USBメモリの容量やデータ通信量として表現される「メガバイト」「ギガバイト」という単語を聞いて、どのくらいの違いがあるんだろうと思ったことはありませんか?

今回は、バイトやピクセルのようなIT分野でよく利用される単位と、単位の大きさを示す接頭辞を解説します。
ファイルをダウンロードしていたらパソコンがフリーズした、写真の見た目が荒くなったなど、ITの分野でも単位の認識を間違えると思わぬトラブルを生んでしまうでしょう。

普段からパソコンを操作している方は、この機会に単位にまつわる基本知識をおさえておきましょう。

ビット・バイトなど、インターネット上で使われる単位

ものの数量を表す時には、くくる数量の違いや対象となる品物により異なる単位を利用します。「℃」や「ℓ」のように普段何気なく使っている単位ですが、決して軽視できるものではありません。
豊臣秀吉が全国統治の足がかりとして太閤検地で単位を統一したように、共通した単位を持つことは意思の疎通を図るために大切な要素です。
ネットの世界でも同様に、覚えておくべき世界共通の単位が存在します。
今回はその中でも、利用することの多い7つに絞ってご紹介します。

1.ビット(bit):b

ビットとは、コンピューターの扱うデータを表すもっとも小さな単位であり、2進法の1桁分の情報を指します。
2進法は、1桁で0または1という2通りの情報を表現できるので、2ビットであれば4情報、3ビットであれば8情報を表現することができます。

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3ビットの場合は、このように8通りの情報を表すことができます。
コンピューターでは2進法に基づいて情報が処理されるので、情報量を表すもっとも基本的な単位がビットであると言えます。

2.ビットパーセコンド(bits per second):bps

ビットパーセコンドはbits ÷secondであり、1秒間にやり取りできるビット量を表現します。秒速をm/sで表現するように、通信速度を表現する際にはこのビットパーセコンドを利用します。

パソコンの通信状況を確認する際に見かける単位です。

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3.バイト(byte):B

バイトは8ビットをくくった単位です。
鉛筆12本を1ダースと言うように、1バイトは8ビット、2バイトは16ビットを表します。

1バイトでは256(2の8乗)種類の情報を表現できます。

パソコンでファイルをダウンロードする際には「1,670バイト」のような表示をよく見かけるでしょう。ビットが情報量の最小単位であるのに対し、バイトは情報量を表す基本単位として使われています。

ビットは小文字のbで表記し、バイトは大文字のBで表記するので注意しましょう。

単位の変換はGoogle検索でもわかります。
バイトがどの程度のビットを示すのかは、こちらで調べてみるのも便利でしょう。

4.バイトパーセコンド(Byte per second):B/s

ビットパーセコンドと同様に通信速度を表す単位です。
8bpsに相当します。

5.インチ(inch)

1インチは2.54センチメートルを示す単位です。
液晶ディスプレイのサイズ表示で見かけることも多いでしょう。

IT分野で画面のサイズを表すときによく使用される単位です。

6.ドットパーインチ(dots per inch):dpi

解像度を示す単位です。
1インチ(=2.54cm)の中あるドットの数を示しています。

ドットとは一色で構成された「点」のことを表し、パソコンではドットが集まって画像を表現しています。
この数値が高ければ高いほど、より細密な画像であることになります。

IllustratorやPhotophopのようなイラストレーションソフトで画像を作成する際には必須となる単位です。

7.ピクセル(pixel): (px)

日本語では画素と呼ばれるもので、ピクセル自体は物理的な大きさを示す単位ではありません。
解像度によって、実際のピクセルの大きさは決まってきます。
Web上であれば、1ピクセルを1つのドットで表現するので、例えば10dpiであれば、1ピクセルは2.54mmとなります。

 例:10bpi
1インチ(2.54cm)内に10ピクセルある→1ピクセル0.254cm=2.54mm

イラストレーションソフトで、画面サイズを表す際に利用されます。