今や、縦型動画は当たり前。先駆者C CHANNELの強みはどこにある?
C CHANNELは、「縦型動画」にいち早く目をつけたメディアです。
縦型動画は、「スマートフォンを横に傾けなくても視聴しやすい」という理由から多くのユーザーに支持を得ており、現在は様々な動画メディアから配信されています。
縦型動画がめずらしくなくなった今、C CHANNELの強みはどこにあり、どのようなコンテンツ作りに励んでいるのでしょうか。
今回は、C Channel株式会社 広告事業部 部長 武藤崇雄氏に、C CHANNELの強みや人気動画コンテンツのトレンドについてお伺いしました。
武藤 崇雄氏プロフィール
C Channel株式会社 広告事業部 部長
大学卒業後、出版系メディアを経て 2008年NHN Japan入社(現LINE)、メディア事業立ち上げに従事。その後、istyleでのメディアセールス、 外資通信キャリアの日本市場進出に伴う 「Business Development & Marketing」を担当し、2016年 C Channel入社。
一般的になった縦型動画。C CHANNELの強みは?
ferret:
C CHANNELが動画メディアをスタートした当初、スマートフォンを縦にして視聴できる「縦型動画」は多くありませんでした。しかし現在は、C CHANNELと同じような形式で視聴できる動画チャンネルは世の中に溢れています。
縦型動画がめずらしくなくなった今、C CHANNELの強みはどこにあるのでしょうか。
武藤氏:
まずひとつはフォロワーの多さが挙げられると思います。C CHANNELは2015年に立ち上げた動画メディアです。その頃はまだ縦型動画を配信するメディアは少なく、多くのユーザーに支持されました。その経緯もあり、C CHANNELは現在も、他と比べてフォロワーの多い動画メディアです。多くの方にコンテンツを届けられるという意味で、フォロワーの多さはC CHANNELの大きな強みだと言えるでしょう。
もうひとつの強みはコンテンツの中身です。「今のスマホユーザーは何を求めているか」を徹底的に把握するようにしています。
ferret:
「ユーザーが何を求めているのか」というのは、何を基準に判断しているのですか?
武藤氏:
ユーザーのインサイトを分析して、動画の再生数やエンゲージメント、コメントなど一般的に見られる場所はだいたい見ますね。あとは月に一回ユーザーを呼んで、「C Chan Club」というクローズドなイベントを開催しています。「今どのようなSNSを使っていますか?」「C CHANNELではどんなコンテンツを観ていますか?」など、実際にユーザーを目の前にして、リアルなSNS事情や反応を聞いているんです。
参考:
C Chan Clubキックオフパーティーを開催しました!
ferret:
イベントを通してユーザーインタビューをしているようなイメージですか?
武藤氏:
そうですね。そうやって、インサイトで定量的に見られる部分と、生の声で定性的に見られる部分とを把握して、「ユーザーが求めているものは何か」を把握し、それをコンテンツに落とし込むようにしています。
冗談だと思えるような恋愛コンテンツはなぜ人気があるのか
ferret:
「ユーザーが求めているものを」というお話を聞いて気になったのですが、少し前はC CHANNELさんの動画だとフード系やビューティー系のハウツー動画が多かったような印象があります。けれども今は「恋愛や男女のあるあるネタ」の方をよく見かけるような気がするんですね。
これはユーザーが求めている動画コンテンツが変化している、ということなのでしょうか
武藤氏:
そうですね。再生数を見てみると、恋愛系コンテンツがかなり視聴されていることがわかります。なので今は恋愛系のコンテンツが多めに制作されている、という事情はありますね。
ferret:
恋愛系のコンテンツって「突っ込みどころ」があるものが多いじゃないですか。「そんなことある?いやいや、ないでしょ」みたいな。フードやビューティーは役に立つものが多いけど、恋愛系コンテンツは役に立つかと言われたら、実生活で役立つことはないように思えるんです。
けれども、最近は恋愛系コンテンツの再生数が伸びている。ここに理由はあるのでしょうか?
武藤氏:
それについてはSNSの見方が変わってきているのかなと思います。これはC CHANNELに限らずSNS全体に言えることですが、ストーリー仕立てのコンテンツに人気が集まるようになってきています。つまりこれって、スマートフォンで探す情報が今までとは変わってきているということだと思うんです。テレビでドラマやバラエティーを観るような感覚でスマートフォンを使うようになってきているのかな。
ferret:
「若者のテレビ離れ」とも言われていますが、まさにテレビの代わりにスマートフォンを使ってるような感じですね。
武藤氏:
その流れはあると思います。あとは各プラットフォームのアルゴリズムによる事情もありますね。恋愛系コンテンツは再生数もコメント数も集まりやすい。アルゴリズム的に、コメントが入る方がリーチが伸びやすい、という風になればそこに対応する必要はあるので。そこは常に意識していますね。
公式アプリとSNSでは求められているコンテンツが違う
ferret:
C CHANNELは各種SNSをはじめ、公式アプリでもコンテンツを配信していますよね。先ほどのアルゴリズムの話で言うと、ここのプラットフォームにより相性の良いコンテンツはあるのでしょうか?
