ネットショップのマーケティングを担当されている皆様は、売り上げを拡大するためにどのような施策を実施しているでしょうか。

多くのネットショップがリスティング広告SEO等の集客に注力していますが、「集客はできたが、購入につながらない」という課題を抱えるネットショップが多くあります。

ネットショップ訪問者の何%が購入に至っているのでしょうか?おそらく、1~2%前後が多いでしょう。そう考えると、コンバージョン率の改善がいかに重要かが分かります。

コンバージョン率アップには、ABテストの繰り返しや表示コンテンツのチューニングなど、マーケティング担当者の地道な努力が必要です。

今回は、株式会社NTTドコモ監修のもと、担当者の手間を割かずにコンバージョン率を上げるコツを解説します。
せっかくコストをかけて集客したユーザーを逃さないためにも、ぜひチャレンジしてみてください。

マーケティング担当者は「時間がない」

ソウルドアウト社が2015年2月、350名のマーケター向けに実施した意識調査によると、中小企業のマーケティング担当者の3人に1人が「忙しくて時間が割けない」「人員が不足している」ことを課題と感じているようです。(※1)

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マーケティング担当者350名に意識調査を実施|ソウルドアウト社を元に作成

中小企業の場合、マーケティング専門の担当者をおくのが難しく、別業務を行っている方が兼任で担当しているケースが多いようです。

リソース不足で売り上げ向上施策が立てられないまま時間を浪費している悪循環を断ち切るために、マーケティング担当者は何をするべきなのでしょうか?

効率的に売り上げを拡大するためには「コンバージョン率の向上」を目指すべき

ネットショップで売り上げを上げるためには、以下のいずれかの項目を伸ばす必要があります。

・訪問数(新規・再訪)
・購入単価
・コンバージョン率
・リピート率

この中で、改善できると特にメリットが大きいのが「コンバージョン率」です。
コンバージョン率は「訪問数に対してコンバージョンした割合」を指します。

簡単に言えば、訪問者数が変わらなくてもコンバージョン率が増加すればコンバージョン数を増やせます。

「コンバージョン率はそんなに簡単に伸ばすことはできない」というのが一般的なイメージかと思いますが、近年、コンバージョン率を効率的に上げる「Web接客ツール」が注目を集めています。

コンバージョン率を飛躍的に向上させる「Web接客ツール」とは?

Web接客ツールとは「Web上で、実店舗のようにユーザーごとに最適化された接客を実現するツール」のことです。
実店舗であれば、新規顧客、常連客に対する接客は異なるのが当然ですが、ネットショップの場合はどのステータスのユーザーが来ても同じ内容が表示されます。

一律の対応よりも、一人ひとりに合った接客を行う方がユーザーは快適にショッピングを楽しむことができます。
実店舗の様なきめ細やかな接客を、ネットショップでも実現するために生まれたのが「Web接客ツール」です。

実店舗と違いオンラインでは、性別、年齢、所在地、閲覧ページ、訪問回数など様々な情報が取得できます。これらの情報を加味して、最適な接客方法を選択するのは、簡単なことではありません。よって、AI(人工知能)搭載型のWeb接客ツールが今後の主流となるでしょう。

ジャストシステム社が2016年8月に約1,100名を対象に実施した「職業別の仕事と人工知能に関する実態調査」によると、調査対象となった9業種中、マーケターが最もAI導入を希望している割合が高いという結果が出ています。(※2)

マーケター自身の手間を省くためにも、AIの活用は欠かせないでしょう。

【ネットショップ特化】シンプルで効率的な運用を実現する、AI搭載型Web接客ツール「ecコンシェル」

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https://ec-concier.com

NTTドコモが提供する「ecコンシェル」は、ネットショップに特化したAI搭載型のWeb接客ツールです。
ライトプランであれば無料で利用可能で、誰にでも使いやすいシンプルな仕様が特長です。

お客様のステータスに合わせてサイトの表示を自動的に変更

ecコンシェルを導入し、シナリオを設定すれば、ユーザーのステータスに応じて自動でサイト上にパーソナライズされたバナーが表示されます。

例えば完全新規のお客様に対しては「新規入会キャンペーン」のバナーを、会員登録済みのお客様に対しては「会員限定キャンペーン」のバナーを表示させることができます。

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「誰に」「いつ」「どこで」「何を」出せば良いかを自動判別する

