Googleは、インターネットを利用するユーザーにとって便利なツールを数多く提供しています。スプレッドシートやドキュメント、マップなど日々業務の中で使用している方も多いのではないでしょうか。

今回紹介する「Google Site(以下、Googleサイト)」も、それらの便利なツールの1つです。Googleサイトは、PowerPointやKeynoteのような操作感でホームページを無料で簡単に作成できるサービスです。

今回は、簡単にホームページを作成するために知っておきたい基本的な操作方法を中心に、Googleサイトの使用方法を紹介していきます。

目次

  1. Google Site(グーグルサイト)とは
  2. Google Siteでホームページを作成する方法
  3. 最低限覚えておきたい基本操作5つ
  4. Google Siteの注意点
  5. 本格的なマーケティングなら有料CMSの利用がおすすめ
  6. ホームページの作り方を見てみる

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Google Site(グーグルサイト)とは

Googleサイトとは、Googleが提供しているホームページ作成ツールです。専門的な知識がなくても誰でも簡単にホームページを作成可能で、豊富なテンプレートや設定項目が用意されており、Googleコンテンツなどを自由に配置できることが特徴です。

Google Siteの2つのバージョン

Googleサイトには、「以前のバージョン」と「新しいバージョン」の2つが存在します。それぞれ特徴や対応している機能が異なりますので注意しましょう。両者のバージョンの特徴は以下のとおりです。

●「以前のバージョン」のGoogleサイトの主な特徴

  • 編集、閲覧がGoogle ChromeやFirefox、Microsoft Edge、safariなどのブラウザに対応
  • 保存容量とファイルサイズの制限あり
  • デザインや外観を設定するためのオプションが多数
  • 既存のページをコピー可能
  • Googleドライブ非対応

●「新しいバージョン」のGoogleサイトの主な特徴

  • 閲覧は以前のバーションと対象が同じですが、編集はGoogle ChromeとFirefoxのみが対応
  • 保存容量とファイルサイズの制限は無し
  • あらかじめ設定されたテーマが多数
  • 既存のページのコピー不可
  • レスポンシブ対応
  • Googleドライブ対応

古いバージョンは2023年1月で終了しているため、以前のバージョンでは編集が無効になります。旧サイトにアクセスしても、表示されない状態になってしまうので注意してください。

新しいバージョンへの移行方法

古いバージョンから新しいバージョンに移行するためには、操作が必要になります。移行期間が過ぎると、ユーザーが旧Googleサイトにアクセスしても、何も表示されなくなってしまうので気を付けましょう。

2023年1月の時点で表示されなくなっているため、旧サイトから新サイトへの移行が必要です。旧Googleサイトは、Googleサイトの下書きに置き換えられるようになっています。その後、内容を確認してから問題がなければ公開しましょう。

Google Siteでホームページを作成する方法

Googleサイトは、Googleアカウントを持っていれば誰でも利用することが可能です。なお、ここでは「新しいバージョン」のGoogleサイトを利用した作成手順を解説します。
  

Step1.ページにアクセスする

 ページにアクセスする.png

まず、Googleアカウントにログインした状態でGoogleサイトのページにアクセスし、「新しいサイトを作成」をクリックします。  

Step2.編集する

編集する.png
編集画面が表示されます。PowerPointやKeynoteでスライドを作成するような直感的な操作で編集可能です。さらに、新しいバージョンのGoogleサイトは、Googleドライブと連動し、編集した作業は随時Googleドライブ上に保存されます。そのため、初心者の方でも簡単にホームページ作成を始めることができるでしょう。

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最低限覚えておきたい基本操作5つ

ここからは、ホームページを作成するにあたって覚えておきたい5つの基本的な操作方法について解説します。

1. コンテンツの配置

Googleサイトでは、YouTubeや地図、カレンダーなどのGoogleが提供しているサービスや、ドキュメントやスプレッドシートなどのGoogleドキュメントを配置できます。
  

Step1.コンテンツを挿入する

コンテンツを挿入する.png
まず、画面右側の「挿入」の項目から挿入したいコンテンツを選択。「テキストボックス」や「画像」を選択して直接テキストや画像の入力を行えます。

「埋め込み」ではURLの埋め込みが、「アップロード」ではGoogleドライブ上に保存されているドキュメントやスライド、スプレッドシート、フォーム、グラフなどのほか、YouTubeやカレンダー、マップなどの埋め込みも可能です。

