有名インスタグラムアカウント"10個"を調査!複数枚の画像投稿とエンゲージメントの関係性とは?
こんにちは。ライターのナッツこと、永田優介です。
ferretが提供するインスタグラム解析ツール「ナビスタ」を使って、これまで9回にわたって、様々な角度からインスタグラム分析を行ってきました。
いまや企業のSNSマーケティングにおいて欠かすことのできない存在へと成長してきた、インスタグラム。写真投稿SNSとしてスタートし、現在は動画も投稿できるようになりました。
2017年より複数枚投稿機能が新たに追加! これまで一度の投稿で1枚の写真しか投稿できませんでしたが、新機能により最大10枚の写真を一度に投稿することが可能になりました。
しかし、「どのように複数枚投稿機能を使えばいいかわからない」「複数枚投稿は効果があるのか」といった疑問をお持ちの方も多いはずです。
そこで今回、ferretが提供するインスタグラム解析ツール「ナビスタ」を使い、有名インスタグラムアカウントが複数枚投稿機能をどう使い、エンゲージメントにはどのような影響が出ているのか調べてみました。
インスタグラム運用を担当されている方、今後インスタグラムを活用した施策を検討されている方、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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参考:
▼過去のインスタグラム分析の記事はコチラから▼
・HillValleyに!ゴーゴーカレーに!PABLOに!飲食店はインスタグラムをどう使うべきか?注目アカウント10選を徹底比較
・BEST10を発表!インスタグラムの日本語ハッシュタグ人気ランキング
・5人の人気Youtuberを丸裸に!Youtuberのインスタグラム活用方法に迫る
・Youtube再生回数1億回突破!インスタグラムでも話題の#PPAP を分析してみた
・【活用事例】紙・Webメディアが運営する人気のインスタグラムアカウントTOP10を分析してみた
※上記は直近公開された関連記事になります。そのほかの記事に関しましてはコチラから
複数枚投稿を実施している有名アカウントを分析してみた
インスタグラム解析ツール「ナビスタ」では、様々なアカウントの基本情報だけではなく、フォロワーの増減数やいいね数の平均、またエンゲージメント率の平均などもチェックが可能です。
今回、複数枚投稿をすでに実施しているアカウントを10個ピックアップし、"フォロワー数" "いいね数平均" "エンゲージメント率平均"をご紹介します。
また「複数枚投稿のエンゲージメント率とエンゲージメント率平均」、「複数枚投稿のいいね数といいね数の平均」それぞれの比較した値や分析結果についてもお伝えします。
※下記の"平均いいね数" "平均エンゲージメント率"は、各企業の過去の実績となります
01. MARVEL
・フォロワー数:11,515,979
・平均いいね数:217,107
・平均エンゲージメント率:1.91%
アメコミといえば世界的にも有名なアメリカの漫画出版社「MARVEL(マーベル)」!
そのほか、日本でもお馴染みの"スパイダーマン"や"X-MEN"、"アイアンマン"など、皆さんご存知のアメコミを出版しているMARVELは、どういった投稿を複数枚投稿にしているのでしょうか?
上記は新しい漫画の告知として、漫画の一部を「チラ見せ」する見せ方で複数枚投稿を行っています。
こちらのいいね数は「109,133」(平均差-107,974)、エンゲージメント率は「0.95%」(平均差-0.96)と、平均に比べて下回っていました。しかし、MARVELのインスタグラムでは7回目の複数枚投稿のため、おそらく様々な見せ方を試行錯誤している段階なのでしょう。
ペラペラとインスタグラムの投稿を見ることで、ついつい続きが読みたくなってしまう、そんな見せ方はぜひ真似したいポイント。告知系の投稿の際は、ぜひ複数枚投稿機能で「チラ見せ」してみましょう。
02. Disney
・フォロワー数:8,270,069
・平均いいね数:166,355
・平均エンゲージメント率:2.03%
1日2回ペースでインスタグラムに投稿しているディズニーのアカウント。もちろん複数枚投稿も行っています。どういった使い方をしているのか見てみると、同じイベントの写真を投稿する「フォトギャラリー」的な使い方が多いようです。
上記はスター・ウォーズのイベントにおける写真投稿です。いいね数は「84,871」(平均差-81,484)、エンゲージメント率は「0.94%」(平均差-1.09)と平均よりも下回っていますが、スター・ウォーズファンにはたまらない写真ばかり!