武藤氏:
再生数で言えば、アプリが一番多いです。理由としては、アプリで動画を観るユーザーは、何回も繰り返し同じ動画を見るから、というのが挙げられます。
先ほど最近は恋愛系動画の人気が上がっているという話はしましたが、それでもやっぱりハウツー系の動画も人気です。アプリはそういった動画を繰り返し視聴するのに利便性が高く、やり方を覚えるまで何回も動画を見ているようです。
ただし、コメントやシェアなどのユーザー同士のコミュニケーションの話となるとまた違ってきます。コミュニケーションに関しては、SNSの方が盛んなんですよ。SNSはみんなで盛り上がるものが人気、一方アプリはじっくり見られる動画が人気。ユーザーが求めているコンテンツが少し違いますね。
だからアプリにはストック型コンテンツが多く、SNSにはフロー型コンテンツが多い、とも言えると思います。
動画広告を活用するコツは?
ferret:
C CHANNELではマネタイズのひとつに動画広告のメニューがありますよね。動画に限ったことではなく、記事広告でも同じことが言えると思いますが、よくあるのが「広告を出したのにまったく成果がなかった」という話です。
ここでいう「成果」を何と捉えるのかで変わってくる話ではありますが、動画広告を価値のあるものにするために、企業側でできることはあるのでしょうか。
武藤氏:
簡単に言ってしまうと「我々を信じてクリエイティブを任せて欲しい」ところはあります。商品について抱えている課題や発売日など、必要な情報を教えていただければ、弊社のクリエイターやプランナーがC CHANNELのユーザーが共感できるようなコンテンツを作れるからです。
もちろんクライアント側からすると、「あれも入れたい、これも入れて欲しい」ということがあるのは当然です。でもこれだけ情報に溢れている世の中ですから、ユーザーも企業が発信する広告っぽい情報は見なくなっているんですよね。
これは動画広告だけでなく記事広告でも同じことが言えると思いますが、メディアで広告を出すのであれば、コンテンツの中身はメディアに任せた方が良い。我々がユーザーに合わせて良いものを提供するので、信頼していただければと思います。
世界をつなぐC CHANNELに
ferret:
すでに海外展開しているC CHANNELですが、今は何ヵ国で展開しているのでしょうか。
武藤氏:
現在はアジア10ヵ国で展開しています。その中でも中国、台湾、韓国、タイ、インドネシアでは、現地で動画を作ったりインフルエンサーを獲得したりといった、日本と同じことができるような状態になってきました。
ferret:
日本と海外では、動画コンテンツの提供の仕方や種類も変わってくるのですか?
武藤氏:
「SNS中心で情報を発信する」という基本的なところは一緒です。ただしコンテンツの中身は、各国により異なります。食べるものや流行りのメイク、ファッション、生活スタイルが違うので、そこは現地のニーズに合わせて作っていかないとユーザーには届きません。なのでニーズを調査して動画を作る、というのはどの国でもしっかりやっていく必要があります。
とはいえ日本との連携もあるので、日本で制作したコンテンツをテロップだけ変えて配信したり、海外で受けが良かったコンテンツを日本でも配信したり、ということもあります。
ferret:
なるほど。ほかに海外展開することで変わったことはありますか?
武藤氏:
広告が増えてきた、というのはありますね。日本企業の動画広告を中国で配信したり、韓国の化粧品メーカーさんの広告を日本で配信したりってこともありますし。
ferret:
今後はアジア以外の国にも展開を?
武藤氏:
まだわかりませんが、C CHANNELをきっかけに、ボーダーレスでコンテンツがつながってくような世界が作れると良いのかなと思っています。日本から世界一のサービスを作りたい、というのがC CHANNELの今後のビジョンです。なのでまずはアジアから。そこからもっと広げていけたら、というのは思っていますね。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- コンテンツ
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- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- スマホユーザー
- スマートフォンを保有、利用している人をスマホユーザーと呼びます。 スマホユーザーは年々増加傾向にあります。IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社の発表によると、2014年のスマホ加入者数は6,277万人、2017年のスマホ加入者数は7,401万人と予測しています。(2013年10月発表)
- エンゲージメント
- エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対してユーザーが「愛着を持っている」状態を指します。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。 以前は、人事や組織開発の分野で用いられることが多くありましたが、現在ではソーシャルメディアなどにおける「交流度を図る指標」として改めて注目されています。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
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- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
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- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
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- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
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- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
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