Deepl(ディープエル)とは?Google翻訳より高精度?
Google翻訳を使っているけど、時々意味がよく分からない翻訳になってしまった経験はありませんか?実際、筆者もGoogle翻訳でうまく翻訳できないことが多々あり、毎回困っていました。そんな中2017年8月にリリースされた高精度翻訳ツールが「DeepL」です。
しかし「DeepL」というツールは聞いたことがない方や使ったことがない方は多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、高精度な翻訳ツールを探している方へ向け「DeepL」の機能について解説します。デメリットも記載しているので、Google翻訳と比較しながらご一読ください。
DeepLは高精度の翻訳ツール
引用:DeepL公式サイト
「DeepL(ディープエル)」はドイツに本社をおく言語AIシステムを開発する企業DeepLが開発した翻訳システムです。社名をそのまま製品名にしています。
高精度な翻訳ツールとして2017年にリリース。その後、BtoB向けの有料版「DeepL Pro」をリリースし、日本では2020年6月より利用できるようになりました。
高度な翻訳を実現しているのは、自社開発のオンライン辞書ソフト「Linguee」が関係しています。Lingueeはフレーズ単位で翻訳文を検索できる独自のアルゴリズムを使用しています。そのアルゴリズムによって、DeepLの特徴である自然で滑らかな翻訳を実現しているのです。
*一度に翻訳できる最大の文字数は5,000文字以内になっています。*また、画像ファイルの挿入位置やフォントスタイルを変えずに記事や資料をそのまま翻訳可能です。
対応しているファイル形式はマイクロソフトワード(.docx)とパワーポイント(.pptx)になります。ファイルをそのままインポートするだけで、選択した言語に翻訳できます。
このようにまだリリースされて数年しか立っていない「DeepL」ですが、現在非常に注目されているツールです。
では、なぜDeepLが注目されているのか次の項目で解説します。
DeepLが持つ驚くべき翻訳性能とは
DeepLがGoogle翻訳よりも優れているとされる点は主に2つあります。
- 自然な日本語表現
- 翻訳スピード
上記2つの性能は、DeepLの特徴ともいえる部分です。
では、どのように優れているのかご説明していきます。
自然な翻訳をしてくれる
まずDeepLの魅力として、意図は変わらずに自然な文章に翻訳できる点です。
Google翻訳を利用したことがある人はわかると思いますが、Google翻訳で訳されたものはどこかかたい文章になりがちです。しかし、DeepLの場合は自然な感じで訳されるため、より砕けた表現で翻訳したい時は非常におすすめになります。
例えば「I hava a dream」と入力した場合、2つの翻訳ツールでは以下のように訳されます。
- Google翻訳:私には夢があります
- DeepL:夢がある
どちらも同じ意味ですが、DeepLの方が自然な感じで訳されているのではないでしょうか。
またDeepLの優れている点は、慣用句などを入れた原文も訳せます。たとえば「cut corners(手を抜く)」という慣用句を使用してみましょう。2つのツールに「Do not cut corners」と入力してみると、以下のように訳されました。
- Google翻訳:角を切らないでください
- DeepL:手を抜いてはいけない、手を抜いてはならない
上記からわかるように、Google翻訳では慣用句を変換することは難しいです。しかしDeepLであれば日本語の慣用句もしっかりと翻訳してくれます。ただしすべての慣用句が適切に変換されるわけではないので注意してください。
このように、DeepLは非常に滑らかで自然な日本語になるようにさまざまな言葉を翻訳できるでしょう。
翻訳スピードが速い
2つ目のポイントは、翻訳スピードが非常に速い点です。DeepLは左側の原文入力スペースに翻訳して欲しい文章を入力、もしくはファイルのインポートを行います。その際、1000文字程度の文章なら約5秒ほどで翻訳されます。
事実、今回の記事で「自然な翻訳をしてくれる」の部分(約600字)を変換したところ2秒ほどで翻訳できました。テキストに文字を打ち込んでいくスタイルだと、ほぼリアルタイムに翻訳されます。つまり、この翻訳スピードを活かせばオンライン会議などで画面共有をしながらDeepLでの会話が成立するでしょう。
高精度の変換性能があるので、英語やスペイン語などの外国語が話せなくてもスムーズに会話を進められるのではないでしょうか。
高い翻訳性能はあるが使い勝手はまだまだ
ここまでDeepLの優れた性能を紹介しましたが、リリースから日が浅いということもあり「ここはちょっと使いにくいかもな」という点がいくつかありました。
メリットばかりをお伝えしてもいけませんので、ここではDeepLのデメリットの部分を解説します。筆者が実際に利用してみて気になった部分ですが、これから改善される可能性は非常に高いです。そのため、参考程度に読んでください。
