メールと言えば主流になっているのはテキストメールです。
テキストメールは文章のみで構成されるもので、企業でも約6割が使用しているメール形式です。しかし、それ以外にもHTMLメールと呼ばれるメール形式もあります。

HTMLメールは「Gmai」lや「Outlook」でも使用できるメール形式で、画像の挿入や文字の加工ができるものであり、従来のテキストメールの概念を覆すような様々な機能が搭載されています。
とはいえ、メール配信を行うときに形式まで考えることは少ないのではないでしょうか。そこで今回は、htmlメールの特徴や注意点・メーラーごとの送信方法について解説していきます。

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HTMLメールとは

HTML形式で作成されたメールのことを「HTMLメール」と呼びます。

HTMLとは、Webサイトを作成するためのマークアップ言語であり、現在あるWebサイトにとっては欠かせないものとなっています。

これによって、文字のフォントや色・大きさの変更、画像・動画のメール内挿入も可能になっています。

HTMLメールでは主に以下の4つのことが可能となります

  • 開封率や開封時間などの計測
  • 視覚的な訴求
  • ブランドイメージの認知

1つずつ解説していきます。

開封率や開封時間などの計測

HTMLメールは開封率の計測が可能です。

テキストメールでは開封率の計測は難しかったのですが、HTMLメールでは開封データを計測し、マーケティングに活かせます。

たとえば、メールの開封数や開封率・開封時間・クリックスルーなどのデータが得られます。

これらのデータを活かし、開封率が高いタイトルの研究もできるようになるので、開封率が重要なメールマガジンの作成にも役立てることができます。

それに加え、開封時間の分析をすればユーザーに読まれやすい時間帯に合わせた配信も可能。このように、より効率の良いメールマーケティングが実現への手助けになります。

視覚的な訴求

HTMLメールは上記のような開封に関係するデータ収集以外にも、視覚的な訴求に絶大な効果を発揮します。テキストはもちろん、画像や動画の埋め込みができるため、より見栄えの良いページレイアウトが可能です。

さらにCSSの埋め込みによってフォントやサイズ色の変更を行えばより効果的な情報の提供にも繋がります。

メールという手軽なツールでありながら、まるで広告チラシや自社のウェブサイトのような視覚的訴求ができるようになるのです。

これにより、サービスやキャンペーン情報の詳細が開封者には伝わりやすくなりますし、必要な情報だけを選択しやすくなります。そうなると、テキストメールよりもHTMLメールの方がメールからの購買につながるケースも多くなるでしょう。

ブランドイメージの認知

画像の埋め込みができるということは、企業のロゴを埋め込むこともできます。
メールに企業のシンボルマークであるロゴを埋め込むことによって、ブランドイメージの認知にもつながるものです。

さらに、フォントの調整によって自社サイトと一貫性を持たせればさらにその効果は大きくなります。
ブランドイメージの認知と認識ができるようになってくると、自社からのメルマガである認識も早まり、企業への安心感も増すので、クリック率や問い合わせ回数の向上も期待できます。