心理学を取り入れることで人材配置に悩まない!ストレングスファインダーでメンバーの特性を理解しよう
自分の得意なことを把握するのも難しいことですが、人のことを理解するのはより難しいことです。しかし、人材配置となるとわからないでは済まされません。
人材配置が上手くいっているかどうかで、チーム、企業の業績はもちろん、ムードや個々のモチベーションも変わってきます。つまり、適材適所に人材を配置することは、社外だけでなく社内にも大きなメリットがあるということです。
そこで今回は、人の特性を把握しそれを活かす手助けをしてくれる「ストレングスファインダー」をご紹介します。
数値化、具体化が難しい社員の資質を客観的かつ効果的にあぶり出すことができる診断ツールです。これを活用すれば人材配置がスムーズになるはずです。ぜひ自社にも取り入れてみてはいかがでしょうか。
診断ツール「ストレングスファインダー」とは
ストレングスファインダーとは、アメリカの世論調査・コンサルティング企業 ギャラップ社が開発した診断ツールです。ポジティブ心理学に基づいて開発したもので、選択方式の診断テストを受けることで全34種類の資質パターンの中から自分が持つ資質を知ることができます。
要するにストレングスファインダーは、自分の行動・思考をパターンの中からあぶりだし「強み(資質)」の源泉を見える化してくれるものといえるでしょう。
よくある自己分析では、これまでの経験やスキル、周りからの意見・評価をもとにする場合がありますが、このような手段では“分析に時間がかかる” “フィルターがかかりやすく主観的な結果が出てしまいがち”といった問題が浮上します。
これに対してストレングスファインダーは、テストを受けるだけで客観的な分析ができますので、優れた自己分析の手法といえます。
ストレングスファインダーの資質群
ストレングスファインダーでは、人間が持つ特性を34資質・4分類にパターン化しています。診断を受けることで、全34の中から自分が持っている資質の上位5つを知ることができます。
なお、診断結果の5つは傾向が強い順に表示されます。
< 実行力の資質 >
アレンジ、回復志向、規律性、公平性、慎重さ、信念、責任感、達成欲、目標志向
< 影響力の資質 >
活発性、競争性、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、指令性
< 人間関係構築力の資質 >
運命思考、共感性、個別化、親密性、成長促進、調和性、適応性、包含、ポジティブ
< 戦略的思考力の資質 >
学習欲、原点思考、収集、戦略性、着想、内省、分析思考、未来志向
ストレングスファインダーの受け方
ストレングスファインダーは、以下のいずれかの方法で診断を受けることができます。
< 診断方法 >
1. 書籍を購入しアクセスコードを手に入れる
2. Gallup Strengths Centerのストアでアクセスコードを購入する
3. 公式アプリを利用する
問題は全177問の選択方式で、診断に必要な時間は20分~30分程度で、回答が全て完了するとレポートを表示し、強い反応が出た資質がわかります。
書籍を購入する場合
書籍でじっくりと理解してからテストを受けることができるのが大きなメリットで、初めてストレングスファインダーを知る方、誰かに診断を受けてもらいたい場合にオススメです。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』(マーカス バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン著)
こちらはストレングスファインダーを世に知らしめるきっかけとなった1冊です。「才能」「強み」とは何か、34の資質にはどのようなものがあるのか詳しく紹介しています。
ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
『ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう』(トム・ラス、バリー・コンチー 著)
ベストセラー『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』のリーダーシップ版として登場しました。自分の強みを知り、リーダーシップの実践方法を見つけ出すことができる1冊です。
GULLUP Strengths Centerで購入する場合
<TOP 5 STRENGTHS ACCESS US$15.00>
自分のTOP5の強みを知ることができるテストです。書籍を購入するより割安で受けられるものの、詳細な説明がないため、初心者にはわかりにくい可能性があります。そのため、ストレングスファインダーに関する事前知識がある方にオススメです。
<全34の強みのアップグレード US$74.00>
34資質全ての順位を知ることができます。上位5つを知った上でさらに詳しい資質が知りたい方にぴったりです。
