中長期的に考え、今後していきたいことは?(社会に必要とされる会社になるためには?)

森川氏:世の中を元気にする=元気になるメッセージを伝えること。
世界中を応援するとか、笑顔でいるとか。それだけで、結構明るく楽しく行きられるんじゃないかと。世界中に笑顔があふれるような、素敵な人とか素敵なサービスをバンバン出して、素敵な人を増やしたい。

青野氏:サイボウズはチームワークにこだわっていきたいです。
チームワークにこだわれば楽しく生きられるんじゃないかと思ってます。
たとえば、スポーツをする時m100M走で1位を取ったらそれはそれで嬉しいです。でもリレーで勝ったらもっとうれしくないですか?自分の役割を果たして貢献して切磋琢磨して感謝してそこに人は幸福を感じるのかなと。

幸福は感謝に宿る。「貢献=感謝」、からチームワークに繋がっていく。

ただこれは僕がやりたいこと、僕だけが思っていることなんです。メンバーは違うかもしれない。
会社は継続してなんぼと言われるは、そうでもないんじゃないかと疑ってます。
僕が死んだら解散でいいんではないかと思います。で、次の世代が次の会社創ったらいいなと。

佐野氏:面白いですね。すごい本質的なところをついてきますね。
会社が永続すべきかってとこってすごく難しいですかね。

そもそも会社ってミッションを達成すれば解散すればいいんじゃないかと。
でもその定義がすごくあいまい。なのにすごく強い権利がある。「法人」ですからね。ほぼ人と同じ権利が許されてる変な人格。

僕は、クックパッドを始めて、会社という形態にしたのも、ゴールは全ての人が日常で料理を楽しんでる世界にするためなんです。
「作る人に増やす」に繋がっていて。食に対して主体性を持って欲しい。そこを徹底的にやって、それが当たり前に行われる世の中にしたい。

始めた時、多分100年ぐらいかかるかなあと思ったんですが、そんなに活きてられない。
だから会社という形態を選び、一部の人が所有するのではなく、パブリックに所有されるものにしたいなと。
いま10数年やってますけど、まだ1%も達成してないんであと1000年ぐらいかかるかなっていう状況なんですけど。

柳澤氏:個人的なものと会社的なものがあります。
会社に関しては去年上場した。1つ問われるのが、上場したから面白くなくなるんじゃないかと。

クリエイティブと経営を両立できるのかと。

それって社会貢献と利益を出すことを両立できるのか、という問いと同じなので、そこに関してはチャレンジしていきます。
株式という仕組みを使って、色々おもしろいことをしたいなと。

あと、面白さを追求している企業の宿命なんですが、ギャグ漫画もそうなんですけど短命に終わるんですよね。
とんでもなく面白いことバーンとやっちゃうとしんどいので、徐々にやっていこうかなと。

そこで、去年、社員全員人事部にしました。
そしたら採用コストが30%下がりましたね。それを株主にも波及させてます。

会場の皆さんへ一言

柳澤氏:皆さんすごい難しいことにチャレンジしてるなあと。感想です(笑)
会場に来られている方どんな方かわからないので特に言うことないです。

佐野氏:最近すごいくやしいんですよ、あいつ、イーロン・マスク。
あれが日本から出てないのが悔しい。
人材だって資金だって技術だって日本にあるのに。悔しいんですよね。今ある道具で徹底的に戦うこと。道具で改善できるおじいちゃんに一緒になれたらいいなあと。

青野氏:やっぱりやりたいことをやるのがいいんだろうなと。LINEの元社長が今このタイミングでこういうとこに出るってすごくないですか?
自分が本当にやりたいことってなんだろうと改めて思いましたね。

森川氏:大勢の人を幸せにしたいといえ動きに、お金や人が集まると思うんです。
思いに強く共感してくれれば人は手伝ってくれますからね。