ナーチャリングの手法

最後に具体的にリードナーチャリングにはどのような手法があるのか見ていきます。
ここではリードナーチャリングで主に利用されているコンテンツマーケティングメルマガ配信、セミナー、SNS、の4つをご紹介します。

コンテンツマーケティング

リードナーチャリングはもちろん、リードの獲得の手段としても非常に有効な手段なのがコンテンツマーケティングです。
改めて説明する必要がないほど広く浸透したマーケティングの手法ですが、実際に効果的なコンテンツマーケティングを展開している企業は多くありません。
コンテンツマーケティングが実施に至らない大きな要因としてはリソース・コストの確保が難しいという点が挙げられます。
コンテンツを内製するのであれば自社サービスの知識とコンテンツマーケティング、時にはSEOの知識を持ったスタッフのリソースを割り当てなければいけません。
外注するとしても、もちろん費用の確保をしなければいけませんし、必ずしも期待しているクオリティのコンテンツが作れるとは限りません。
しかし、そういったハードルを越え、効果的なコンテンツマーケティングを展開することができれば、リードの獲得・リードの育成どちらともに非常にいい影響を及ぼします。

メールマガジンの配信

「いまさらメールマガジンを送っても誰も読まない」という認識は正しくなく、現在でもメールマガジンを元に顧客の獲得を実現できている企業は多くあります。

メールマガジンをきちんと読んでもらうことがベストではありますが、メールが開封されなくてもメールのタイトルで社名を覚えてもらう意図もメールマガジンにはにはあります。
サービスに直結しないような内容であっても、リードの育成のために有益な情報を発信しているメールマガジンは開封率も高くなります。

セミナー

セミナーもリードナーチャリングの手法として非常に有効です。
先ほどにリードナーチャリングは能動的に情報を取得すると紹介しましたが、リードナーチャリングの手法の中でも、もっとも能動的な行動がセミナーへの参加です。
無料・有料という料金の壁はさほど大きくなく、セミナー会場まで足を運んでセミナー講師の話を聞きに行くというのは非常に意欲の高いリードということですので、情報提供はもちろんですが、顧客に近いリードへのアプローチという観点で見ても有効なのがセミナーです。

SNS

最後にSNSです。
SNSでは気軽に情報を発信できるので実施のハードルは低いですが、多くの人に見てもらうにはそれなりの時間を有する場合が多いです。
しかし、SNSは今まで紹介してきた3つの手法とは異なり、能動的に情報を探してもらうこともできますが、一度フォローしてもらうことができればその後は受動的に情報を届けることができるようになります。
また、コンテンツマーケティングにおける記事公開やセミナー開催の告知などもSNSでは可能ですので、SNSのみではなく他の手法と組み合わせると効果が大きくなります。

まとめ

リードナーチャリングは獲得したリードを顧客にするためのプロセスと、インサイドセールスにおいて重要なポイントです。
目に見える営業を嫌う傾向の強い現代においてリードナーチャリングは顧客を獲得するには非常に有効な手法で、リードの獲得も同時に狙える手法も存在します。
リードナーチャリングをより効果的にするためのマーケティングオートメーション(MA)ツールなどもありますので、ぜひ活用してリードナーチャリングを効率的に進めましょう。