SEO対策をしていて最も歯痒いことと言えば、「正解がない」ということではないでしょうか。なぜなら、Googleは具体的な情報を公開しない上、公開したとしても曖昧な情報が多いからです。

以前に比べると公式での発表は多くなりましたが、それでも内容によっては推測の域を超えないような情報も多いです。

この記事では、これまでにGoogleが公式発表した、Web担当者必見のSEO関連資料や見解をまとめました。

目次

  1. Googleが実現したいSEOとは?
  2. Google検索サービス
  3. Google が掲げる 10 の事実
  4. Search Console ヘルプ
  5. 検索エンジン最適化スターターガイド
  6. 検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート
  7. ウェブマスター向けガイドライン
  8. Google developers スマートフォン向けウェブサイトの構築
  9. Google検索エンジンに関する特許(日本語訳記事)
  10. ウェブマスター向け公式ブログ 「リンク プログラムによるガイドライン違反について」
  11. Googleコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと
  12. Googleの考えを正しく理解し、サイトの掲載順位を改善

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Googleが実現したいSEOとは?

Google検索セントラル」の中で、SEOの意義について以下のように述べられています。

ウェブサイトは利用者の便宜のために構築するべきであり、すべての最適化はユーザー エクスペリエンス向上のための調整である必要があります。検索エンジンもそうした利用者のひとつであり、他のユーザーがあなたのコンテンツを見つけるための手助けをしています。SEO は、検索エンジンコンテンツを理解して他のユーザーに提示するのを助ける作業です。
引用元::検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

1. Google検索サービス

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出典:Google Search | 概要

Googleの提供する検索エンジンについて説明する公式ページです。「ユーザーが世界中の情報を便利に利用できるようにする」というGoogleの使命や、Googleのアプローチ、検索の仕組みの詳細が解説されています。

Google検索エンジンを通して、ユーザーの利便性をどのように実現させたいかの大前提となる考え方を確認できます。

2. Google が掲げる 10 の事実

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出典:Google が掲げる 10 の事実

❶ ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
❷ 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
❸ 遅いより速いほうがいい。
❹ ウェブ上の民主主義は機能する。
❺ 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
❻ 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
❼ 世の中にはまだまだ情報があふれている。
❽ 情報のニーズはすべての国境を越える。
❾ スーツがなくても真剣に仕事はできる。
➓ 「すばらしい」では足りない。

Googleの理念ともいえる10箇条が掲載されています。何度も繰り返し登場する言葉が「ユーザー」です。Googleは、とことんユーザー視点にこだわり抜いていることが理解できます。

この10箇条を見ても分かるとおり、Google検索結果においてユーザビリティを重視しているということについて理解しておきましょう。

3. Search Console ヘルプ

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出典:Search Console ヘルプ

Search Consoleとは、自分のサイトがGoogle検索エンジンを通してどんな言葉で、何回検索されたのかなどを分析できる無料ツールです。

Serch Console ヘルプでは、分析したいサイトをGoogle検索エンジンに登録するまでの流れや押さえておくべきポイントについて学ぶことができます。また、Serch Consoleを継続的に利用する中での疑問点も解決できます。

ヘルプセンターの検索窓に「SEO」などと入力してサイト内検索を行うと、さりげなくGoogleの見解ともとれる説明が記載されているので、理解されている人でも一度は閲覧することをおすすめします。

4. 検索エンジン最適化スターターガイド

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出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

こちらの資料はインデックスクローラーの仕組み、サイト全体の設計やコンテンツの作り方などSEOに最適なポイントが網羅的に説明されています。

もともと、Googleの社内資料として使っていたものが一般公開されたという経緯もあるので、Web担当者なら社内共有用として保存しておいたほうがいいでしょう。

● 検索エンジン最適化スターターガイドで分かること

興味深く有益なサイトを構築し、ユーザーからもGoogleからも高い評価を獲得するためのTIPSが分かります。

● Google がコンテンツを見つけられるようにする
● Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
● Google 検索結果での表示を管理する
● サイトの階層を整理する
● コンテンツを最適化する
● 画像を最適化する
● サイトをモバイル フレンドリーにする
● ウェブサイトを宣伝する
● 検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する

