ブラウザシェア1位のChromeが独走中

前述で紹介したブラウザはメジャーなものですが、この他にも様々なブラウザがあります。以下は、現在のブラウザシェア率となっています。

<国内のブラウザシェア> (2016年5月18日 Statcounterより)
1位 Google Chrome 49.0:28.87% 
2位 Internet Explorer 11.0:27.1% 
3位 Firefox 45.0:12.9% 
4位 Google Chrome for Android:4.82% 
5位 Edge 13:3.03%

<世界のブラウザシェア> (2016年5月18日 Statcounterより)
1位 Google Chrome 49.0:45.02% 
2位 Firefox 45.0:10.69% 
3位 Internet Explorer 11.0:9.84% 
4位 Google Chrome 50.0:3.72% 
5位 Google Chrome for Android:2.15%

これを見てみると国内・世界いずれの集計でもGoogle Chromeがトップシェアであることがわかります。これらのデータも踏まえたうえでブラウザを選択する際は、5つのポイントで考えてみましょう。
 
【1】目的のWebサイトが正確に見えるか
【2】目的のWebサイトのサービスが正常に利用できるか
【3】動作は軽いか
【4】機能は十分か
【5】セキュリティ対策等のサポートは充分か

 
普段よく使うWebサイトが正常に表示され、そのサービスが正しく利用できるかということは非常に重要です。例えば国内の金融機関など、WebサイトによってWindows標準のブラウザであるIEでしか正しく表示出来ないケースもあり、その場合はIEを使わざるを得ません。

また、【3】のPCのスペックによっても選ぶべきブラウザは変わるでしょう。高スペックでソフトウェアもスムーズに動作するケースもあれば、逆に低スペックのPCでソフトウェアによって動作が重くなるケースもあり、機能も同様です。

【4】高機能が必要なケースであればそれなりのブラウザを使う必要があります。例えば、比較的動作が軽く、また大きなシェアを持っているChromeで言えばあらゆるスペックのPCでも問題ないでしょう。しかし、IEやFirefoxのように高機能で重いものは低スペックのPCではパフォーマンスが悪いため避けるべきです。

最後に【5】は、バグや脆弱性が発見された際に迅速に対応が行われるのかという点です。セキュリティ上の脅威が拡大している昨今では、PCを安心して使うためにも重要なことです。ここで紹介したブラウザであれば基本的に問題ないでしょう。

デザイナーやプログラマーは検証用に複数のブラウザを使うべき

以前はFirefoxを使う方も多かったものの、最近は圧倒的にChromeが大きなシェアを占めています。動作が軽いということと、シェアが拡大するにつれて対応せざるおえなくなったことが挙げられるでしょう。

また、今でこそシェアはChromeに抜かれてしまいましたが、やはりWindows標準ブラウザであるIEを指定するWebサービスも多く、特に金融サービスなどビジネス向けはIEが必須であるケースも少なくありません。

つまり、デザイナーやプログラマーであれば最終的には必ず複数のブラウザで確認が必須となるため、最低限上記で紹介したブラウザは導入しつつも普段使う際はChromeといった使い方がオススメです。