動画市場が盛り上がりを見せる中、FacebookやTwitterなどでも短い動画を登録してプロモーションを行っている企業が増えています。
それぞれの企業が試行錯誤を繰り返しながら自社オリジナルの動画を作成していますが、悲しいことに他企業が作成した動画をあたかも自社で作成した動画のように違法にアップロードする、というケースが全くないわけではありません。

今回は、Facebookが提供している監視ツール「Rights Manager」をご紹介します。
手間と時間をかけて作成した自社コンテンツの著作権を守るためにも、本記事を参考にRights Managerを使用することをオススメします。

Rights Managerとは

Rights Managerとは、Facebookが提供している監視ツールです。
動画市場が活発化している現在、動画コンテンツを自社のFacebookページなどに投稿してプロモーションを行う企業も少なくないでしょう。
Rights Managerでは、Facebook上に著作権を侵害した違法ダウンロードまたは違法アップロードされた動画を発見し、Facebookに対して削除依頼を送ることができます。
また、この機能はライブ動画でも適用されます。
万が一ライブ動画で配信中のコンテンツに、転用など知的財産権侵害の疑いがある場合は、Facebookが介入しその時点で配信を停止させることができます。

違法なコンテンツをアップロードしているとFacebookが認定した場合、アップロードしたアカウントに対して特に連絡などされることなくコンテンツが削除されます。
コンテンツが削除された後、以下の項目内容が警告として通知されます。

・報告番号
・動画コンテンツの著作権を持つアカウントの名称
・違法なコンテンツであることを報告した当事者のメールアドレス
・動画コンテンツの著作権を持つアカウントの著作物に関する詳細
・削除されたコンテンツの詳細

Rights Managerの設定方法

1.png
https://rightsmanager.fb.com/
Rights Managerを設定するには、まずFacebookに対して申請を送る必要があります。
申請は、上記URLから可能です。

2.png
「Apply Now」をクリックすると自分に管理権限のあるFacebookページ一覧が表示されますので、Rights Managerを適用させたいページを選択してください。
また、すぐ下に表示されている連絡先についても、漏れなく記入します。
なお「IPレポートのメールアドレス」については、これまでにFacebookに対して画像や動画などの知的財産権に関する報告を送信したことがある方のみ、その際に使用したメールアドレスを入力します。
送信したことがない場合は空白のままで構いません。

フォーム入力が終わったら「Rights Managerを申請」をクリックしてください。
これで申請は完了です。Rights Managerが適用されるのを待ってください。