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「1.お客様の理解」→「2.カテゴリ分類」→「3.接客アクション」→「4.結果から学習」→「1にもどる」というサイクルを自動的に行います。
担当者の手を煩わせることなくユーザーシナリオを最適化するWeb接客ツールです。

ライトプランは無料で利用可能。国内唯一の無料Web接客ツール

月間訪問者数5,000、PV500,000以下のネットショップであれば完全無料のライトプランを利用できます。

有料プランの場合でも、0.8円/1接客3,000円/10万PVと安価な価格に設定されています。

ユーザーシナリオの設計事例

Web接客ツールを活用するには、導入段階でユーザーシナリオ(どのようなユーザーに対してどのような訴求を行うのか)を設計する必要があります。
これまでWeb接客ツールを利用したことが無いと、どのように設計すればいいかわからないという方がほとんどではないでしょうか。

以下より、ユーザーシナリオ設計の事例を成果と合わせてご紹介します。

1.新規顧客に限定した訴求を行いCVR70%改善

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ターゲット:ファッションECサイト上で、完全新規訪問でまだ購入されていないユーザー
目的:ポイントの利用を促して購入につなげたい

新規顧客に向けて、「ポイントには期限があるので早く使うべき」と訴求し、ポイント利用からの購買行動につながるような訴求を行ったところ、コンバージョン率が70%、顧客単価が14%向上しました。

2.関連商品を表示して送客数60%アップ

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ターゲット:習い事サイトでの予約完了者
目的:次回の習い事で必要な道具の購入導線を作り、販売サイトの訪問者数を増やしたい

習い事サイト上で予約完了したユーザー向けに、習い事で必要な道具を想起するタイミングで商品を訴求することにより、道具販売サイトへの送客数を60%上昇させることができました。

3.バナーを自動で出し分けし、直帰率11%改善

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ターゲット:再訪問しているがまだ未購入のユーザー
目的:再訪しているが購入に至らないユーザーの直帰率を改善し、コンバージョン率を高めたい

サイトには何度か訪れているものの、まだ購入に至っていないユーザーに向けて、「訳あり商品」や初回購入時のインセンティブ訴求を行った結果、直帰率が11%改善され、コンバージョン率も14%向上しました。

今回ご紹介した事例のように、ターゲットの状況に合わせて訴求を変えるだけでも大きな改善が見込めることが窺えます。

「全てのネットショップのコンバージョンを増やしたい」ecコンシェル開発者インタビュー

今回、Web接客ツール「ecコンシェル」の開発者であるNTTドコモ古川氏に、ecコンシェルの今後の展望について伺いました。

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古川俊太氏(株式会社NTTドコモ イノベーション統括部 事業創出・投資担当)

ecコンシェルは、BASEやカラーミーをご利用されているようなネットショップ運営者様にも気軽に導入いただけるようなサービスを目指して開発しました。

BtoCのEC市場が拡大する中、大規模なネットショップ様だけでなく、小規模なネットショップ様にも導入いただけるようなWeb接客ツールが必要だと感じています。

ネットショップのコンバージョンを増やすための機能を厳選して搭載し、Webに慣れていない方でも迷うことなく利用できるよう、無駄な機能を削りました。「ネットショップのコンバージョンを増やす」という点において、非常にこだわりを持って開発したWeb接客ツールです。

Web接客で一番難しいユーザーシナリオ設計に関しても、ゆくゆくはサポートできる体制を整えていきたいですね。

ecコンシェル無料登録はこちらから

ecコンシェルのライトプランは初期・月額ともに完全無料で利用できます。
コンバージョン率改善に悩まれているネットショップ担当者様は試しに導入してみてはいかがでしょうか。

ecコンシェル無料登録はこちら

参照 
※1:
マーケティング担当者350名に意識調査を実施|2015年注目度No.1のWebマーケティング施策は『ビッグデータの活用』! | 志ある中小・ベンチャーにネット販促のノウハウを|ソウルドアウト
(2020年8月5日時点でページが存在しないためリンクを削除しました)

※2:
マーケティング従事者の約3割が、「人工知能に仕事が奪われる」と不安|株式会社ジャストシステム