この先、女性メディアは生き残れるのか?

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中村氏:
うちの場合は「かわいい 楽しい ちょっとヘン! 乙女にステキを贈る」というコンセプトを守っていくだけかなと思います。
いかに読者を裏切らないか。
コンセプトに沿ったコンテンツを、等身大目線で提案し続けることが重要かなと。

海野氏:
生き残れるかどうか、今からが勝負だと思っています。

PVを量産していくモデルって、もう厳しいなと思っていて。
今後の女性メディアは、ターゲットを絞って、ターゲットに向けたコンテンツを作ってブランドを形成していくしかないかなと。

PV欲しいだけなら、まとめサイト作ればいい話ですよね。
PVってカサ増しできちゃうし、ポータルに依存している部分もあります。
このままではメディアは儲かりません。

なので、プロにしかできないコンテンツを地道に作って、ブランドを作っていかなきゃいけない。
女性雑誌に比べると、Webメディアってまだまだブランド力って弱いですよね。

紙媒体に負けないくらいのブランドを作って、Webならではのコンテンツを作れば差別化もできます。
そうすることで、紙に流れていたユーザーにも見ていただけるんじゃないかなと考えています。

Webは面白いコンテンツを「発掘」していくべき

中村氏:
ウートピで、読まれるために工夫していることはありますか?

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海野氏:
いろいろありますが、1つは「知名度」よりも「発掘」だと思います。
ウェブは面白いものを発掘することはオリジナリティになりますし、ブランディングにつながるかなと思っています。

紙媒体って、オリジナルで発掘することができていると思うんですね。
一方、Webは紙媒体の恩恵に預かっているところもあります。
そこを、Webで新しく発掘していけるようになりたいですよね。

あとは、ネタの企画出しは一番力を入れています。
編集部としての企画力はとても大事ですね。

あとすごく細かいんですけど、タイトルは大事です。
クリックしやすいタイトルにするのは大事。でも煽りすぎるとブランドを毀損するので、バランスを考えながらやっています。