なお、画像の挿入を行う場合は1度、Googleドライブ内に保存しておく必要があるので注意してください。
  

Step2.画像を挿入する

画像を挿入する.png
上の画像は「画像」の挿入を行った場合です。画像のアイコンをクリックして、画像の選択を行います。

"URLから画像を読み込み、検索してから画像を引用"、もしくは"アルバムやGoogleドライブのライブラリから画像を使用する方法"のいずれかを選択してください。
  

Step3.「選択」をクリックする

「選択」をクリックする.png
ここではGoogleドライブから画像を取り込みます。画面を選び、「選択」をクリックします。
  

Step4.画像を編集する

画像を編集する.jpg
画像が追加されました。画像上の表示されているアイコンで、画像の削除やトリミングなどを行うことも可能です。
  

2. ページの追加

1つのページコンテンツが納められない場合や整理して表示したい場合は、ホームページを複数のページに分割することがおすすめです。ここからは、新しいページの作成方法について解説します。

Step1.ページ名を入力する

ページ名を入力する.png
画面右側のウィンドウから「ページ」をクリックし、画面下に表示される「ページを追加(画像緑枠部分)」をクリックします。すると「新しいページ」というボックスが表示されますので、ページ名を入力してください。
  

Step2.編集に進む

編集に進む.png
これで新しいページの作成完了です。画面右側の「ページ」メニューからページを切り替えて編集することができます。
  

3. テーマの設定

テーマの設定.png
Googleサイトでは、テーマを設定することで簡単にホームページのデザインを変更することが可能です。画面右側のタブから「テーマ」をクリックし、設定したいテーマを選択します。選択後はテーマの色・フォントを変更することも可能です。
  

4. 編集者の追加

Googleサイトでは共同で編集作業を行うことができるため、チームでホームページの作成を行う場合などにあらかじめ編集者を追加しておけば、効率よく作業を進めることが可能です。
  

Step1.アイコンをクリックする

アイコンをクリックする.png
画面上部の人型のアイコンの「編集者を追加」をクリックします。
  

Step2.共有する

共有する.png
リンク、またはメールアドレスを使用して共有を行います。

リンクを共有する場合は、画面上部の「共有リンク」を任意の相手に送信してください。リンクの共有方法はメールアドレスまたはTwitterやFacebookなどでも可能です。

メールから直接共有する場合は、画面下部の「招待」から名前かメールアドレスを入力して相手を選択します。相手を選択して「送信」をクリックすれば、共有完了です。

なお、追加した編集者がオーナー(自分)に許可なく、アイテムを公開したりアクセス権の変更等を行わないように設定したい場合は、「オーナーの設定」にチェックを入れておくことをおすすめします。
  

5. ホームページを公開する

ホームページが完成したら、アドレスを設定して公開できます。
  

Step1.「公開」をクリックする

「公開」をクリックする.png
まず、画面右上の「公開」をクリックします。
  

Step2.ウェブアドレスを設定する

ウェブアドレスを設定する.png
任意の文字列のウェブアドレスを設定します。アドレス欄の右端にチェックマークが表示されていれば、使用可能です。

一般の人に公開する予定のない内部向けのホームページの場合のみ、「一般公開の検索エンジンに自分のサイトを表示しないようリクエストする」にチェックを入れてください。アドレス決定後に「公開」ボタンを押すと、ホームページが公開されます。
  

Step3.オプション設定を行う

オプション設定を行う.png
一度サイトが公開されると「公開」ボタンの右に三角のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、公開のオプション設定や一時停止などが可能です。
  

Google Siteの注意点

Googleサイトは無料で簡単にホームページを作れますが、整理すると以下2点はあらかじめ念頭に置く必要があります。

●無料プランでは独自ドメインを設定できない

まず1つ目は、新しいGoogleサイトを利用する場合、無料プランでは独自ドメインを設定することができない点です。そのため、内部用にサイトを作る場合は問題ありませんが、外部に公開する場合は独自ドメインの取得を検討することをおすすめします。

●フッターにGoogleサイトの情報が表示される

2つ目は無料版有料版にかかわらず、フッターには必ずGoogleサイトの情報が表示される点です。フッターに自社情報を掲載したい場合は、ワードプレスなどのホームページ作成ツールの使用をおすすめします。

本格的なマーケティングなら有料CMSの利用がおすすめ

Googleサイトは個人利用目的なら気軽でおすすめですが、ビジネス目的のホームページ作成なら有料CMSを検討しましょう。

有料CMSのメリット

有料のCMSは編集機能が充実しているのはもちろん、コンテンツマーケティングに必要な機能も揃っています。また、自分でサイトを作成するだけでなく、手厚いサポートなどが受けられるのもメリットです。

有料CMSにはさまざま種類があり、利用料金や使い勝手も違うため自社の目的に合うものを探してみましょう。

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CTAボタンやお問い合わせフォームも、パーツを配置するだけで簡単に設置できます。自動返信メールや、ナーチャリングのメール配信をできる機能も充実しています。

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ツール自体がSEOに強い仕組みとなっていることに加え、記事・ホワイトペーパー・動画などコンテンツマーケティング施策に必要な機能が一通りそろっています。

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