この記事は、2015年1月13日の記事を再編集したものです。

皆さんは、日々の情報収集はどのように行っていますか?検索したり、SNSを利用するなど、人それぞれかと思います。最近では、Webメディアやキュレーションアプリを利用する方はどんどん増えてきています。

しかし、これらの方法では最新情報を更新されたタイミングで手に入れるのは難しいのではないでしょうか。そこでオススメするのがGoogleアラートです。

Googleアラートを利用すると、常に動向をチェックしたいカテゴリの最新情報を自分から探しにいかなくてもキャッチできるようになります。

今回は、Googleアラートの設定方法について解説します。設定自体はとても簡単ですぐに完了します。情報収集の手段を増やしたい方は、ぜひご確認ください。
  

目次

  1. Googleアラートとは
  2. Googleアラートの設定方法
  3. Googleアラートの候補から設定
  4. Googleアラートのキーワード設定の例
  5. Googleアラートの検索テクニック
    1. フレーズ検索
    2. 除外検索
    3. AまたはBが含まれる検索
    4. サイト指定検索

Googleアラートとは

Googleアラートは、Googleが提供している機能の1つで、特定のキーワードを登録すると、そのキーワードが含まれる情報がWeb上に流れた際に自動的に通知してくれます。通知の頻度も調整可能です。通知方法はGmail、もしくはRSSフィードから選択することができます。

例えば「SEO」と登録しておけば、日々更新されるSEO関連の最新情報が自動的にGmailフォルダ、もしくはRSSフィードに入ってきます。メディアを見に行く余裕がなくても情報を漏らさずチェックできる非常に便利な機能です。
  

Googleアラートの設定方法

1. Googleアラートのページにアクセス

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Googleアラート設定用のページhttps://www.google.co.jp/alertsにアクセスします。
  

2.キーワードを入力

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ページ上部にある入力項目に、設定したいキーワードを入れます。
  

3. 入力したキーワードで通知される情報の内容を確認

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キーワードを入力すると、下部に通知対象となるニュースが表示されます。それらの内容を確認し、自分が欲しい情報が多く含まれていればそのまま登録し、余計な情報が多く混じっている場合はもう少しキーワードを細かく設定するか変更しましょう。

検索時と同じく、設定するキーワードの意味合いが広過ぎる場合は余計な情報が混じりやすくなるので微妙な調整が必要になります。
  
***

登録キーワードが決まったら、「アラートを作成」をクリックします。
  

4.アラートの詳細設定

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アラートを作成したら、必要に応じて詳細設定を変更しましょう。設定キーワードの右側にある鉛筆のマークをクリックします。
  
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- 頻度
- ソース
- 言語
- 地域
- 件数
- 配信先

を編集する画面に移ります。「頻度」は通知頻度のことで、

- その都度
- 1日1回以下
- 1週間1回以下

の中から選択可能です。重要なカテゴリは「その都度」を選択しましょう。
  
***
「アラートを更新」をクリックすれば設定完了です。
  
rss.png
また、配信先でRSSフィードを選択することも可能です。選択して登録を行うと「マイアラート」に登録したキーワードが表示されます。

赤枠の部分をクリックすると、RSSフィードの形式のページが表示されますので、そのページのアドレスをRSSリーダーなどに登録することで、Googleアラートの通知をRSSフィードで受け取ることが可能になります。
  

Googleアラートの候補から設定

Googleアラート.jpg
Googleアラートには、あらかじめアラートの候補が用意されており、ワンクリックでマイアラートに追加することができます。さらにその候補をクリックすると、アラートのプレビュー画面を見ることもできます。

Googleアラートのキーワード設定の例

以下はGoogleアラートで設定するキーワードの例です。
目的に沿ったキーワードを設定しましょう。

自社の社名やサービス名を設定する

自社の名前やサービス名を設定することで、自社について言及している記事などを自動で通知できます。
自社の評判などを把握するのに役立つでしょう。
URLを登録しておけば、被リンクの状況も把握できます。

競合の名前やサービス名を設定する

競合の社名をやサービス名を登録しておくことで、競合の新サービスや新商品のリリースなどの最新情報を把握できます。  

Googleアラートのキーワード設定テクニック

ここまで設定できるようになったら、次は便利なキーワード設定方法を紹介します。例えば「カレー」で登録すると、カレーに関する様々な情報が見境なく届いてしまいます。それでは困る場合は、次のような演算子を使う設定テクニックがあります。
  

「and」:AとBが含まれる検索

and検索.jpg
A and B とすることで、AとBが含まれるページのみを表示します。

カレーライス and 商品
カレーライスと商品を含むページを表示します。

  

「""」:フレーズ検索

フレーズ検索.png
語句やフレーズを""(ダブルクオーテーション)で囲むと、囲まれた語句やフレーズを順番通りに含むものだけが表示されます。

"カレーライスのレシピ":
「カレーライスのレシピ」というフレーズが表示されます。「レシピ カレーライス」は表示されません。

  

「-」:除外検索

除外検索.png

語句やサイトの前に-(ダッシュ記号)を付けると、その情報を含むサイトが除外されます。

カレー -カレーパン:
カレーパンが含まれないカレーのページのみ表示されます。

カレーライス -site:cookpad.com
クックパッド以外のカレーライスのページが表示されます。

  

「or」:AまたはBが含まれる検索

or検索.png
A or B とすることで、AまたはBが含まれるページのみを表示します。

カレーライス or ハヤシライス
カレーライスもしくはハヤシライスを含むページを表示します。

  

サイト指定検索

site指定.png
サイトの指定をした検索もできます。キーワードの後ろにサイト指定をすると、キーワードを含んだ指定サイトのページのみが表示されます。

カレーライス site:http://news.livedoor.com/
ライブドアニュースの中のカレーライスを含むページを表示します。

  

その他組み合わせ検索

Google検索を色々と組み合わせてGoogleアラートを作成することもできます。この例ですと、カレーライスのランキングと1位の情報から、地方のキーワードを除外した最新情報を受取ることができます。
  

GoogleアラートとFeedlyとの連携

Googleアラートの配信先でRSSフィードを選択できることはお伝えしましたが、最も有名なサービスの1つであるFeedlyを使って実際にGoogleアラートの設定方法をお伝えします。
  
参考:
feedly公式サイト

feedly01.jpg
設定したGoogleアラートに対して、RSSフィードのアイコンをクリックします。クリック先のURLをコピーしてください。

feedly02.jpg
次にFeedlyに移動して、追加ボタンを押した後に、先程コピーしたURLを貼り付ければGoogleアラートで設定したキーワードがRESULTSに表示されます。それをいつものとおりFOLLOWボタンを押下することでFeedlyに追加することができます。
  

まとめ

キュレーションアプリやメディアは世の中に出回っている様々な情報を網羅的に捉えることができますが、自分が欲しい情報を毎回確実に届けてくれるわけではありません。

Webマーケティングのように毎日のように新しい情報が更新され、重要な情報もサラッと流れてくるような業界では、最新情報はできるだけ漏れなく確認しておきたいものです。Webマーケティングを行う担当者様は、ぜひ利用するべき機能です。

世間の流れを把握するためのメディアと、自分にとって重要な情報を確実に運んでくれるGoogleアラートの2軸を使って、抜かりなく情報収集をしてみてはいかがでしょうか。