映像・音声編集

6. After Effects (アフターエフェクツ)

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Adobe After Effects CC(通称After Effects)は、映像のデジタル合成やモーショングラフィックス、タイトル制作などを目的としたソフトウェアです。基本は2Dでの映像編集を行いますが、3D空間データの編集も可能で、カメラやライトも3D空間上で移動・編集することもできます。

ブルーシート上の背景で撮影して動いているものを合成するクロマキーを実現する「キーイングエフェキト」、Photoshopのような本格的な「ペイントエフェクト」、タイトルをデザインし動かす「タイトルエフェクト」など、After Effectsでは豊富な機能が揃っています。また、プラグインも豊富に用意されており、これらを活用することで機能を拡張することもできます。

7. Premiere (プレミアー)

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Adobe Premiere Pro(通称Premiere)は、映画やテレビからWebまで、あらゆる目的に対応した映像編集ソフトです。After Effectsが比較的短い映像パーツを作っていくのに向いているのに対して、Premiereはそうした素材を一つの映像作品にまとめ上げるのに使われます。

PremiereはVR(バーチャルリアリティ)から8K(スーパーハイビジョン)の編集まで、あらゆる形式での編集に対応しています。それに加え、映像パーツを作るPremiereや音声編集を行うAuditionとの連携もシームレスに行うことができます。

8. Auditon (オーディション)

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Adobe Audition CC(通称Audition)は、音声編集をするためのソフトウェアです。ビデオや映像の音声編集だけではなく、効果音の作成やノイズ除去、音声の合成などの細かい作業も行うことができます。

9. Animate (アニメート)

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Adobe Animate CC(通称アニメート)は、ベクターデータのアニメーション作成ツールです。

2Dキャラクターのアニメーションはもちろん、仮装カメラを使ったズームやパン(カメラ移動)も行うことができます。また、HTML5 Camvasへのエクスポートにも対応しているので、比較的軽量なデータでホームページにアニメを掲載することも可能です。

Web制作

10. Dreamweaver (ドリームウィーバー)

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Adobe Dreamweaver CC(通称Dreamweaver)は、Webオーサリングソフト(HTMLCSS・JavaScriptなどを統合して編集するソフト)です。先日のバージョンアップでインターフェイスが新しくなり、コーディングエンジンが刷新され、ますます使いやすくなりました。

コードエディターでは、入力途中にこれから打とうとしている文字を入力補助してくれるコードヒントが付属しています。また、SassやLess、EmmetといったCSSコンプレッサー(関数などが使えるCSSフレームワーク)をサポートし、リアルタイムでエラーを検出します。ブラウザ表示を確認しなくてもリアルタイムプレビュー機能がついているので、すぐにレイアウトやデザインを確認できます。もちろんレスポンシブデザインにも対応しています。

11. Muse (ミューズ)

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Adobe Muse CC(通称Muse)は、コードを一切入力せずにホームページ制作ができるソフトウェアです。Dreamweaverがある程度コーディングに知識がある人の使用を想定しているのに対して、MuseはHTMLCSSに詳しくない人でも直感的に扱うことができます。

Museでは、レスポンシブなレイアウトにするか、固定幅のデザインにするかの選択や、カラム数をいくつにするかなどの簡単な設定をするだけで、ホームページの作成を始めることができます。はじめにマスターページレイアウトを作成すれば、のこりのページは微修正で編集するだけです。

Power Pointの操作に慣れている人であれば、Museを使えば同じような感覚でホームページを作成することができます。フォームの配置やjQueryプラグインの設置なども直感的に行うことが可能です。

12. Experience Design (エクスペリエンスデザイン)

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Adobe Experience Design CC(通称Experience Design、XD)は、モバイルサイトやモバイルアプリUIデザイン、プロトタイプの作成などを行うUXデザインツールです。現在はベータ版としてリリースされており、Creative Cloudのメンバーシップを持っていない人でもダウンロードすることができます。現在は、MaxOS版のみリリースされています。

Experience Designではインタラクティブなプロトタイプを作成することができます。これまで、モバイルサイトやモバイルアプリのデザインはPhotoshopやIllustratorで行なっていたデザイナーがほとんどでしたが、Experience Designの登場によって、ページ遷移やアニメーションも含めたUXデザインを行うことが可能になりました。