国内利用者数は6,800万人以上と、日本の人口の53%以上をカバーしているLINE。2016年6月1日、LINEは広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」の本格運用を開始しました。

LINEの広告メニューは以前よりありましたが、非常に高額で広告予算があまりない企業にとっては手をだしづらいものでした。
例えば、LINE公式アカウントの運営には月額だけで250万円が必要となります。

「LNE Ads Platform」の登場により、ユーザー属性に基づくターゲットを絞った配信や比較的少額からの出稿が可能になりました。

今回は、「LINE Ads Platform」の解説をします。

LINE広告の概要

まずは従来のLINE広告を整理しましょう。

LINEの広告メニューは多岐にわたります。アカウントを運営するタイプのものであれば、月額250万円の「LINE公式アカウント」と無料から始められる「LINE@」があります。

また、自社キャラクターの認知度をあげる際や、公式アカウントの友達数を増やしたい時に利用できるスポンサードスタンプがあり、費用は3500万円〜となっています。

アカウントやスタンプ以外にも、ユーザーがLINE内のサービスを利用する際に利用できる「コイン」と引き換えに「 アプリのインストール」「 動画CMの閲覧」などを促せる広告メニューもあります。

そうしたサービスの中で新しく登場したのが「LINE Ads Platform」です。

LINE Ads Platformで利用できるメニューは大きく3種類

LINE Ads Platformを通すことによって、LINE内で高いMAU(月間アクティブユーザー数)を誇る

  • Timeline
  • LINE NEWS

に出稿することができます。

またLINEが買収したM.T.Bahnが運営する、インフィード型広告ネットワークの「Hike Network」の3種類が利用できます。

5100万人に閲覧されるTimeline

Timeline.jpg

出展:
媒体資料 LINE Ads Platform 2016年6-9月期

媒体資料によるとLINEのタイムラインのMAU(月間アクティブユーザー)は5100万人以上となっています。
タイムライン上から自社サイトへユーザーを誘導したり、商品の購入やアプリのダウンロードを促したりできます。
また、動画を利用したブランディング強化施策も可能でしょう。

即時性のあるコンテンツとの相性が良いLINE NEWS

LINE_NEWS.jpg

出展:
媒体資料 LINE Ads Platform 2016年6-9月期

LINE NEWS内に広告を配信できるメニューです。LINE NEWSのMAUは2200万人以上おり、NEWSという性質から新商品の広告などと非常に相性がいいです。

MAU 約2,200万人以上で新商品発売情報や即時性のあるコンテンツとの相性が良いのが特徴です。

LINE_NEWS_掲載面のポイント.png

出展:媒体資料 LINE Ads Platform 2016年6-9月期

1000を超えるメディアに出稿可能なHike Network

HIke_Network.jpg

出展:媒体資料 LINE Ads Platform 2016年6-9月期

Hike Networkはインフィード広告のネットワークで、1,000を超えるメディアに出稿できます。

インフィード型広告とはフィードの中、つまりコンテンツコンテンツの間に表示される広告のことで、視認性が高いことが特徴です。