TwitterやFacebook、GoogleのようなWebサービスを自社コンテンツ内で取り上げる時、ブランドのロゴを使いたいと思うことはありませんか?営業資料に用いたり、ホームページで発信する記事の画像として含んだり、サービスのプロダクトに盛り込んだりとブランドロゴを使用する機会は多いでしょう。

今回は、主要Webサービスの公式ロゴの使い方と参照ページを紹介します。
商品やサービス名、ロゴは著作権及び商標にて保護されており、使用にはガイドラインが設定されています。ブランドのロゴに似せたデザインを勝手に作成したり、ガイドラインとは異なる加工をしたりした際には法律に違反する場合があるので注意しましょう。

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)

SNS上で行うキャンペーンやSNSと連動したサービスの案内文などには、SNSのロゴを使いところでしょう。国内の主要SNS5つ「Twitter」「Facebook」「インスタグラム」「LINE」「ピンタレスト 」のブランドロゴの主要サービスを紹介します。

1.Twitter

スクリーンショット_2017-03-06_13.41.12.png
https://brand.twitter.com/ja.html

Twitterではメインイメージとなる鳥のロゴ素材を配信しています。

また、#(ハッシュタグ)や@(ユーザーネーム)に関しても、書体が指定されているのでTwitterキャンペーン実施時には気をつけるようにしましょう。

2.Facebook

スクリーンショット_2017-03-06_13.50.21.png
https://en.facebookbrand.com/assets

Facebookでは公式のロゴのほか、ニュースフィードやプロフィール画像のモックアップも用意されています。
Facebook独特の「いいね!」やスタンプ素材も提供されているので、ユーザーのアクションを促したい時にも使いやすいでしょう。

ガイドラインは各素材ごとに定められています。
素材をダウンロードする際には、ガイドラインをチェックすることが必須になっているので注意してください。

参照:
Facebook Brand Guidelines

3.インスタグラム

スクリーンショット_2017-03-06_13.54.50.png
https://en.instagram-brand.com/assets

インスタグラムではメインアイコンのほか、BoomerangやHyperlapseなどの各種ツールのアイコンを配布しています。
また、スクリーンショットのモックアップも用意されているので、投稿イメージを作成することができます。

Facebook同様、素材ごとに用意されているガイドラインを読んだ上で、ダウンロードしてください。

4.LINE

Using_the_LINE_Logo.png
https://line.me/en/logo

LINEでは、公式アイコンとサービス名のテキストに関して素材を配布しています。
ガイドラインでは、下記のように禁止事項が定められているので注意しましょう。
また、アイソレーション(余白)と最小使用サイズも定められているため、確認しておきましょう。

・LINEロゴを歪めたり、変更したりすること。
テキストの一部としてLINEロゴを使用すること
アプリのアイコンやロゴの一部としてLINEロゴを使用すること。
・プロフィール画像または背景としてLINEロゴを使用すること。
・LINEロゴを使用して、LINEと無関係のサービスにリンクまたは転送すること。

また、企業アカウントであるLINE@でも同様にアイコンとテキスト素材が配布されています。「自己のLINE@アカウントを紹介する目的」としての使用のみ、無償で利用できます。

参考:
LINE@ロゴの利用について

5.ピンタレスト

スクリーンショット_2017-03-06_14.18.23.png
https://www.pinterest.jp/pin/311241024243379353/

ピンタレストでは公式のロゴアイコンを配信しています。
サービス名自体のワードマークは利用できないので注意してください。

・バッジは、必ず自社の Pinterest URL を含む参加メッセージといっしょに使用します。
・バッジはコピーとバランスのとれた大きさにしてください。
・黙示的な推奨を示さないよう、Pinterest バッジは必ず企業のロゴよりも小さくする必要があります。

ガイドラインでは上記のように定められています。
メインカラーの赤色は印刷においても正しいCMYK比で表示させる必要があるので、ポスターなどの作成の際は意識するようにしましょう。

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ソーシャルブックマーク

ソーシャルブックマークを利用することで、ユーザーに企業のホームページを手軽にブックマークしてもらうことができます。
代表的なソーシャルブックマークサービスである「はてなブックマーク」について、紹介していきましょう。

