ハイブリッド広告は、周知とCVを両方達成できる広告

広告には大きく分けて4つの種類があります。

  • 認知してもらうための広告
  • Webサイトに来てもらうための広告
  • CV(コンバージョン)を達成させる広告
  • ハイブリッド広告

簡単に説明すると、ハイブリット広告は上記の2番と3番を同時に達成させることができる広告です。つまり、集客を行いつつ販売も同時に行えるため、今までのようにどちらか一方に偏った広告戦略を行わなくてもよくなります。

ハイブリット広告は種まきの部分とCVの間で両者の良いところを上手く掛け合わせているので「ハイブリット」と言われています。

参考:
コンバージョンと見込み顧客へのリーチを両立させる「ハイブリッド広告」がさらに重要に。2019年以降の運用型広告を支える新たな広告戦略とは。

コンバージョンと見込み顧客へのリーチを両立させる「ハイブリッド広告」で成果がでる、予算配分・成果指標・クリエイティブの考え方

ハイブリッド広告のメリット・デメリット

一見、集客とCVを同時に実現できるハイブリット広告はメリットしかないように思いますが、どの広告にも一長一短は必ずあります。メリットを理解して上手く活用しつつ、悪い部分も理解した上で活用することで無駄なロスはなくなり、より効果的にCV達成に繋がります。しっかりとメリット・デメリットを認識しておきましょう。

ハイブリット広告はクリック単価が安価

ハイブリッド広告のメリットは、クリック単価を低く抑えて広告を出せることです。1クリック10円~50円程度で運用が可能です。広告費に費用をかけられない企業や、個人で広告運用を考えている人には有難いですね。クリック単価が低ければ、CVに繋がる回数が少なくても痛手を追うことはありません。
また、CVに繋がらなくてもそこで運用したデータをもとに次の広告戦略を行うことができるため、費用を気にせず効果測定が可能です。

成約率が低くなることもある

デメリットとしては、直接CVに繋がるユーザーにアプローチができないため、成約率が低くなることがある点です。
この広告の特性上、アプローチする層が見込み客層なので、リスティング広告のように意思を持っているユーザーに商品やサービスを薦めることができません。広告運用を代行されているマーケターの方は、クライアントからお客様の質が低いと言われるかもしれないので注意が必要ですね。緊急性のあるCVが必要な場合は、他の広告運用をおすすめします。あくまで効果測定や、データ収集を目的に利用してみてください。

参考:コンバージョンと見込み顧客へのリーチを両立させる「ハイブリッド広告」で成果がでる、予算配分・成果指標・クリエイティブの考え方

ハイブリッド広告の運用時の注意点

メリットとデメリットをお伝えしましたが、いざ運用する際は一つ注意しなければいけないことがあります。それは費用面についてです。
先程クリック単価を安価で抑えられるとお伝えしましたが、Webサイトへの流入とCVを同時に実現するためには、クリック単価10円の広告を何万回もクリックさせなければ効果はないでしょう。最低でも月に50万円以上は広告費が必要になってきます。例え効果測定でも10万円以上の費用は見込まなくてはいけません。

ある程度今までのマーケティングで得たデータで見込み客を予想できますが、広告で一定数検証を重ねることで長期的に見るとCV獲得を効果的に行えます。テレビCMなどの大体的な広告は千万単位の広告費が必要なので、そう考えると数十万円の投資でCVに繋げられるようになったことは、今までの歴史を振り返ると大きな変化だと言えるでしょう。

参考:コンバージョンと見込み顧客へのリーチを両立させる「ハイブリッド広告」がさらに重要に。2019年以降の運用型広告を支える新たな広告戦略とは。