2016年9月より日本国内の一般ユーザーも利用できるようになったTwitterの*「モーメント」*は、複数のツイートをまとめることができる機能です。ストーリー性のある内容や複数の意見をまとめることにも適しており、企業にとっても商品のレビューをまとめたり、ブランドのストーリーを表現したりといった使用方法が見込めるでしょう。

しかし、実際に作成すると自由度が高すぎて、どのような軸を持って作成したらわからないという方は多いのではないでしょうか。

今回は、Twitterの公式アカウントで公開されているモーメントを元に、モーメントの作成ポイントを5つ紹介します。
モーメントは140字という制限の枠を超えた厚い内容を表現できます。企業のTwitter運営をより充実させるためにもポイントをおさえて、より反響を多く得ることができるモーメント活用していきましょう。

Twitterモーメントとは

Twitterの「モーメント」とは複数のツイートをまとめる機能です。
Twitter上で配信したり、ホームページに埋め込んだりして周知できます。

ツイートには140文字という制限があります。
1つのツイートで、ブランドストーリーのようなストーリ性のある内容や、選挙ニュースのような複数の日程に跨ぐような内容をまとめることは難しいでしょう。

モーメントを利用すれば複数のツイートをまとめることができるので、1ツイートでは表現できなかった厚みのある内容を表現できます。

現在、モーメントはパソコン版のTwitterのほかスマートフォン向けのアプリでも作成・閲覧が行えます。

モーメントの詳細や作成方法についてはこちらの記事で紹介しています。

Twitterのモーメントって?モーメントの基礎知識からよくある疑問も解説します

参考:
[モーメントの作成|Twitterヘルプセンター]
(https://support.twitter.com/articles/20174969)
Twitterモーメント

Twitterモーメント公式から学ぶ、モーメント作成5つのポイント

モーメントを実際に作成するとなると、どういったツイートを選べばいいのか迷ってしまうでしょう。また、どういったポイントをおさえて作成すればいいのか、わからないかもしれません。

TwitterJapanではTwitter モーメント(@momentsjapan)という公式アカウントにて、Twitter上で話題となっているニュースをまとめたモーメントを発信しています。

公式アカウントではモーメントの機能やTwitterの機能を駆使しており、自社で作成する際のも参考になります。公式アカウントのモーメントをもとに、モーメント作成5つのポイントを学んでいきましょう。

1.カバーは一目でテーマがわかるものにする

モーションでは、説明文と共にトップに掲載されるカバーを設定する必要あります。
カバーは画像を個別にアップロードするほかにも、選んだツイートの中から抜き出して使用することもできます。

上記のモーメントは、フューチャーフォン(ガラケー)に関してまとめたモーメントで、カバーにはJ-PHONE J-SH04という機種の画像が用いられています。

*カバーはモーメントの表紙のようなもので、ツイッターで配信した際にも表示されます。*そのためユーザーにとって一目でモーメントのテーマがわかるような画像を用意するといいでしょう。

2.時事にあったテーマを選ぶ

TwitterモーメントはTwitter上で話題となったニュースをまとめているため、特に時事に合わせたモーメントを配信しています。

例えば、上記のモーメントはiPhoneのOSであるiOS 10.3がアップデートした際にかかる時間が長いというツイートをまとめたものです。
このようにネットで話題となっている事柄を取り上げることで、モーメントの反響も大きくなるでしょう。

その際には時事に合わせるだけでなく、自社のアプローチにもつながる内容で作成することが大切です。
GoogleトレンドやTwitterトレンドを利用してネットのトレンドを掴みながら、モーメントに取り入れていきましょう。

参考:
ネットのトレンドを素早く掴める!Googleトレンドの使い方

3.意図を持って並び順を組む

取り上げるツイートは闇雲に並べるだけでは、ユーザーにとっても見づらく、魅力的なものにはなりません。
テーマに合わせて並び順を工夫するようにしましょう。

例えば、上記のモーメントではF1の予選の様子をまとめていて、並び順は開幕宣言→予選結果→予選終了後の感想ツイートという並び順になっています。

このように時系列に合わせて組むことで見る人にとって、ストーリーにのめり込める内容となっています。
ほかにも商品レビューであれば商品カテゴリごと、イベントの様子であったらイベントスケジュールに合わせて並べるなどの工夫ができるでしょう。

4.画像や動画を織り込む

モーメントでは画像や動画を含んだツイートもまとめることができます。

上記のモーメントでは、通常のツイートのほかGIF画像など画像を含んだツイートを数多くまとめています。

文章だけだと読み疲れてしまう内容でも、画像や動画を含むことで読みやすい内容に仕上げることができます。
特に動画は自動再生されるので、わざわざ再生ボタンを押さなくても見ることができます。そのため見る人にとっても動きを感じられる魅力的なモーメントに仕上げられるでしょう。

5.ハッシュタグを活用する

Twitterでは「#(ハッシュタグ)〇〇」とつけることで「◯◯」に関連したツイートをまとめて検索できます。
モーメントをツイートとして発信する際にはモーメントに関連したハッシュタグをつけることで、検索にかかりやすくなるでしょう。

参考:
知らないと恥ずかしい?よく使われるTwitter24用語をわかりやすく解説

例えば上記のモーメントに対して「#トランプ政権」というハッシュタグが付けられています。このようにハッシュタグをつけることで「#トランプ政権」という検索にもかかりやすくなるでしょう。

モーメントで取り上げた商品名や関連する地名などはハッシュタグとして、ツイートに加えるのもいいでしょう。