Googleとは

今や、言わずと知れた世界企業となりましたGoogle(グーグル)。創業は1996年。法人登記が翌1997年で、日本では楽天が産声を上げた年でした。

つまり18年で、この規模になるという目覚ましい進歩を遂げた、それがGoogleです。あのアップルでさえ、創業は1976年(第1号PC試作機)ですから、そのすさまじいスピード感がわかります。

参考リンクGoogle のさらに詳しい歴史:会社情報:Google

Google社、その圧倒的なスピード感の歴史

GoogleはIT企業としては、新進気鋭の企業です。アップルの試作機開発が1976年で、Google創業が1997年ですから、そのスピード感たるやすさまじいものがあります。

もちろん、その道程は平坦なものではありませんが、IT業界でこれほどまでのブランドを確立するには、羨望される活動にも注目が集まります。

本記事では、Googleの凄さをスタートアップとイノベーションについて、まとめてみました。

皆さんはどれだけ知っていましたか?

1.Googleの前身である検索エンジンBackRubでは、問い合わせ先として開発者であるラリーペイジの電話番号を記載していた

「よくある御質問」で、電話が良い場合はこちらを、という記載があります。

現在のSEOでも重要視されています「バックリンク(被リンク)」は、このBackRubからの設計思想を引き継いでいます。

参考リンクBackRubよくある質問

2.会社設立前にすでに大手IT企業から1400万円の資金調達、翌年には30億!

サン・マイクロシステムズというIT業界の大手から、法人設立申請前に、10万ドル(当時の為替平均144円で換算して約1440万円)の小切手を発行されました。検索エンジンインターネットの玄関口として注目され始めていたとはいえ凄い額です。

しかも、翌年には、約2500万ドルの出資をも受けているという(当時為替で約30億円)。当時売上はほとんど無かったそうなので、そのインパクトはすごいものです。

参考リンクGoogle のさらに詳しい歴史(1998年8月):会社情報:Google
参考リンクドル円の為替レート時系列データ(1990年代)

3.創業2年目にして有名ロックバンドのお抱えシェフを社内に向かい入れる

多くの資金調達を果たし、多言語化も展開していたGoogleでは、人材確保などの福利厚生が重要であると認識していたようです。40名の社員が審査したとのこと。

参考リンクGoogle のさらに詳しい歴史(1999年11月):会社情報:Google

4.創業4年目にして買収スキームも取り込む

Googleの凄いところはその成長スピードです。その加速度を維持するために、創業4年目にしてすでに買収を始めています。

2001年2月 Usenet社dejaを買収。現Googleグループ
2003年2月 Pyro Networks社を買収。現Blogger(ブログ)
2004年7月 Picasaを買収。現Picasa(写真投稿・共有)
2004年10月 Keyhole社を買収。現Google マップ、Google Earth
2005年3月 Urchinを買収。現Google Analytics
2006年10 YouTube社を買収。現YouTube。

5.ページランク技術は高速化にも寄与

2600万ウェブにも、ページランクページは、中規模のワークステーション上で数時間で計算することができます。

リンクがランキングに重要、という考え方の基本である「ページランク」。この技術は検索の高速化にも寄与していた、という。

ちなみに、ページランクの「ページ」はホームページからきているのではなく、開発者のラリーペイジに由来しているとのことです。

参考リンクラリーペイジがスタンフォード大学時代に書いた論文(PDF)
参考リンクGoogle の秘密 - PageRank 徹底解説