6.はてなブックマーク

スクリーンショット_2017-03-06_14.26.43.png
http://hatenacorp.jp/press/resource

株式会社はてなでは「はてなブックマーク」及び「はてなブログ」について公式のロゴを複数種類配布しています。ガイドラインでは下記の行為が禁じられているので注意しましょう。

・他の会社の提供しているブログに、はてなマークをつける
・はてなと関係ない他のサービスや他のHPへのリンクに利用する
・はてなと関係ないものを販売したり配布したりしているページに、はてなが配っているかのような誤解をされる態様で利用する

検索エンジン

Google」や「Yahoo!JAPAN」のような検索エンジンは、提供するサービスも多岐にわたります。特にGoogleでは、YouTubeなど関連サービスのロゴも関わってくるので利用する頻度も高いでしょう。

7.Google

スクリーンショット_2017-03-06_14.32.33.png
https://www.google.com/intl/ja_ALL/permissions/trademark/logos-list.html

GoogleGoogleロゴだけでなく、YouTubeやAndroidなど関連サービスのロゴにもガイドラインを定めています。

ガイドラインでは、下記のように使用許諾について案内されています。

ブランドの具体的な使用方法について Google と合意し、書面で契約を交わしている場合、既存の契約で認められている方法以外を使用するのでない限り、使用許諾申請手続きを行う必要はありません。このような契約を交わしていない場合、事前に書面で許可を得ることなくブランドを使用できるのは、「事前の許可なくこれらのブランドを使用できる」旨が Google のウェブサイトに明示されている場合に限られます(Google の検索ボックスなど)。

記載にある通り、Googleのウェブサイトに明示されていない限りはロゴを許可なく使用はできません。

特に広告媒体や営業資料でGoogleロゴを利用する際には注意が必要です。

Google と共同でプロジェクトを実施している場合は、Google 担当者を通じて、第三者のマーケティング資料に Google ブランドを掲載するための許諾を受けてください。
引用:ロゴの使用|Google

このように、基本的に、販売促進のためにGoogleのロゴは利用できません。Googleのロゴをマーケティングに利用できる企業は限られるので、注意してください。

参考:
適切な使用のためのルール

8.Yahoo!JAPAN

スクリーンショット_2017-03-06_14.46.33.png
http://docs.yahoo.co.jp/info/copyright.html

Yahoo!JAPANでは基本的に公式ロゴの配布は行っていません。
利用する際は問い合わせフォームより、使用申請を行ってください。

その他

Webに関わるサービスを複数展開している「Microsoft」「Apple」のブランド素材についてもご紹介します。

9.Microsoft

スクリーンショット_2017-03-06_14.57.04.png
https://www.microsoft.com/en-us/legal/intellectualproperty/trademarks/usage/general.aspx

Windowsでは基本的なガイドラインだけでなく、SkypeやBingなどサービスごとにガイドラインを定めています。

上記に記載されていないサービスについては別途担当者への問い合わせが必要です。

使用範囲やサイズ、余白の取り方など、細かく定められているので使用の際には注意しましょう。

10.Apple

スクリーンショット_2017-03-06_15.02.32.png
https://developer.apple.com/app-store/marketing/guidelines/jp/

Appleではアプリのショップである「App Store」について公式ロゴを配布しています。
各言語に応じた素材が配布されており、勝手に翻訳を行って利用してはいけません。

また、iPhoneやiPad、Apple Watchなどの各シリーズのモックアップも配信されています。
Webサービスの利用イメージなどを作成する際は、ガイドラインをよく読んで利用するようにしましょう。

まとめ

商品名やサービス名・ロゴのようなWebサービスのブランド素材を利用する際には、各サービスのガイドラインに合わせて利用するようにしましょう。

その際には、Yahoo!JAPANのように事前に許諾を得る必要があるものや、Microsoftのように特別な契約が前提となるものがあります。使用許諾なしに利用できるものであっても、色合いやサイズなど細かく指定されているので、ガイドラインを確認するようにしてください。

今回ご紹介したサービス以外にも、各ブランドの素材に関しては「ブランドリソース」「商標ガイドライン」などのページで公開されています。ぜひ、自社で用いたい素材がある場合は、公式サイトから発信されている情報を検索してみましょう。

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