ホームページにおいて、会員登録・お申し込み・資料請求などを行う際に、必ずエントリーフォームが存在します。

入力フォームでは名前・メールアドレス・住所などの細々としたデータを入力していただくのですが、入力フォームの形式によってはユーザーの離脱を多く生んでしまいます。
ユーザーにできるだけストレスをかけず、離脱の少ない入力フォームを構築するのは、入力フォームの仕組みをよく知らないと難しいことです。

離脱率をできるだけ下げようと入力フォームの改善を行ったものの、なかなか成果に結びつかない…

そのような方向けに、今回は入力フォームの改善チェックポイント8つご紹介します。契約率、離脱率を改善しきれず煮詰まっている方はぜひご覧ください。

訪問者が入力フォームで離脱するのはなぜ?

入力情報が多い。

入力する情報が多すぎる場合、ユーザーはうんざりして途中で離脱してしまいます。運営側としてはできるだけ多くの情報を取得したいものですが、ユーザビリティを優先し、不必要な情報は求めないようにしましょう。重要なことは、ユーザー目線にたつ事です。

入力方法がわかりずらい。手間がかかる。

電話番号入力画面で、「半角記載でお願いします」と書いてあるのに全角入力が可能となっており、ユーザーがいちいち入力モードを切り替える必要があったり、名前を漢字で入力するのか、カタカナで入力すればいいのかわかりづらいと感じた場合もユーザーはストレスを感じ、離脱してしまいます。ユーザーが入力する際、いかに簡単に進めてもらうかを考えることが重要です。

入力フォームの改善ポイント

上記の原因を踏まえたうえで、具体的にどのような部分を改善すればいいのかをご紹介します。

1.入力フィールドを大きくする

スマホ利用者が増えたことで、従来のパソコンと同じような入力画面では小さく見えます。誤字や脱字を確認していただくこともできるので、入力フィールドは大きめにしてみましょう。とはいえ、今ホームページに訪れているユーザーが圧倒的にパソコンが多いのであれば、そちらを優先にしたほうが良いです。

2.記入例を表示する

項目によっては、どのように入力していいのか分からない場合があります。

例:電話番号:「-」ハイフンはいるのかいらないのか?

どのように入力すれば良いのかひと目で分かるように記入例を表示しましょう。また、入力フォーマットを制限することで統一された形式でしか入力できないようにすることもオススメです。いかにユーザーを迷わせないかがポイントです。

3.入力情報が間違っている場合、どのフィールドで何が間違っているかアラートを出す

全て入力して完了ボタンを押したあと、エラー表示が出ても、どこで間違えたのかを探すことがストレスになります。
「入力間違え」や「未入力」がどこで発生しているか分かるようにしましょう。できれば、入力ミスの項目が出た場合、次の項目に行く前に入力エラーが出るような設定が理想です。

4.現在の進捗を上部に表示する

記入項目がどうしても多くなってしまう場合は、今見ているフォームを完了するために、どれくらいのステップが必要なのかが分かるようにしましょう。(例「あと◯項目」と表示させる等)

5.フォーム入力完了までの時間の目安を表示する

フォームの最初に「入力完了まで30秒で終わります」のようなガイド表記を入れましょう。
完了するまでの時間が把握できると、ユーザーはどれだけ時間がかかるのかという不安から開放され、ストレスが軽減されます。

6.広告などの離脱ポイントを入れない

フォームはユーザに情報を入力していただき、完了することが最大の目的です。目をそらせるような余計な離脱ポイントは出さないようにしましょう。

7.「キャンセル」や「リセット」など、離脱の原因になるようなボタンは設置しない

ショッピングカートでは、完了フォームまでのステップが多いため、不要な離脱ポイントは避けましょう。

8.メールアドレスの確認フィールド

会員登録時、メールアドレスのみを入力していただく形式の場合、間違ったメールアドレスを入力して送信いただいてもエラーとなり、そのまま気づかず放置されてしまうケースがあります。FerretPLUSでもメールアドレスの入力ミスによる会員登録未完了のままになってしまうアカウントが一定数いたため、メールアドレスの確認項目を設置したところ入力ミスを大幅に改善することができました。