画像・動画・VRだからこそ実現できたことは?

長田氏:画像・動画・VRを利用することによって、どのような反響が起こったか、何が実現できたのか教えてください。

秋山氏:
まず知り合いの会社が変わりましたね。今まではネット専業だったのでネット界隈の企業しか付き合いがなかったんですが、今は全く別ジャンルの企業とつながりができましたね。

長田氏:藤岡さんはいかがでしょう?

藤岡氏:
一般の広告では伝えられないことが伝えられるようになりましたね。プレスリリースを出す時も、テキストだけだったものが、動画コンテンツと連動させることでより具体的に伝えることができます。社内の各部門が連携できるようになってきましたね。

 

沼田氏:
感覚的な部分ではありますが、ソーシャルをやる以前よりは知っていただく機会が増えたかなと思います。

長田氏:ソーシャル見たよっていうお客様いらっしゃったりするんですか?

沼田氏:
そうですね。SNS見てお店に来られる方は結構います。

反省点は?

長田氏:それぞれの技術を活用する際、反省した点があれば教えてください。沼田さんいかがでしょう。FBだとクレームのようなコメントが来たりすることもあると思いますが…

沼田氏:
クレームのようなコメントをいただいたらできるだけ早く返すようにしていますね。
コメントへの対応について、カスタマーサポートが対応するのか、ソーシャルチームがいいのかで一時期ぼんやりした時期もありましたが、レスポンスの早さが重要だと思われるものはソーシャルチームで、いわゆるお問い合わせに対してはカスタマーサポートへというふうに住み分けしています。

長田氏:クリエイティブなところではどうでしょう?

沼田氏:
コンテンツのリンクをFBに投稿していたが、あまり反応がよくなかったんですよね。宣伝臭を出すと最初のころはスルーされていました。
ですので、「センスの良い友達」のような雰囲気を出して投稿しました。敢えてリンク無しの投稿もしましたね。

 

藤岡氏:
締め切りがないから難しい部分は多いなと思います。
ある程度のクオリティのものを提供できるとは思いつつ、作りこみに時間をかけすぎているかなと思うところが、反省点というか課題ですね。

長田氏:進行管理を務めるディレクターのような役割の方は?

藤岡氏:
アートディレクターはいますが、いわゆるプロデューサー的な役割はおいてないですね。

長田氏:秋山さんはどうでしょう?

秋山氏:
反省というか…失敗というふうに感じてないんで。
ダメだったらダメで見なおせばいいんです。

課題と今後の展望

沼田氏:
課題というと、情緒を重視した戦略を進めていますが、感情の動きって測れないものだから、そのような感情の揺れを可視化できたらいいなと思っています。

 

藤岡氏:
今は動画を使っていますが、より五感に訴えかけるような手段を使っていきたいですね。

 

秋山氏:
研究開発とビジネス、企業とアカデミックがうまく連携できている企業ってなかなかいないんです。
それは多分、お互いをつなぐコーディネーターがいなかったからだと思うんですね。
僕はコーディネーターとしての立場を意識しながら会社をアカデミックな方向に巻き込みながら同時に収益も上げていけるようにしたいですね。