Webマーケティング担当者にとって、Google検索結果で上位表示されることは大変価値のあることです。SNSの利用者は増えているものの、Web市場でのGoogleの存在感は圧倒的です。Googleというプラットフォームで競合他社よりも優位に立つことはWeb市場での優位性を意味します。

Googleの検索アルゴリズムは一般に公表されていませんが、Googleのサービスを使えば自分のサイトがGoogleにどのように評価されているかをデータとして取得できます。そのサービスの1つがGoogle Analyticsです。Google AnalyticsはGoogleアカウントさえ持っていれば、誰でも無料で利用でき、無料で検索クエリやアクセス情報、ユーザーのサイト滞在時間など、Webマーケティングには欠かせないあらゆる情報が手に入ります。この情報だけでもWebサイト改善に役立ちますが、"Googleはさらに高品質なWebマーケティングサービスとしてGoogle analytics 360(グーグルアナリティクス360)、およびGoogle Marketing Platform(グーグルマーケティングプラットフォーム)を提供しています。"

Google Analytics(Googleアナリティクス)でできること

google analytics 360やgoogle marketing platform紹介の前にまずは無料のgoogle analyticsでできることを簡単に整理しておきましょう。

リアルタイムレポート

リアルタイムで何名のユーザーがあなたのサイトを訪問しているかをリアルタイムで表示します。訪問ユーザーの訪問時間も表示されるのでユーザーの滞在時間もリアルタイムで分かります。またユーザーがどの国、どの地域から訪問しているか、どの端末を使って訪問しているかまで分析することも可能です。

ユーザー属性

ユーザーの性別、年齢、Web上の購買行動などの情報が取得できます。GoogleGoogleアカウントなどの情報を持っているので、このようなプライベートな情報まで取得可能です。

コンバージョン経路

Google Analyticsでは、ユーザーがコンバージョンするまでの経路情報を取得できます。ユーザーはSNSから来たのか、広告から来たのか、オーガニック検索なのか、などの情報を取得できます。

参考:
「Google アナリティクス 360」入門 Vol.1

MAシェアと国産MAツールランキングを紹介

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Google Analytics 360(グーグルアナリティクス360)とは

このようにGoogle Analyticsでもかなりの情報を取得できますが、あくまで無料なので、やはり欠落点はどうしてもあります。そのポイントを補完するサービスがGoogle Analytics 360です。

Google Analytics 360を端的に言うと、Google Analyticsをさらに高品質にしたマーケティングサービスです。Google Analyticsでは実現できなかったことがGoogle Analytics 360ではグレードアップしてできるようになります。

ヒット数の上限

Google Analyticsでは、サーバーコール数(ページビュー、スクリーンビュー、イベントなど)に上限があったため、一定水準を超えるような大規模サイトでは、サーバーコール数の正確な数がデータ処理される保証がありませんでした。だいたい上限は1000万件と言われています。しかし、Google Analytics 360では、サーバーコール数上限は、10億件ほどになり、月単位のサーバーコール数上限が大きくアップするので正確なデータ分析が可能になります。

非サンプリングデータの活用

統計学で良く用いられるサンプリング分析という手法があります。これは、データ数が大きくなるとその分だけ分析に手間がかかるので、データの中から一部だけを抜き出してデータ分析する手法です。Google Analyticsの場合はサンプリング分析の開始訪問数は50万件でしたが、Google Analytics 360では5000万件まで引き上げられ、より正確なデータ分析が実施されるようになります。

Display & Video 360、Search Ads 360、Campaign Managerとの連携

Google Analytics 360では他サービスとの連携がしやすくなります。Google AnalyticsはGoolge Adsと連携が可能ですが、Google Analytics 360はGoogle社のDisplay & Video 360、Search Ads 360、Campaign Managerとの連携も可能となるので、データの連携、統一化が可能になります。

データ連携の高度化

Google analytics 360ではGoogleが提供するデータウェアハウスである、BigQueryにデータエクスポートが可能です。そして、ウェブデータと外部データを突き合わせれるので、Googleサービスの枠を超えたデータ連携が可能になります。

参考:
Googleマーケティング プラットフォームとは? GAの有料版を徹底解剖!

Webマーケティングに本腰を入れたい企業に最適

Google Analytics 360はWebマーケティングにそろそろ本腰を上げていきたい企業に最適です。CRMを導入しており、顧客データを外部サービスで持っている企業などは、データを連携して、さらなる顧客分析が可能になります。

Google Marketing Platformとは

Google Analytics 360をさらにグレードアップしたサービスとしてGoogle Marketing Platformがあります。
Google Marketing Platformとは、Google Analytics 360を含む7つのツール、サービスの集合体を言います。

Google Analytics 360

上述しているので、詳細は省きます。google analyticsでは実現していなかったデータの精密性や外部サービスとの連携を可能にするサービスです。

Googleタグマネージャ 360

Webページが増えると、それに伴ってページの作成や管理が煩雑になります。特にHTMLページをきれいに表示するためにはタグの適切利用は必須です。Googleタグマネージャ 360を使えば、HTMLソースを直接見なくてもタグを一元確認できますし、変更したりもできます。

Googleサーベイ 360

Googleサーベイは無料版がありますが、有料版はサポートが充実していて、アンケート対象者のターゲティングが可能になるので、より高品質な情報が取得できるようになります。

Googleオプティマイズ 360

A/B テスト、多変量テスト、リダイレクト テストなどを実施して最適なパターンを見つけ出します。

参考:オプティマイズ 360

Google検索広告 360

ディスプレイ広告、検索連動型広告、ソーシャル広告などの広告を一括管理して、高度なレポーティングにより広告出稿の正確な判断ができるプラットフォームです。Google検索広告に高頻度に出向しているユーザーには大変役立つツールです。

Googleデータスタジオ 360

集めたデータを分析して、レポートを作成するBIツールです。データは集めただけでは無意味で分析してこそ、新しい気付きや価値が生まれます。

Googleディスプレイ&ビデオ 360

クリエイティブ、分析、デジタルチームを一元管理できるので業務効率の向上とデータの利用促進が期待できます。部門ごとに分かれているチーム間であってもGoogleディスプレイ&ビデオ 360によって横のつながりができてチームに一体感が生まれます。
参考:
ディスプレイ&ビデオ 360

中規模以上でWebマーケティングに本腰を入れたい企業に最適

Google Marketing Platformは、データの分析やWebサイトの管理・改善に強いサービスです。Google Analytics 360で得たデータを他のツールで分析し、改善点などを生み出すので、WebマーケティングにおけるPLAN、DO、SEEはすべてGoogle Marketing Platformで実現できます。Webマーケティングに力を入れていて、今後もさらにWeb市場を伸ばしていきたい考えを持つ大手企業に最適なツールです。

Google Marketing PlatformやGoogle Analytics 360は有料なのでGoogle Analyticsに慣れてしまっているユーザーは、有料でWebマーケティングを行うことに違和感を感じるかもしれませんが、大事なのは正確なデータと正確な分析です。正確な情報をもとにしたWebマーケティングが必要であれば、サービス導入が新たな施策の打ち手をもたらすこともあるでしょう。