ディズニーのように、様々なキャラクターを保有している企業の場合、インスタグラムのフォロワーも属性が様々です。スター・ウォーズファンもいれば、ミッキーファンもいることでしょう。そういったアカウントの場合は、複数回にわけて投稿してしまうと興味がない人には邪魔なコンテンツになってしまうため、複数枚投稿によって特定ファンのエンゲージメントを高めつつ、興味がない人にも邪魔にならない見せ方が可能になります。
03. Vans
・フォロワー数:7,457,984
・平均いいね数:106,577
・平均エンゲージメント率:1.45%
スケーターの間で大人気シューズブランド、Vans(ヴァンズ)。複数枚投稿によって、Vansにはいろいろな種類があること、また人それぞれのVansのストーリーがあることを訴求しています。
上記の複数枚投稿のいいね数、エンゲージメント率を見てみましょう。いいね数は「144,595」(平均差+38,018)、エンゲージメント率は「1.95%」(平均差+0.50)とどちらも平均を上回っています。
ほかの複数枚投稿も平均より上回っている投稿が多く、複数枚投稿を上手に活用している様子。ポイントは、投稿に添えられたこの一文にあります。
“Show us what you’re all about in your favorite pair with #MyVans.”
(#MyVansで、あなたのお気に入りのペアをすべて見せてくれ)
直接、ユーザーの関与を呼び替える一文、そしてユーザー1人ひとりのストーリーを想起させるような複数枚投稿が、平均よりもエンゲージメントが高まった要因かもしれません。
04. Audi
・フォロワー数:7,761,302
・平均いいね数:163,759
・平均エンゲージメント率:2.11%
続いては、高級車メーカーAudi(アウディ)のインスタグラムアカウントです。2017年4月にニューヨークで開催されたモーターショーでの投稿は、ほぼ全てが複数枚投稿となっています。
それもそのはず!新車は車の前面だけではなく、ハンドルまわり、エンジン、そして後ろからのカットと、見せたい箇所、ユーザーも見たい箇所だらけです。それを1枚ずつ、別々の投稿で行っていたら、少しカッコ悪くなってしまいます。車メーカーにとっては、複数枚投稿は非常にありがたい新機能だったのかもしれません。
上記投稿のいいね数、エンゲージメント率はそれぞれ「168,935」(平均差+5,176)、「2.18%」(平均差+0.07)と平均よりも少し上回っています。ほかの複数枚投稿も、平均より上回っている投稿が多く、フォロワーが「もっと見たい!」と思える写真を複数枚投稿で補うという使い方は成功と言えるでしょう。
05. PlayStation
・フォロワー数:7,431,795
・平均いいね数:82,805
・平均エンゲージメント率:1.15%
新商品の発表を中心に投稿されているPlayStationのインスタグラムアカウントです。更新頻度は低めですが、複数枚投稿は早速導入されています。
上記は、ゲームキャラクターのフィギュア写真で、Audiと同じくファンにとって「そこ詳しく見たい!」というポイントのカットを、複数枚投稿で上手く表現しています。いいね数は「69,782」(平均差-13,023)、エンゲージメント率は「0.94%」(平均差-0.21)と平均よりは下回っていますが、それではいいね数7万近くと、非常にファンに刺さっているコンテンツと言えるでしょう。
06. CNN(シーエヌエヌ)
・フォロワー数:3,160,760
・平均いいね数:27,206
・平均エンゲージメント率:0.93%
アメリカのニュース専門放送局CNNのインスタグラムアカウントは、1枚だけの投稿、動画投稿、複数枚投稿をバランス良く活用しています。ニュース性が高いため、内容に応じていいね数やエンゲージメント率は比較的変動しやすくなっています。
ちなみに、いいね数やエンゲージメント率が高い投稿はというと、桜の写真や満月の写真などの微笑ましいものがほとんどです。上記の復活祭でのトランプ大統領のスピーチ投稿は、いいね数「6,820」(平均差-20386)、エンゲージメント率は「0.22%」(平均差-0.71)と平均よりも大きく下回っています。
伝えるべきニュース、伝えたいニュース、そしてユーザーが知りたいニュースとのギャップを埋めるために、CNNが今後もどのようなインスタグラム投稿をするのか、チェックしていきたいところです。
07. BuzzFeed
・フォロワー数:2,657,129
・平均いいね数:87,014
・平均エンゲージメント率:3.44%
最後にご紹介するのは、Webメディア・BuzzFeedのインスタグラムアカウントです。今回ご紹介したアカウントの中では、1番エンゲージメント率平均が高いアカウントです。
投稿1つひとつが笑いを狙ったコンテンツが多く、複数枚投稿でも写真だけではなく、テキストが画像の中に含まれるものを使い、ストーリー性のある内容になっています。また、ユーザーがパッと見ただけでも複数枚投稿であることがわかるように、1枚目の画像に「Swipe」とテキストが含まれているのもユニークです。
ちなみに、BuzzFeedの気になるいいね数とエンゲージメント率を見てみましょう。上記投稿の場合、いいね数は「52,246」(平均差-34,768)、エンゲージメント率は「1.97%」(平均差-1.47)と、平均よりも下回っています。そして、ほかの複数枚投稿も平均より下回っている様子です。
とはいえ、コメント数は1,000近くついていて、平均を下回っても50,000いいねと非常に多くのユーザーが反応しているため、 “フォロワーを飽きさせない投稿” として複数枚投稿は一役買っているのかもしれません。
