分類された無料音源も利用できますし、PCのライブラリ上から音源を挿入することもできます。
BGMが不要な場合は、こちらの画面からオフにすることができます。

step8.

14.png
「Theme」では、動画のテーマを変更できます。
テーマを変更すると、テーマカラーやテーマフォント、アニメーションなどが変化します。

step9.

15.png
「Layout」では、スライドの構成を変えることができます。

step.10

16.png
作成した動画は、画面上部のメニューからプレビューで確認できます。
完成した動画は共有したり、ダウンロードして保存したりすることも可能です。

まとめ

「Adobe Spark」を使いこなせるようになると、ホームページや動画作成はもちろん、例えば運用している企業のSNSアカウントブログなどで使用する画像のクオリティを一気に高めることもできます。

また見栄えのよいデザインを短時間で作成できるため、作業効率を高めたい場合にももちろん役立ちます。

さらに、例えば社内のデザイナーとAdobe Creative Cloudのアカウントで利用すれば、企業ロゴデータなどの受け渡しも手軽に行えますので、社内全体の作業効率アップのためにも導入を検討してみてはいかがでしょうか。