Webサイトへのアクセスやコンバージョン率などを確認できるGoogleアナリティクスに、資格があることをご存じでしょうか。資格を取得するとIT企業への転職は有利になるのか、勉強の過程でどのような知識や技術を得られるか気になる方もいるでしょう。

ここでは、Googleアナリティクスの個人認定資格について、取得するメリットや試験内容、注意点などを詳しくご紹介します。

Googleアナリティクス個人認定資格とは

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)とは、GoogleアナリティクスのPV数やコンバージョン率、直帰率などの情報を分析し、ユーザー行動の理解を深めることができる能力を認定する資格です。

オンラインで認定試験を受けて合格すれば、Googleアナリティクスを適切に利用できることをGoogleから認められます。

認定試験を受ける前に、アナリティクスアカデミーの「Googleアナリティクス初級者向けコース」と「Googleアナリティクス上級者向けコース」の資料を読み込むことで、試験に合格できる可能性が高まります。

Googleアナリティクス個人認定資格の試験内容

出題範囲はGoogleアナリティクスの導入や設定、管理方法、基本的な仕組み、レポート作成、指標の見方、プランニングなどです。制限時間は90分ですが、所要時間は60分程度とされています。

設問数は70問で、56問(80%)以上正解で合格です。不合格になっても7日後に再受験できるため、まずは気軽に受けてみてはいかがでしょうか。

Googleアナリティクス個人認定資格を取得するメリット

Googleアナリティクスは初心者でも使いやすい操作性のため、資格を取得する意味があるのか疑問に思われる方もいるでしょう。そこで、Googleアナリティクス個人認定資格を取得するメリットについて、詳しくご紹介します。

知識とノウハウを習得するきっかけになる

Googleアナリティクス個人認定資格を取得するには、Googleアナリティクスの基礎知識やノウハウの習得が必要です。Googleアナリティクスの知識やノウハウを習得したいと思っていても、なかなか勉強する機会がなく、放置してしまっている方は多いのではないでしょうか。

Googleアナリティクス個人認定資格の取得を目指すことで、結果的に基礎知識やノウハウを習得できます。また、資格取得をモチベーションにできれば、勉強を最後までやり遂げやすくなるでしょう。

スキルをアピールできる

Googleアナリティクス個人認定資格は、Googleアナリティクスの分析スキルが高いことの証明になります。Googleアナリティクスの知識やノウハウを持つことを勤務先や取引先に伝えても、実績がなければ信用されません。

Googleが公式に認定する資格を保有していれば、勤務先や取引先から信用されやすくなります。その結果、重要な案件を任されやすくなったり、取引先から新たな案件を獲得しやすくなるでしょう。

説得力のあるプレゼンが可能になる

Googleアナリティクスの分析データを用いて新たな施策を提案するとき、認定資格を取得していれば説得力のあるプレゼンが可能になります。

認定資格を取得するために学んだ知識やスキル、ノウハウを駆使すれば、「何をすればアクセスが増えるのか」を客観的に分析できます。客観的な視点で導き出された施策は合理的で説得力があるのです。施策が成功すれば会社からの信用性が高まり、さらに説得力のあるプレゼンが可能になります。

転職で有利になる場合がある

Googleアナリティクス個人認定資格を取得するにはGoogleアナリティクスの知識やスキルを身につける必要があるため、Googleアナリティクスの知識を一切持たない人物よりは転職に有利になるでしょう。

ただし、資格を保有していても、実務経験がなければ未経験者と大して変わらない評価をする会社も少なくありません。Googleアナリティクス個人認定資格を保有していれば簡単に転職できるわけではないことを覚えておきましょう。

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