※初めから34資質全ての順位が知れる「ALL 34 STRENGTHS ACCESS」US$89.00もあります
スマートフォンアプリを利用する場合
STRENGTHSFINDER APP NOW AVAILABLE
パソコンが手元にない、もっと手軽に診断を受けたいという方にオススメなのが、スマートフォンアプリの利用です。
アプリ内課金で診断を受けることができます。
※カスタマーレビューに「見れない」などバグの報告もありますので、利用前に目をとおす必要があります
結果を活かすために知っておきたいこと
これまでご紹介したように、ストレングスファインダーは人の強みを発見するのに非常に強力なツールです。しかし、心理テストや占いのようにただ診断結果を知るだけでは、その後に活かすことができません。
そこで、以下3つのような点を踏まえておきましょう。
1. 資質について詳しく知っておく
ストレングスファインダーについて理解していないのにいきなり診断をしたり、結果だけを見てしまうと「そうなんだー」で終わってしまいがちです。診断前にどのような資質があるのか、自分の資質はどういうものなのか、そもそもストレングスファインダーとは何なのか、をしっかりと把握しておきましょう。
2. 資質は強みにも弱みにもなることを理解する
ストレングスファインダーで分かる上位5つは、自分の思考・行動のパターン、クセであり、絶対的に「強み」というわけではありません。状況、相手によって「強み」になることもあれば、逆に「弱み」になる場合もあることを理解しておきましょう。
3. 資質がどのようなシーンで強みとして活かせるか考える
前述のとおり、資質は必ずしも「強み」にはなりません。「強み」として活かすためにはどのような状況におくべきか、実際のシーンを想像してみましょう。日常生活で「強み」になった局面を考えると参考になるのではないでしょうか。
ストレングスファインダーの活かし方
個人の資質を分析するストレングスファインダーですが、自己分析結果は仕事にも幅広く活用することができます。その中でも、ストレングスファインダーをぜひ活用したいのが、企業やチーム決めでよく問題になる「人材配置」です。
ところで、なぜ「人材配置」が重要とわかっているにもかかわらず、実現が難しいのでしょうか。その理由の1つとして、仕事を実際にする前に配属先が決まってしまうことが挙げられます。入社の際には当然面接を行いますが、面接だけで100%その人の特性を見極めるのは困難です。結果的に、向いているかどうかわからないまま配属が決まり、後で人材配置の問題が出てきます。
そこで、ストレングスファインダーを取り入れてみましょう。
入社時やメンバーの役割を決める際にストレングスファインダーを受けてもらい、診断結果から特性を把握することで、効果的に人材配置を行うことができます。
例えば、同じ事務系の仕事であってもルーチンワークと、受付や電話・来客応対では必要なスキルが異なるように、仕事内容によって求められる能力は異なります。
適材適所を実現することで社員が力を存分に発揮でき、結果として利益の最大化につながります。
また、上手く人材配置ができることは利益につながるだけではなく、社員の幸福にもつながることでしょう。
このほかにも、ストレングスファインダーは仕事の様々なシーンで活用することができます。
例えば、資質を把握することで褒めるべきポイントが知れたり、モチベーションアップにも役立てることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。どんな仕事にも向き、不向きがありますので、もし現状のチームが上手くいっていなかったり、社員の実力が発揮できていないようなら、人材配置が適切でない可能性があります。
しかし、人材配置をした後では、ついできている人と比較して実力・努力不足と考えたりと問題に気付けないケースがあります。だからこそ、初めの人材配置を適切に行うことが重要です。
ストレングスファインダーを人材配置に取り入れることで、社員1人ひとりの特性を上手く活用することができ、業績アップや職場の雰囲気向上など様々な効果を得ることができます。
人材配置で悩んでいるという方は、早速、ぜひストレングスファインダーを実施し活用してみてください。
- コンサルティング
- ビジネスはより高度化し専門的になっています。そこで、事業者のみならず専門家を呼び、彼らからアドバイスを受けながら、日々の活動を確認したり、長期の戦略を考えたりします。その諸々のアドバイスをする行為自体をコンサルティングといい、それを行う人をコンサルタントと言います。特別な資格は必要ありませんが、実績が問われる業種です。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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