Googleアドワーズといえば、インターネット広告の中でも代表的な広告運用・管理ツールです。
日々やらなければならない作業は山のようにありますが、広告管理・運用を行う手助けとなってくれる「Adwords Editor」を使うことで、作業効率を格段にあげることができます。

今回は便利なAdwords Editorを、さらに便利なものとして使用するために知っておきたい便利機能5選を、使用方法と合わせてご紹介します。
知っているだけで広告運用にかかる工数を大幅に減らすことができますので、ぜひ活用してみてください。

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Adwords Editorとは

Adwords Editorとは、Google Adwordsでの広告運用を効率よく行うことができる、Googleから提供されている無料のツールです。
最大の特徴は、アカウントの管理や編集をオフラインでも一度に行うことができる点です。
初期設定などの基本的な操作方法についてはferret内の以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

Googleアドワーズを使っているなら必見!Adwords Editorの基本操作

Googleアドワーズの便利機能5選

ここでは、Adwords Editorを使用するなら知っておくと便利な、意外と知られていない機能をご紹介します。

1.ラベルの設定

ラベルを設定しておくことで広告キャンペーンを簡単に整理することができるので、フィルターや検索窓を使用するよりも素早く正確にデータを抽出することができます。

step1.

1.png
まずAdwords Editorを開きます。
画面左下に「共有ライブラリ」という項目がありますので、クリックして下さい。

step2.

2.png
共有ライブラリのメニューが表示されます。
この中から「ラベル」を選択してください。
画面上部に「ラベルを追加」という項目が表示されますので、ここをクリックしてラベルを作成します。

ラベル名、広告文、ラベルの色を指定してください。
これでラベルの作成は完了です。

step3.

3.png
続いて、画面左下の「広告広告表示オプション」をクリックします。
すると作成している広告の種類が表示されますので、任意のものを選択してください。
ここでは「テキスト広告」で作成している広告にラベルをつけるものとします。

テキスト広告」をクリックすると、広告が表示されます。
ラベルをつけたい広告をクリックすると、画面下に広告を編集する画面が表示されます。
ここで表示されるメニューの中から「ラベル」を選択します。
すると「編集」という青い文字が表示されていますので、クリックしてください。

step4.

4.png
ラベルを選択する画面が表示されます。
先ほど作成したラベルが表示されていますので、任意のものを選択してください。
選択したらOKをクリックしてください。

2.削除、終了してしまったデータをAdwords Editor上に復元させる

すでに終了してしまった、または削除してしまったキャンペーンを再度復元したり新しいキャンペーン作成にデータを転用したい場合に使える機能です。
基本設定では、Adwords Editor上に削除されたり終了したキャンペーンは表示されません。
しかし表示させることで、キャンペーンを再開したり修正したりすることができます。

step1.

5.png
まずAdwords Editorを立ち上げて、画面右上に表示されている「設定」をクリックしてください。

step2.

6.png
設定画面が立ち上がります。
「ダウンロードと表示言語の設定」をクリックして「削除されたキャンペーン広告グループをダウンロードする」にチェックを入れてOKをクリックしてください。
これで完了です。

3.広告内容のテキストを置換する

季節に合わせた訴求を行いたい場合、広告の差し替えが必要になります。
通常は追加広告と削除したい広告の入稿フォーマットを作成しなければいけないので、手間も時間もかかってしまいます。
Adwords Editorを使用すれば入稿フォーマットの作成が必要なくなりますので、作業を効率化させることができます。
この方法を使用すれば、例えば「春夏の新作商品」という内容の広告文をそのまま使用して「秋冬の新作商品」に変更したい場合などに一括置換できるため、非常に便利です。

step1.

7.png
置換した広告を選択した状態で、画面上に表示されているメニューのうち「編集」をクリックし、プルダウンで表示されるメニューの中から「テキストを置換」をクリックします。

step2.

8.png
「詳細な設定」という画面が表示されます。
ここで置換したテキストを「検索するテキスト」に入力、置換後のテキストを「次に変更」にそれぞれ入力します。

テキスト以外にも、大文字/小文字の変更やURLの変更も行うことができます。

4.すべてのキャンペーンに新しい広告を追加する

すべてのキャンペーンに新しい広告を追加する場合、通常は入稿フォーマットからすべてのキャンペーン広告グループ分の行を作成して、広告の追加や更新を行います。

この方法では、広告を1つ追加する分の入稿フォーマットを作成するだけで、すべてのキャンペーンに新しい広告を追加することができます。

step1.

11.png
Adwords Editorを立ち上げて画面左下のメニューから「広告広告表示オプション」を選択します。
するとメニューが開いてテキスト広告、動的検索広告などの項目が表示されますので、変更したい広告の種類をクリックします。
ここでは、テキスト広告を変更するものとします。
画面上部に「複数の変更」というボタンが表示されますので、クリックしてください。

step2.

12.png
変更内容を入力する画面が表示されます。
画面右側の表に、タイトル広告文1、広告文2など必要事項を入力していきます。
入力したら、画面左側に表示されているキャンペーンの中から広告の追加または更新したいものすべてにチェックを入れてください。
最後に「処理」をクリックすれば完了です。

5.画像を一括ダウンロードする

Googleアドワーズに入港している画像のデータは、Adwords Editor上で一括ダウンロードすることができます。
画像のダウンロードを行うことで、GoogleアドワーズだけではなくYahoo!プロモーション広告でも同じ画像を使用することができます。

step1.

9.png
Adwords Editorを立ち上げたら、画面上部のメニューのうち「アカウント」の中から「エクスポート」を選択し「アカウント全体をエクスポート」をクリックします。

step2.

10.png
CSVファイルとしてエクスポートされます。
これで画像の一括ダウンロードができますので、そのままYahoo!プロモーションに転用することができます。
なお、ファイル名は広告名ではなく連番で番号が振られただけのものになっています。
どの画像がどの広告のデータなのかを確認することを忘れないように注意しましょう。

まとめ

Adwords Editorを使用するだけでも広告の運用・管理は非常に便利になりますが、今回ご紹介したようなちょっとした裏技のような機能を使いこなすことで、より作業効率を上げることができます。

広告の運用・管理には、日々膨大な作業量が必要となります。
少しでも作業工数を減らし、効果的な広告運用の施策を検討することに時間を割けるようにしましょう。

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