自社メディアの運営というと、自分の会社でホームページを作成しコンテンツを更新していく作業を想像される方が多いと思います。

ですが、今注目されている「分散型メディア」の場合、自社ホームページは利用しません。

今回は「分散型メディア」がどのような仕組みで運営され、どのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介します。

分散型メディアとは:自社独自のホームページを必要としないメディア

先述したように、今までは*「自社メディアを運用=ホームページを作成し、コンテンツを発信していく」パターンが一般的でした。
これに対して分散型メディアは
「既に人が集まっている場所複数に対して、自社のコンテンツを載せていく」*形式です。

FacebookやTwitterなどのプラットフォームに集まる人々にとっては、そのプラットフォーム上でコンテンツ消費できる方が手間がかかりません。
そうなると「リンクをクリックして記事を見に行く」ステップは不要になります。

分散型メディアができた背景

分散型メディアが生まれた背景には、ソーシャルメディアの普及があります。

ソーシャルメディアが普及する前は、検索エンジン上でキーワード検索して情報を得ることが一般的でした。
そうなると検索エンジンからの流入の受け皿として独自のホームページが必要であり、Web上で集客するのであればまずはホームページを持つことが重要でした。

しかし、ソーシャルメディアが普及し、多数のユーザーが集まるプラットフォームが形成されると、検索エンジンへの依存が徐々に薄れ始めていきました。
検索エンジン上でユーザーに見つけてもらうのではなく、ソーシャルメディアユーザーとコミュニケーションを取りながら自社の情報を発信し、集客につなげていくという流れを生み出せるようになったのです。

わざわざ自社ホームページを作るよりも、既に人々が集まっている場所に情報を掲載しようという考えから生まれたのが「分散型メディア」です。

従来のホームページと何が違う?

そんな分散型メディアですが、運営していく上でどのようなメリット・デメリットがあるのか見てみましょう。

分散型メディアのメリット・デメリット

分散型メディアのメリットは、主に以下の3点が挙げられるでしょう。

【分散型メディアのメリット】
・オウンドメディアを維持するコストがかからない
・検索エンジンの仕様変更による影響を受けづらい
・Facebookページヘの「いいね」等により、コンテンツ更新をファンに伝えやすい

特にオウンドメディアの場合、サイトに訪問してくれないかぎりコンテンツが更新されているかどうかは確認できません。
しかし分散型メディアであれば、「ユーザーがいる場所」に向けて情報を発信するため、新着情報に気づかれやすいというメリットがあります。

では、分散型メディアのデメリットはどのようなものがあるでしょうか。

【分散型メディアのデメリット】
・各コンテンツを各ソーシャルメディアに合わせて編集する必要がある
・ソーシャルメディアでの拡散が見込めないコンテンツの場合は集客が難しい
・料金体系を考える必要がある

分散型メディアを運用するのであれば、一番慎重に考えるべきは「収益化」です。

オウンドメディアの場合、サイト内のユーザー数やPVを指標として広告を取ることが出来ます。
一方、分散型メディアの場合は各プラットフォームでのインプレッション数やエンゲージメント率は計測できるものの、自社媒体のように広告出稿の枠を置くことはできません。
構築した世界観やユーザーとの関係性を壊さないようどう収益に結びつけていくか、各媒体ごとの特色に合わせて設計する必要があるでしょう。

まとめ

時代の流れによって最適なメディアの運営方式は変わっていきます。
1つの手段に固執すること無く、自社のターゲットユーザーに情報を届けるためには何が適しているのかを念頭に、様々な手法を検討しましょう。