みなさんこんにちは。サポートチームのためのフォーム作成ツール「formrun(フォームラン)」のプロダクトオーナーを務めている甲斐と申します。

現在私が担当している「formrun(フォームラン)」は、SaaS(Software as a Service)と呼ばれる提供形態となっており、サブスクリプション方式(一定期間継続的に支払いを行う方式)でのお支払方法を採択しています。

そんな私たちのように、SaaS企業であり、BtoB事業者である場合、「マーケティングの打ち手不足」に悩まされるケースは少なくありません。

リスティング広告ディスプレイ広告に取り組めど、CPA改善に限界が見えている。コンテンツマーケティングに可能性を見出すも、施策担当者のリソース不足でメディアだけが宙に浮いている。そんな課題を抱えていませんか?

上記の施策を「全て“やりきる”」ということは必須事項ではあります。しかし、その中で「ソーシャルメディアからのチャネル流入」が野放しになっていることもあるはずです。

今回は、そうしたソーシャルメディアでの施策が宙に浮いてしまっている状況を改善すべく、「Twitter」に焦点を当てた施策をお伝えします。

参考:
リアル店舗にも波及するサブスクリプションモデルとは?普及の理由と導入のポイント|ferret [フェレット]

BtoB事業者にありがちなマーケティングにおける課題感

多くのBtoB事業者では、広告施策などでCPAの改善を進めるものの、ある一定レベルまでの効率性を担保できるようになってくると、別の打ち手を考える必要が出てきます。

その際に、「Twitterを活用しよう!」という意気込みで公式アカウントを開設したものの、その後に定期的な情報更新、プレスリリースしか流していないというケースがしばしば見受けられます。

なぜならば、公式アカウントは大企業やコンシューマー向けサービスでもない限り、アカウントを開設したからといって注目を集めることは極めて稀だからです。

当たり前の状況ではありますが、Twitterは自身の興味関心に基づいてフォローをしたり、情報収拾用にウォッチされることのあるWebサービスです。

そんなタイムライン(時系列に沿ってフォローした人の投稿が流れてくる画面)の中で、自分たちの情報を一方的に発信するだけのアカウントをフォローする人など、果たしているのでしょうか?

そう考えてみると、公式アカウントのみで新規ユーザーを増やすことは難しく、実際に施策としても頭打ちしているケースは少なくありません。

BtoBの公式アカウントで発信するメリットは「信頼」と「更新性」の担保

ただし、BtoBの事業であったとしても、公式アカウントで最低限の更新情報を発信する必要はあります。

1つ目の理由としては、「正確な情報」を届けるためです。Twitter上で公式アカウントを保有しておくことは、お客様にとって「定期的にこちらの情報をチェックしておけば良さそう」という安心に繋がります。

例えば、新しい機能を実装した際に、Twitterアカウントでお知らせを更新することは効果的です。もしサービスのファンがフォロワーに居れば、新たなリリース内容に興味を見出してもらえたり、忖度なしにお知らせをシェアしてもらえる場合があります。

また、システム障害などが生じた際にも、Twitterアカウントから最新の情報をお伝えすることができます。こうした状況は事業者として避けたい次第ではありますが、サービスサイトが繋がらなくなったりした場合でも、サードパーティのサービスを活用して顧客対応を行うことが可能です。

2つ目の理由として*「更新性を保つ」という利用目的*もあります。よくあるケースとして、Twitterの公式アカウントを持っていたとしても、数年前から更新が止まっている場合があります。

そうした際に、Tiwitterユーザーにとっては「このサービス、まだ引き続き運営・開発をしているのだろうか......」と心配に思われることもあります。

また、現在までサービスが続いていたとしても、SNSアカウントの更新が止まっていた場合、「新しいお客さん」と出会う機会を失っているかもしれず、こうした既存顧客との関係性づくりで後手を踏んでいる可能性もあります。

こうした状況を避けるべく、お知らせページの更新に伴う自動投稿、またはFacebookの更新に合わせた連携などは、最低限でも取り組むようにしましょう。

Twitter公式アカウントの活用例