5. 検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート

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出典:検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート

簡易的なSEOで押さえておくべきポイントが説明された、チェックシートです。

前述の検索エンジン最適化スターターガイドと重複する項目もありますが、その中でも特に「検索結果での見栄えを良くする」「画像がGoogleに認識されるようにする」「更新を頻繁に行う」という最も重要な3ポイントについて、図入りで分かりやすくチェックシート化されています。

こちらから 検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート をダウンロードできますので、ぜひWeb担当のチーム内で共有しましょう。

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6. ウェブマスター向けガイドライン

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出典:ウェブマスター向けガイドライン

Webサイト運営で、守るべき項目が記されています。ガイドライン違反スパム行為)をしてしまった場合、ペナルティ対象になってしまう可能性もあるので、必ず目をとおしておくべきです。
ただし、日本語訳が不十分な説明もあるため、以下の記事も参考にしてみましょう。

参考記事:Googleウェブマスター向けガイドライン全34項目補足情報まとめ

7. Google developers スマートフォン向けウェブサイトの構築

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出典:Google developers スマートフォン向けウェブサイトの構築

生活者の誰もがスマホを持つ現代において、モバイルフレンドリーなホームページを構築することは、ユーザーの利便性を高め、Googleからも高評価を得るために必須です。

スマートフォン対応のWebサイトを作成する際に検索エンジン上で注意しなければいけない項目が紹介されています。

こちらに記載されている内容は、スマートフォンの検索結果に関係する可能性もあるため、スマートフォン対応のWebサイトの運営やレスポンシブ対応を行う際は必ず目を通しておきましょう。

8. Google検索エンジンに関する特許(日本語訳記事)

Google検索エンジンに関する特許(日本語訳記事)

出典:知っておいて損はない!Googleの検索エンジンに関する「特許」まとめ

Google検索エンジンに関する特許(英語)について、日本語訳でまとめられた記事になります。これまでGoogleが取得した特許を理解することで、Googleが目指していることを把握しやすくなります。

現在までに起こった大きな変革も特許の取得遍歴を見ていると納得がいきます。

9. ウェブマスター向け公式ブログ 「リンク プログラムによるガイドライン違反について」

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出典:リンク プログラムによるガイドライン違反について

Webサイト運営者(ウェブマスター)向けに検索エンジンについて情報を公開しているGoogleの公式ブログです。記事の中で、Googleがガイドライン違反だと指定する意図的な外部リンクサイトの特長が公開されています。

これまでにあった外部リンク操作の典型例が紹介されているので、該当しているかどうか参考にしましょう。

10. Googleコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと

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出典:Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと

Googleでは、検索結果を改善するために年に数回、検索アルゴリズムの大規模な変更「コア アップデート」が実施され、コア アップデート後に掲載順位が急激に下がったり、逆に上がったりすることもあります。

掲載順位が下がってしまった場合、「サイトを修正しなければ」と考えがちですが、アップデートの内容を正しく理解していなければ、間違った修正を行ってしまうこともあります。あるいは、まったく修正の必要がないこともあるでしょう。

Googleは公式見解として「検索順位が下がってしまった場合には、(競合と相対的に比較して)できるだけ優れたコンテンツの提供に集中することをおすすめします」としています。

Googleの考えを正しく理解してWebサイトの改善を行おう

この記事で紹介した情報は、SEOに関わる方なら必ずチェックや保存をしておくべき内容ばかりです。特に、検索エンジン最適化スターターガイドに関しては社内の共有用としても活用できるのではないでしょうか。是非、参考にしてみましょう。

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