地道な努力でSEOで実践した3つのポイント

臼井:
具体的にSEO対策としてどういったことをされたのですか?

宇田:
一部は以前の記事でもご紹介しているのですが、大きく分けると3つです。

過去記事:【事例公開】オーガニック流入が10ヶ月で約6倍!実施した2つの内部施策

1. コンテンツの増強
2. サイト構造の改修
3. 基礎的なSEO対策

SEOの基礎的なところからサイトの構造まで見直しました。幸い、社内にはferretのSEOを担当している青木が作ったSEOのチェックシートがありましたので、それを元に優先順位と工数を見て順番に実施していくような流れです。

シートには、meta titleタグの有り無しから、ページ表示速度までSEOのチェック項目がまとめられています。こちらを元に現状と比較して、実施の有無を確認、できていなければ期日を決めて実施していったと言います。

SEOの基本的なチェック項目に関してはferretでもご紹介しています。
参考【公開】ferretがやっているSEOに効く内部対策とは

宇田:
シートを元に実施していたのですが、見直していくと出来ていないところが多かったんです。例えば、フランチャイズの口コミがメインのコンテンツなのに、見出しやコンテンツの中に「フランチャイズ」といったキーワードが含まれていなかったこともありました。

その他にもキーワードが適切でないものもありました。詳細ページには「フランチャイズ名 × 口コミ」とキーワードを決めていたのですが、そもそも“口コミ”でいいのかということを思いました。

なぜなら、商品名なら「商品名 × 口コミ」でも分かるんですが、就職や転職でも同じように企業を調べるときは「企業名 × 評判」で検索することのほうが多いですよね? 競合調査も行った結果、やはり「フランチャイズ名 × 口コミ・評判」に変更することにしました。

そういったキーワードの再設定や、コンテンツや見出しにキーワードを含めた結果、3月頃から徐々にオーガニックセッションが増加していきました。

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宇田:
次が、コンテンツの増強ですね。元々、フランチャイズ本部のページが100文字程度のシンプルな情報だったのですが、各本部の特徴を伝えようと思った時に、情報量が少なすぎたんですね。

なので、これまで下層にあった口コミコンテンツを上の階層に繰り上げてコンテンツの増強を行なったりもしました。

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そして、3つめの一番工数がかかったサイト構造の改修は、コンテンツごとにカテゴリを振り分けて、デザインもワイヤーフレームから作りなおしました。

改修前は、全ての情報が一つのページにまとまっていたが、内容ごとに細分化することで「総合」「オーナー経験談」「加盟金収益」「本部の雰囲気」「気になる点」の計5つにカテゴリを設け、ユーザーが目的別にコンテンツを閲覧することができるほか、網羅的にリンクされた構造に改修したと言います。詳細は、以下の記事を参照ください。

過去記事:【事例公開】オーガニック流入が10ヶ月で約6倍!実施した2つの内部施策