和製英語に対しての翻訳ができない
日本特有になりますが「和製英語」に対してもの翻訳性能はまだ不十分と感じました。
例えば「ビジネスマン」とDeepLに入力すると、そのまま「bisinessman」と翻訳されてしまいます。正しい英語表記は「business Person」もしくは「business People」です。もしそのまま海外の方にメールなどを送ってしまうと、意図が伝わらない可能性が高いでしょう。
そのほかには「キャッチフレーズ」という和製英語も、DeepLに入力するとそのまま「catchphrase」と翻訳されました。本来であれば「catch-word」などが正式です。
このように和製英語に対しての翻訳は、今後の機能改善に期待する必要があるでしょう。
モバイルアプリ化をしていない
DeepLはPC上のアプリ化はされていますが、モバイルアプリ化ができていないのが気になるポイントです。
WindowsとMacに対応しておりPCにはWebアプリがあります。しかし、モバイルアプリ化がされていません。そのためスマートフォンでDeepLを利用する場合は、ブラウザから公式サイトへアクセスすることで利用できます。
今や世界中でスマートフォンが当たり前に使われる時代です。そのため、スマートフォンでアプリから気軽に翻訳をできないのは、使い勝手が悪いと感じられる方は多いでしょう。
ただ、モバイルアプリ化に関しても今後リリースされる可能性は十分あります。
対応言語数がまだまだ少ない
3つ目は、対応言語数が11か国(2020年8月現在)なのも気になる部分です。他の翻訳サービスと比較すると対応言語数は十分ではないように感じます。現在DeepLでは、以下の言語に対応しています。
- 英語
- 日本語
- 中国語
- ドイツ語
- ロシア語
- フランス語
- スペイン語
- イタリア語
- オランダ語
- ポルトガル語
- ポーランド語
ちなみにGoogle翻訳で対応している言語は108言語(2020年8月現在)です。DeepLと比べると圧倒的に多くの言語に対応しています。
対応言語に関しても、今後はさらに追加される予定であるとDeepLで紹介されているので問題ないでしょう。
これからのアップデートに注目
今回はDeepLについて、性能やデメリットについて解説をしました。DeepLは自然な文章に翻訳できる高い翻訳精度を持ち合わせており、Google翻訳よりも優れている点が多いです。
さらに、テキスト入力であればリアルタイムで翻訳でき、ファイル形式なら数秒ほどで翻訳が可能です。
ただ、モバイルアプリ化や対応言語数に関してはGoogle翻訳に軍配があがるでしょう。
しかし、サービスをリリースした2017年8月以降から急速に利用者は増えています。この勢いであればさらにUIが改善され、これまでのデメリットはなくなっていく可能性が高いです。
翻訳精度が高いDeepLは、今後のグローバルビジネスでは頼りになる存在です。記事を参考に、ぜひDeepLを利用してみてください。
関連記事
DeepL、日本語有料版をスタート、月額1,200円から
DeepLが6月16日、翻訳サービス「DeepL」の日本語有料版「DeepL Pro」の提供を開始した。「DeepL Pro」では、データ保護、文字数制限なしの翻訳、API機能などが利用できる。
スマホでカンタン翻訳!オススメの無料翻訳アプリ10選
今回は、スマートフォンで使用するならオススメの無料の翻訳アプリ10選をご紹介します。 便利なアプリをインストールしておけば、英語に限らず日本語以外の言語で書かれた記事などが読みやすくなることはもちろん、自分や企業が発信する情報を日本語以外の言語に翻訳する際の手助けにもなりますので、ぜひ使用してみてはいかがでしょうか。
WordやPDF文書の英文を一瞬で翻訳する方法
Google翻訳を使ってWordやPDFといった形式で書かれた英文資料を一瞬で翻訳する方法を紹介します。英文資料が読めなくて困っているという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- BtoB
- BtoBとは、Business to Businessの略で、企業間での取引のことをいいます。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- フォント
- フォントとは、同一の特徴を持った文字の形状を一揃いでデザインしたものです。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- UI
- UIとは、ユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、ユーザー(使い手)とデバイスとのインターフェイス(接点)のことを意味します。
おすすめ記事
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング