自社ブログを始める際、無料のブログサービスを使うか、WordPressのような独自でブログ構築できるサービスを使うか迷うところだと思います。
無料ブログは気軽に始められる反面、独自で構築するのに比べるとデザインの自由度が低く、サービスが終了してしまう可能性もゼロではありません。

ブログを長期間運営する予定なのであれば、構築に少し時間はかかりますがWordPressで作成することをオススメします。
とはいえ、いきなりWordPressを始めようとしても、どのように準備をすればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
WordPressは公式サイトから簡単にダウンロードできますが、実はそれだけではページを作成し、公開することはできません。

今回はWordPressを構築する前に準備しておくべきものをご紹介します。

1.レンタルサーバー

WordPressを使う際にまず必要になるのは、ホームページに表示する内容を置いておくための「レンタルサーバー」です。
このレンタルサーバーはいわばインターネット上の「家」のようなものです。

あなたのホームページをみたい人がこの家の中にあるものを見ることで、あなたのホームページを見ることが出来ます。
最近は価格の幅が広がっており、無料、もしくは1ヶ月100円前後という格安料金のものから、月に数万円かかるようなレンタルサーバーもあります。

ただ、レンタルサーバーはどこを借りてもWordPressを導入できるかというと実はそうではありません。
WordPressの構築にレンタルサーバーを利用する場合にはある制約があります。

レンタルサーバーは「Apache」と「MYSQL」が使えるものを

レンタルサーバー導入前には*「Apache」「MYSQL」*が使えるかどうかを確認しましょう。
「Apache」はWebサーバーソフトウェアの一種で、「MYSQL」は、データベース管理システムです。
それぞれどのような役割を果たすのかは理解しておいた方がいいものではありますが、一旦WordPressを導入する際は「ApacheとMYSQLが使えるサーバーを選ぶ」ということだけを覚えておきましょう。

この2つが使えないレンタルサーバーを借りてしまうと、WordPressを導入したくてもできません。
最近は電話で質問を受け付けてくれるレンタルサーバーも増えているので、不安な方は「Apache」と「MYSQL」が使えるかどうかを事前に確認すると良いでしょう。

2.ドメイン

サーバーを準備できたら、次は、「ドメイン」を用意しましょう。
ドメインは、インターネット上で自分のブログがどこにあるのかという住所を示す役割を果たします。

無料のブログサービスを利用する場合は、ブログサービスから自動的にサブドメインを付与されるため、自分自身でドメインを取得する必要はありません。
(独自ドメインを登録できるブログサービスも複数あります。)
WordPressの場合はドメインが自動付与されることはないため、自分自身でドメインを取得する必要があります。

ドメイン取得する際にも注意しなければいけない点がいくつかあります。

個人情報が公開される可能性がある

ドメインを取得する際には名前、住所など個人を特定できる情報を入力します。
「Whois」というサービスでドメイン登録情報が公開されているため、自分でドメインを登録すると個人情報を世界に公開してしまうことになります。
ただ、ドメイン登録を行う際に登録代行業者を利用すれば、代行業者の情報でドメイン登録することが可能です。

現在、ドメイン登録時は代行業者を利用するのが一般的であり、ほとんどの場合個人情報が勝手に登録されることはありません。
気になる方はドメイン登録時にしっかり確認しておきましょう。

Web初心者であれば、中古ドメインはできる限り使わない

ドメインは新規取得するだけでなく、既に存在するドメイン(中古ドメイン)を購入することも可能です。
しかし中古ドメインを利用する場合は、そのドメインが過去にどのような使われ方をしてきたのか調べる必要があります。

悪質なスパムサイトのように、Googleから低評価をもらってしまうようなホームページに使われた履歴があった場合、自社のホームページの評価まで下げられるかもしれません。
また、全く異なるジャンルのホームページに使われていた場合も、関連性が乏しく評価されづらくなる可能性があります。

履歴に問題があるかどうかは初心者には判断がつきづらいため、新規でドメイン取得した方がリスクを負わずにすみます。