アパレル業界のバリューチェーンをシフトさせる

ferret 飯高:アパレル業界のバリューチェーンを人工知能ベースのものへとシフトすると、どういったことが起こるのでしょうか?

渡辺氏:アパレル業界はとても在庫が多い業界です。これは他の業界と比較すると顕著に現れていて、かなり問題となっています。これには「モノづくり」と「売り方」の2つに問題があると考えています。

モノづくりでは、どの商品が売れるかわからないため、デザイナーが作りたいものを色々作り、商品が多品種になってしまい、ユーザーと出会いにくくなってしまっている状態になっています。出会いにくくなっているため、売れないまま在庫になってしまっている。

先ほどお話したように人工知能を活用してユーザーをもっと理解し、マーケットにフィードバックしていくようにバリューチェーンをシフトさせることができれば、ユーザーがほしいと思うものを作って販売していくことができます。そうすれば、在庫の数も減らすことができるため、資源の無駄もなくなると考えています。

「SENSY」の今後の展開

ferret 飯高:「SENSY」は今後どのようになっていくのでしょうか?

渡辺氏:いまは人工知能の技術が差別化要因になっていますが、将来的にはそれだけでは厳しくなってくるので、ユーザーを理解して情報を引っ張ってくることについて強化していきたいと考えています。

そのためには、ファッション以外の領域でもソリューションを提供してデータやノウハウを蓄積したり、味覚のようないままでにはないデータをデータ化するところなどにもアプローチしていきたいですね。

ferret 飯高:個人に最適化させた提案がより重要になるヘルスケアやスポーツなどとも相性が良さそうですね。

渡辺氏:そうですね。ヘルスケア、スポーツ、メディカルといった分野は特化したウェアラブルデバイスも登場してきているので、データ化も進んでいくと思いますし、十分可能性がありますね。

人工知能とマーケティング

ferret 飯高:色々と人工知能が持つ可能性についてお話を伺ってきました。最後に、人工知能はマーケティングにどのような影響を与えると考えているかを聞かせていただきたいと思います。

渡辺氏:これまでのマーケティングは、クッキーデータを元にリターゲティングを実施することなどが中心でした。人工知能が発達すればよりユーザーパーソナルに情報を届けることが可能になります。そうなると、広告ユーザーが求めている情報を提供することにより近づけるはずです。

私たちも新しいデジタル広告の配信プラットフォームを作ろうとしています。マーケティング領域においても、人工知能が入ることで変革が起こる余地は十分にあると考えています。

ferret 飯高:ありがとうございました!

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