いいコンテンツを広める方法を知らない人が多い

**西井:**ferretはメディア化して順調にいっていますよね。
今は、オウンドメディアを立ち上げてもうまくいっていないところが多いと思います。いったい何がダメなんでしょうか?

**飯髙:**ブームだからという理由でやっているところかなと。それと、本気じゃないなと思いますね。立ち上げてクラウドで記事を書けばいいんでしょ、と。

後は、目的が明確に決まっていない企業が多いから、しっかり評価できていないと思います。
これって何にでも言えますが、魔法の杖なんてないんです。

**西井:**やはりコンテンツが一番大事ですよね。それなのにコンテンツに魂がない。ダメなコンテンツなんてただのゴミなのに、それが大量にあってもしょうがないですよね。
大量にあれば検索で引っかかるかというと、Googleも賢くなっていて意味のあるコンテンツしか拾ってくれない。

先日ある方が、ユーザーの悩みに本質的に答えれば、Googleは勝手に上位表記してくれるとおっしゃっていて、なるほどなと思いました。

DSC_3704.jpg

**飯髙:**読みたいと思ってもらえるコンテンツであれば、ユーザーが集まってくれて、Googleは評価してくれるわけじゃないですか。

インターネット上には、いいメディアがたくさんあると思っています。でも、みんな知らない。単純にいいコンテンツは書けるけれども、その広め方を知らない人が多いのではないでしょうか。
例えばソーシャルメディアをどう駆使して、ユーザーに触れてもらうのか。その絵を描けている人が少ないなと思います。

マーケティング担当は自社のプロダクトを好きな人がやるべき

**西井:**ferretをメディア化して1年半が経過しました。実際、苦労した部分や意外とうまくいった部分などはありましたか?

**飯髙:**苦労したことばかりですね(笑)
やはり新規プロダクトを立ち上げたことがある人、メディアをやったことがある人がメンバーにいなかったというのが一番苦労しました。

あとは、僕がチームで年齢的にもちょうど中間くらいで、途中入社だったために、少なからず外様という感じがあったんですね。その中で、マネージメントとか方針を決めていくというのが難しいと感じたこともありました。

ただ、ferretをリリースして3、4ヶ月くらい経ったときに、結果を残したということで初めて信用され、徐々にメンバーがついてくるようになりました。

DSC_3592.jpg

**西井:**外からWebの人が入ってくると、今までやってきたことがひっくり返されることもありますよね。そこを企業としてちゃんと受け入れられる土壌がないと、なかなか難しそうですよね。

**飯髙:**そこは代表の秋山はじめ、事業部役員などが気にかけて、やってくれました。

**西井:**大手企業でも、Web化しなきゃいけないということを経営者はみんな気付いているんですが、やれる人が社内にいない。かといって、いきなりWebのトップに知らない人が入ってきたら、かなり拒絶されるような気がするんです。そこに関してどう思いますか?

**飯髙:**おっしゃる通りですね。それは結果を出すしかないと思っています。

僕は、Webやマーケティングを担当する人は、自社のプロダクトを好きな人がやるべきだと思うんです。僕はメディアが好きだし、中小企業の経営者やマーケティング担当にとって信頼できるメディアにしたいと思っているんですが、その気持ちはチーム内で一番だと思っていますし、そういった意味で、立ち上げたのが僕でよかったんじゃないかなと思いますね。

今は、メンバーがferretを作っていきたいという気持ちがひしひしと伝わってきます。