費用を抑えるポイント

ここからは、費用を抑えるポイントについてお伝えしていきます。
費用対効果を上げるためのポイントとしては以下のようなものがあります。

  • 必要のないキーワードの除外
  • 品質スコアの向上
  • キーワードごとの予算配分
  • ロングテールキーワード
  • 配信先の限定
  • マーケティングの活用
  • Facebookの活用

ひとつずつ解説していきます。

必要のないキーワードの除外

広告を出稿し始めて間もない頃は、必要のないキーワードにも広告の表示がされてしまうことがあります。ユーザーにとって必要ない広告であれば、仮にクリックされたとしても最終的なコンバージョンには繋がらず、費用だけがかかってしまいます。そのため、除外するキーワードを登録しておくとよいでしょう。

たとえば、英会話の教材に関する商品を扱っているのであれば「外国語 種類」「国 言語」といったキーワードです。このような関連性は少しあるものの、購買には繋がらないようなものは除外登録しておく必要があります。

品質スコアの向上

先ほどお伝えしたように、1クリックあたりの単価品質スコア広告ランクなどによって決定されます。品質スコアは検索ワードと広告の関連性であり、広告のクリック率やWebページの使いやすさが影響してきます。

つまり、ごちゃごちゃしすぎないユーザーが利用しやすいコンテンツ作りもリスティング広告には必要と言えます。品質スコアの向上は広告費に大きく影響してくるため、このような外堀を埋めていくような戦略も必要です。

もちろん、品質スコアの向上に力を入れていくと自然とコンバージョン率も上がっていきます。コンバージョン率は成果にとって大きな影響を及ぼす部分なので、ぜひ力を入れてみてください。

キーワードごとの予算配分

リスティング広告をスタートしたばかりはおそらくすべてのキーワードの費用単価を揃えることになるでしょう。

しかし、運用を続けていくうちにキーワードによって差が出てくるものです。たとえば、成約が見込めるのに表示されない、反対に成約が見込めないのに上位表示されている、といったこともあります。そうなると無駄が発生してしまっているケースもあるので、しっかり分析を行いキーワード単位での予算配分をして行く必要があります。

ロングテールキーワード

コンバージョンはロングテールキーワードでも獲得できます。

ロングテールキーワードとは、検索ボリュームがあまり多くないもので、クリック単価も安くなる傾向があります。
たとえば、以下のようなものです。

  • 「東京 居酒屋 安い」
  • 「東京 居酒屋 おすすめ」
  • 「東京 居酒屋 おすすめ 30代」

このように3~4個のワードで構成されるもので、より狭まったユーザーに対して広告の表示を行います。ターゲットが狭まれば狭まったぶんだけ需要に寄り添った広告になるので、ユーザーはアクションを起こしやすくなる傾向があります。

配信先の限定

配信先を限定することも大切です。

たとえば、大阪に限定したサービスの場合、関西圏以外の地域に広告を配信したとしてもその効果は低くなってしまいます。配信する地域や時間デバイスを確認し、必要のないものはなくしていきましょう。

リマーケティングの活用

マーケティングリスティング広告を行うにあたって有効な手段です。
マーケティング広告は、すでにサイトに訪れたユーザーに対して広告を配信していきます。それにより、低いクリック単価でのコンバージョン率上昇も見込めるでしょう。

また、一度サイトに訪れているということからすでに商品やサービスに対して興味があることがほとんどです。興味があるユーザーに対して背中を押すような、効果のあるリマーケティングはぜひ活用してみてください。

Facebookの活用

Facebook広告は固有名詞の検索回数が増えるので、リスティング広告との相性も良くなります。Facebook広告リスティング広告の組み合わせによって、費用対効果を最大限にできるケースもあります。

しかしその一方で、商品やサービスによってはあまり効果が出ないことも。
最初は費用やリソースを投資しすぎず、効果があれば継続するくらいでもよいでしょう。