
インタビュー前編:KPIは会場をお客様で埋め尽くすこと。新日本プロレスのSNS運用が目指すもの
公式Twitterをフォローすれば全部の情報が見られる
ferret:ツイートの分析をしていた時期ってあるんですか?
真下さん:量が多すぎるので、ツイートの分析についてはそれほどしていないですね。新日本プロレスはさまざまなWebサイトやSNSを展開しているんです。
・無料の公式Webサイト
・有料のスマートフォンサイト
・新日本プロレスワールド(テレビ朝日と協業での動画サイト)
・YouTube
・『闘魂ショップ』(グッズ専門のWebサイト)
・SNS(Twitter、Facebook、Instagram)
さらに、2012年のブシロード体制になって以降、会社でもTwitterに力を入れていくことになり、会社の中で放し飼いになっていたTwitterに、営業部や商品部など他の部署からも「情報を出してほしい」というリクエストが多くなってきたんです。
▲新日本プロレスの公式Twitter
最初にも言いましたが、新日本プロレスの公式Webサイトは、1日に10以上の記事が出るほどニュースが多い。それまでは各部署から届けられる情報をSNSでは、注目ニュースみたいな感じで絞って配信していたんですけど、あまりにも他部署からのリクエストが増えてきたので、「もう全部のニュースをTwitterで出してしまおう」と方向転換したんです。なので、フォロワーの反応を見たり、狙いすましたツイートを出すこともたまにありますけど、基本的にはすべての情報を並列にして、分け隔てなく発信していくシステムにしました。
選手のリツイートのくだりでも言いましたが、ありとあらゆる情報を網羅することで「公式アカウントをフォローしておけば、その日の新日本プロレスの情報はだいたいわかる」という方向に転換していったんです。
ferret:どういうツイートがフォロワーの関心を集めやすいかを分析して記事をつくっている企業が多い中、新日本プロレスは違うんですね。
真下さん:出し方の工夫はある程度はしています。ただ1つ言えることは、強いニュースってあると思うんですね。例えば「大きな大会の大きなカードが決まりました」とか、グッズでも今までにない画期的な商品が出れば反響は大きいですし。そのようなインパクトのある情報を出す場合は、わかりやすい文言や写真の工夫をしたり、短い動画をつけて出したり、比較的見てもらいやすいお昼や夕方の時間帯に出したりしますけど、最終的には強いニュースのツイートはどんな形で出しても大きな反響が来るんですよね。
他に工夫していることは、同じツイートを2回以上する場合は画像や文言を変えたり、フォロワーの動向を把握して、時間帯や言葉選びに気をつけたり。後は、選手にダメ押しのリツイートをお願いする場合もあります。
ferret:長年、SNS運用をされていて、新日本プロレスのファンの実像というものは見えてきましたか?
真下さん:SNSってオープンで、かつ無料でできるものですから、新日本プロレスのファン以外の方からの反応もたくさん来ます。言い方は悪いですけど、新日本プロレスがそれほど好きじゃない方からも反応があるんで、ハッキリした実像は掴みきれていないですね。
逆に言うと、*Twitterのフォロワーがこんな反応をするだろうなっていうのは、ずっと運用してきてある程度、肌感覚で掴めています。「この文言だけでは、説明不足だな」とか「この情報は、箇条書きでまとめた方が伝わるな」とか。「このまま、この情報を出したら確実に炎上するな」とか(苦笑)。そのために見出しや画像を工夫したり、「こういう注意書きを入れとかないとマズいな」とか、そういう部分は感覚としてあります。*そこは自分が編集者をしてきた経験も大きいのかもしれません。
ferret:今までの真下さんの経験を通じて、企業の方がSNS運用をする上でどういうスキルが必要になると思いますか?
真下さん:情報を発信する場合、新日本プロレスにはいろんな部署からニュースが来るので、社内のコミュニケーション能力が凄く大切だと思っています。*例えばある部署からザックリした情報しか来なくて、何がポイントなのかわからなかったとします。「これちょっと意味がよくわからないけど、そのまま出しちゃった」というのが一番ダメで、「この情報の意図がわからないから、担当者に直接聞いてきます」と発信する側の主旨をシッカリ汲み取って、よりわかりやすく簡潔に落とし込む力が必要ですね。*目新しいニュースを出す場合は、担当者にきちんと最終確認をしてもらったりするなど。あと、編集者的なセンスというか、そもそも情報を発信することが好きか、というのも重要かもしれません。
- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
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