マイナンバーカードでキャッシュレス決済ができるように!マイナンバーカードの普及の一助となるか?
2019年10月から消費税が10%に引き上げられました。それに伴い、キャッシュレス決済が定着しています。キャッシュレス決済は、会計時の手間の削減やポイント還元などもあり、これからも利用していきたいと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、キャッシュレスポイント還元事業の恩恵を受けられるのは2020年6月30日までです。
そこで今回は、そのキャッシュレスポイント還元事業の恩恵に変わるようなマイナンバーカードを利用したキャッシュレスについて解説していきます。
マイナンバーカードでキャッシュレス決済ができる!?
マイナンバーカードでのキャッシュレス決済と聞いてもあまりピンとこない方も多いのではないでしょうか。マイナンバーカードの発行率は14%程度となっており、実際に利用している方はあまりいないと言えるでしょう。
マイナンバーカードでのキャッシュレス決済はマイナポイントというポイントが貯まります。このポイントを利用して、普段と変わらず買い物が行える仕組みです。マイナンバーカードでのキャッシュレス決済を行うためには、マイナンバーカードを取得しなければいけません。発行には1ヶ月程度かかってしまいます。
また、マイナンバーカードを取得し制度を利用するためにはマイキーIDの設定が必要です。どちらにせよマイナンバーカード自体はすべての国民に割り振られているものなので、これを機にカードを持っておいてもいいかもしれません。
参考:
ポイント25%還元 マイナンバーカードは作るべき?|マネー研究所|NIKKEI STYLE
2020年マイナポイントが還元される(25%還元)
2020年9月からマイナポイントが還元されるようになります。その還元率は25%と非常に高いものです。マイナポイントの申し込みは2020年7月から開始され、実際の運用は2020年9月から2021年3月末予定しています。(2020年1月現在)
現段階ではまだ、マイナポイント制度を利用できる人や使える店舗においてはこれから詳細が決まっていくようです。
参考:
ポイント25%還元 マイナンバーカードは作るべき?|マネー研究所|NIKKEI STYLE
普及させる目的とは?
マイナンバーカードを利用したキャッシュレス決済を普及させる目的は大きく3つあります。
- マイナンバーカード所持の促進
- 社会保障をマイナンバーカードを使って充実させる
- オリンピック後の景気冷え込みへの対策
なるべく多くの国民にマイナンバーカードを所持してもらって公共サービス利用を便利にしつつ、景気対策をするという意味合いです。
マイナンバーカード所持の促進
先ほどお伝えしたように、マイナンバーカードを所持している方は多くはありません。所持していないとしても、そこまで生活に大きな影響がないというのが正直なところでしょう。
しかし、マイナンバーカードを持って活用していると実は便利なこともあります。
意外と知られていないメリットですが、ここからはそのメリットについて解説していきます。
参考:
悔しいけど、マイナンバーカード作ったら色々便利だった【いつモノコト】-Impress Watch
オンライン本人認証時の手間が少なくなる
インターネットを通じてサービスの申し込みをする場合オンライン本人認証が求められる場合があります。ほとんどのオンライン本人認証は免許証があれば問題がないケースがほとんどです。しかし、必ずしも国民の全員が免許証を持っているわけではありません。
そのような場合は、免許証とほぼ同等の使い方ができるマイナンバーカードを活用しましょう。マイナンバーカードがあれば他に保険証や住民票などを用意する必要がなく、一枚で本人認証が可能です。
コンビニで住民票や印鑑証明書が入手できる
マイナンバーカードがあれば、コンビニで住民票や印鑑証明書の入手できます。住民票や印鑑証明書は賃貸契約や大きな買い物の時には必要になる書類です。発行する際に役所に足を運ばなくてはならないことに面倒を感じることも多いのではないでしょうか。
しかし、マイナンバーカードがあればセブンイ-レブンやファミリーマートなどの大手コンビニでこれらの書類の即時発行が可能です。取り寄せや後日配送のように時間がかかることもありません。
取得する操作自体も簡単で、店内に置いてあるマルチコピー機を使用し画面の指示に従うだけです。
マイナンバーカードを使って社会保障を充実させる
マイナンバーカードの活用によって社会保障の充実にもつながっていきます。
ただこの取り組みはまだ具体的なものは決まっておらず、令和3年3月からの利用開始を目指しているようなスケジュールです。今考えられている大きなメリットの一つとしては、マイナンバーカードが健康保険証としてずっと使えるということです。
一般的に健康保険証は転職や引っ越しをすると何かと手続きが必要ですが、そのような手続きが一切不要になります。さらに、医療保険の資格確認がスムーズになったり、医療に関係する書類の窓口への持参も不要になることが考えられます。
他にも、自分の薬剤情報や特定健診情報の確認もできるようになるので、健康管理や医療の質の向上が期待されています。
参考:
マイナンバーカード活用のポイント還元、'20年9月開始。デジタル政府推進 - Impress Watch
オリンピック後の景気冷え込みへの対策
マイナンバーカードを利用したキャッシュレス決済は2020年の9月から運用されていく予定です。その前には現行のキャッシュレスポイント還元事業の終了と東京オリンピックが立て続けにあります。
特にオリンピック後は景気の冷え込みが懸念されており消費者の財布のヒモも固くなってしまうでしょう。マイナポイントの25%還元はちょうどその頃に合わせています。
消費者の負担をなるべく少なくして景気の停滞を防ぐことが、マイナンバーカードのキャッシュレス決済の目的のひとつでしょう。
マイキーIDの設定・登録方法
実際にマイナポイントの恩恵を受けるためにはマイキーIDの設定をしなくてはならないとお伝えしました。ここではマイキーIDの設定や登録方法を解説していきます。
用意するもの
まずは、マイナンバーカードを用意しておきましょう。他にも、AndroidやiPhoneであれば専用のアプリをインストールします。
また、パソコンの場合だと対応するICカードリーダと「マイキーID作成・登録準備ソフト」のインストールが必要です。
マイナンバーカードの読み取り
スマートフォンの場合はアプリを起動して「マイキーIDの発行」からマイナンバーカードを読み取るだけです。
パソコンの場合は、こちらから
「マイキーIDの発行」をクリックし、ICカードリーダーで読み取る必要があります。
暗証番号の入力
マイナンバーカードの読み取りをした後、マイナンバーカード受け取り時に設定した、数字4桁のパスワードを入力します。
ここで正しく入力が完了すれば、あとは自動でマイキーIDが設定されます。
設定されると2020年7月以降、付与を希望する決済サービスの選択が可能です。
参考:
マイキーIDの登録方法 | マイナポイントの取得・利用まで | マイナポイント事業
マイナンバーカードを有効活用してみよう
マイナンバーカードは今までそのメリットを実感していたという方は多くないでしょう。
しかし、実際に2020年の6月には現行のキャッシュレスポイント還元事業は終了してしまいます。そう考えるとマイナンバーカードの有効活用も含め、キャッシュレス決済での利用も検討してみるきっかけにはなるのではないでしょうか。
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- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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