Facebookの勢いはまだまだ止まるところを知らないようです。
4月に発表された四半期決算によると、前期比50%増の約54億ドルの売り上げをあげており、市場予想をはるかに上回る好調ぶりを示しました。

参考:
Facebook、好調な四半期決算を報告--新しい株式体系も発表

豊富な資金を元手に様々な領域に積極的に進出しているFacebookは、今年も様々な新サービス、新機能をリリースしています。
今回は2016年に発表されたFacebook関連の重要ニュースをまとめました。

Facebook

Facebook、好調な第2四半期決算を発表--モバイルDAUが10億人を突破

Facebookが米国時間7月27日に発表した第2四半期決算によると、6月のデイリーアクティブユーザー(DAU)数は11億3000万人で、前年同期から17%増加したそうです。

売上高は前年同期比59%増の64億4000万ドルに上りました。
広告売上高全体に占めるモバイル広告売上高の割合は約84%で、前年同期の約76%から増加とモバイル分野の成長に支えられる形になりました。

参考
Facebook、好調な第2四半期決算を発表--モバイルDAUが10億人を突破 - CNET Japan

Facebookで360 Photosがスタート―スマートフォンを傾けるだけでパノラマが見られる

Facebookがパノラマ写真やVR写真に対応した360 Photosと呼ばれる機能をスタートさせました。

パノラマ写真を通常の写真と同じように投稿することができ、デバイスを傾けることで写真の様々な箇所を見られるようになりました。

参考:
Facebookで360 Photosがスタート―スマートフォンを傾けるだけでパノラマが見られる | TechCrunch Japan

Facebookが複数言語の投稿機能 一般テストを開始

Facebookで投稿する際に異なる言語に対応させるためには、同じ内容を翻訳したテキストを連ねる必要がありました。

しかし、新しい機能により読者にもっとも適切な言語で表示されるようになりました。翻訳文は、機械翻訳か自分自身で記述した翻訳か選ぶことができます。

参考:
ニュース - Facebookが複数言語の投稿機能 一般テストを開始:ITpro

Facebookが手掛けるVR撮影用カメラ「Surround 360」はオープンソースで提供

FacebookはニュースフィードにVRコンテンツを増やすために「Surround 360(サラウンド360)」という名の17個のレンズが付いた3D VRカメラを発表しました。

Facebookはこのカメラを販売する予定はなく、ハードウェアのデザインと動画編集アルゴリズムをGithubに公開してオープンソースとするそうです。

参考
Facebookが手掛けるVR撮影用カメラ「Surround 360」はオープンソースで提供 | TechCrunch Japan

Facebookの新アルゴリズムはクリックベイトを判定―トラフィック稼ぎの釣り記事は排除へ

Facebookは新いアルゴリズムでクリックベイト(中身の乏しいWebページが、ユーザーの興味を引くタイトルでクリックさせること)を判定できるようになりました。

クリックベイトと判断された投稿はニュースフィードに表示されにくくなります。

参考:
Facebookの新アルゴリズムはクリックベイトを判定―トラフィック稼ぎの釣り記事は排除へ | TechCrunch Japan

フェイスブック、投稿を「有益さ」でランク付け

Facebookは8月12日に「投稿の有益さ」を判断して優先的に表示させる計画を発表しました。

Facebookは毎日数万人のアンケート調査を元に投稿の有益さを判断し、各ユーザーの行動(いいね、シェアなど)などから各ユーザーごとの重要度を判定して投稿を表示するようです。

参考:
フェイスブック、投稿を「有益さ」でランク付け - WSJ

Facebook、『ライブ動画』機能を正式リリース。数週間以内に全ユーザーが利用可能に

『ライブ動画』は、撮影中の動画をFacebook上にリアルタイム配信できる機能です。視聴者数とコメントなどがリアルタイムで確認することができ、撮影終了後はタイムラインに動画が保存され削除もできます。

参考
Facebook、『ライブ動画』機能を正式リリース。数週間以内に全ユーザーが利用可能に - Engadget Japanese

メッセンジャー

ローンチ5年で10億ユーザー、Facebookメッセンジャーの過去と未来

Facebookメッセンジャーのユーザー数が2016年の7月に10億人を突破しました。Facebookや、Facebookが買収したWhatsApp、GoogleのYoutubeなどに並ぶことになります。

参考:
ローンチ5年で10億ユーザー、Facebookメッセンジャーの過去と未来 | TechCrunch Japan

Facebook Messenger、グループ通話に対応

2016年4月にFacebook Messengerがグループ通話に対応しました。これによって最大50人まで同時に通話することができます。

参考
Facebook Messenger、グループ通話に対応 | TechCrunch Japan

広告

Facebook、利用者以外にも関心に合う広告を表示へ

米Facebookは2016年5月26日、広告ネットワーク「Audience Network」の強化について発表しました。非Facebookユーザーにも関心事に合った広告を表示できるようにするそうです。

非Facebookユーザーの情報をFacebookの膨大なデータベースと照らし合わせ、似ているパターンのユーザーを判断し、関連性の高い広告を表示するという。

ニュース - Facebook、利用者以外にも関心に合う広告を表示へ:ITpro

FacebookがPOSシステムと連携、ユーザーの来店と購入までトラックできるように

これまで広告主は、手元の広告購入と売上の推移の関係を漠然と予想するしかありませんでした。FacebookがPOSシステムとパートナーシップを結ぶことで、Facebookの広告を見て、どのくらいのユーザーが購入に至ったかを示すようになります。

参考:
FacebookがPOSシステムと連携、ユーザーの来店と購入までトラックできるように | TechCrunch Japan

まとめ

近年、FacebookはVR・AI・動画領域に積極的に投資しています。昨年も関連企業を多数買収しています。

参考:
Facebookがこれから目指すもの、2015年に買収された5つのサービス

あらゆる最新テクノロジー技術がfacebookに次々に搭載されています。
単なるSNSに止まらないよりユーザーの生活に入り込むプラットフォームとしての地位が確立されつつあるのではないでしょうか。