普段はこれだけ見ればOK!

次は日々の運用について説明します。上記の設定で準備は整っていますので、日々のチェックもたった1分ですみます。
出社して、メールチェックやFacebookの確認などと同様に、さくっとホームページのアクセス状況を把握していきましょう。

<STEP 1>お気に入りから再度アクセス

お気に入りから、Googleアナリティクスを選びます。

このとき、日付は設定した当時のままになっています。

<STEP 2>昨日だけの期間にする

キーボードの[D]を押し、つぎに[Y]を押します。

続けて押したり、同時に押したりしてはいけません。D、Y、とポチポチと押します。すると、日付が昨日に変わっているはずです。

これは日付を変更する便利ワザで、昨日のみのデータにするボタン操作になります。Yはイエスタデイのワイです。

[D][T] 今日(T=トゥデイ)
[D][Y] 昨日(Y=イエスタデイ)
[D][W] 今週を含まない先週(W=ウィーク)
[D][M] 今月を含まない前月(M=マンス)

便利ボタン操作は、このように覚えやすくなっています。

<STEP 3>レポートをチェックしましょう

たったこれだけで準備完了です。
どういうキーワードから訪問があり、どのページから見始められ、どれくらい成果があがったのかがわかるレポート画面を閲覧できるようになっています。

赤丸で示されている部分が、訪問の状況です。ユーザーがどのようなキーワードで検索し、どんなページに来たのかをチェックできます。

また、多く表示されている(not provided)ですが、これはGoogle検索で、プライバシーに配慮したキーワード匿秘状態のことを指しています。これ以上知ることはできないので、割りきって、見始めページだけをチェックするようにしましょう。

赤丸の小さいアイコンをクリックすると、実際のページにジャンプできるので、「このページからよく見られているのか」と、体で覚えていきましょう。

ふだんのチェックはこれくらいでOKです。

なぜこれだけでいいの?

準備に4ステップ、日々のチェックに3ステップ、ほんとうに簡単です。

でも、これで本当に大丈夫なの?と不安に思うかもしれませんが、心配いりません。

なぜなら、成果については前述の前提で規定したように、メールで問い合わせがきますのでメールソフトをチェックすれば成果数は把握できるからです。

ホームページ運営で重要なことは、ユーザーがどういう経緯でホームページにアクセスし、どのページから見はじめ、ちゃんと成果をあげているのか、といった一連の流れに無理がないかどうかを、日々チェックすることです。

そして、それらの確認ポイントが、前述のレポート画面に含まれていますので、これだけ簡単でもいいのです。

普段は、「今日は問い合わせメールが多いぞ!じゃあ、Googleアナリティクスはどうなっているのかな。なんか昨日と違うキーワードでアクセスされてる!!」などと認識をできていれば問題ありません。

一番大切なのは毎日見ること
毎日Googleアナリティクスを見ることで、平常値を体で覚え、異なるアクセスがあったときに気がつけるようになります。そこではじめて改善アクションが行えます。

だいたいの安定した平常値を覚えるまでは、かならず毎日チェックしてください。チェック方法自体は簡単ですが、やることが重要なのです。