08. Netflix
・フォロワー数:3,527,435
・平均いいね数:38,744
・平均エンゲージメント率:1.19%
オリジナル作品にも力を入れている動画配信サービスNetflix。新作にまつまわるコンテンツがインスタグラムでは投稿されています。投稿頻度はそこまで多くはないため、複数枚投稿もまだ数は少なく、試行錯誤している様子です。
上記は人気TVドラマシリーズの新作情報について。いいね数は「55,984」(平均差+17,240)、エンゲージメント率は「1.65%」(平均差+0.46)とフォロワーにとっても好印象であった投稿となっています。
人気TVシリーズの最新作というだけあって、すでにファンが多いコンテンツです。そういったフォロワーの好反応が見込まれるコンテンツは、複数枚投稿でよりファンのエンゲージメントを高めるアクションをとるのが良さそうです。
09. ULTRA
・フォロワー数:2,486,726
・平均いいね数:42,189
・平均エンゲージメント率:1.77%
EDMフェス「ULTRA」のインスタグラムアカウントで、昨今のEDMブームでフォロワーがぐんぐん伸びているアカウントです。
上記投稿はいいね数「14,235」(平均差-27,954)、エンゲージメント率「0.60%」(平均差-1.17)と平均よりは下回っていますが、フェスのセキュリティ、入場ポリシーをテキストではなく、複数枚の画像で表現しているのは注目です。
イベント系アカウントにとって集客のための楽しそうな写真も大切ですが、こういったイベントの注意事項の情報も楽しいイベント運営には大切です。しかし、何度も写真を投稿していてはフォロワーに嫌われ、テキストで表現しても読んでもらえない可能性があります。
イベント運営系のインスタグラムアカウントを運営されている方は、ULTRAのように画像でイベントの注意事項を表現するという方法は参考になりますね。
10. Nintendo of America
・フォロワー数:2,954,870
・平均いいね数:65,371
・平均エンゲージメント率:2.30%
最後にご紹介するのはアメリカのNintendoアカウントで、基本的には1枚写真の投稿がメインとなっており、動画や複数枚投稿は10回に1回ペースの様子です。
上記はNintendo Switch™を使い、「牧場の人とゲーマーで乳搾り対決」という企画投稿を複数枚投稿機能で表現しています。いいね数は「29,814」(平均差-35,557)、エンゲージメント率1.01%(平均差-1.29)となっていました。
平均よりは下回っていますが、こういった企画系の投稿は1枚では表現できません。特設Webサイトを作らずとも、複数枚投稿機能で表現できてしまうため、こういった企画はこれからも増えてきそうです。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
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- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
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- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
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- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
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- エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対してユーザーが「愛着を持っている」状態を指します。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。 以前は、人事や組織開発の分野で用いられることが多くありましたが、現在ではソーシャルメディアなどにおける「交流度を図る指標」として改めて注目されています。
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- エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対してユーザーが「愛着を持っている」状態を指します。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。 以前は、人事や組織開発の分野で用いられることが多くありましたが、現在ではソーシャルメディアなどにおける「交流度を図る指標」として改めて注目されています。
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- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
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- エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対してユーザーが「愛着を持っている」状態を指します。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。 以前は、人事や組織開発の分野で用いられることが多くありましたが、現在ではソーシャルメディアなどにおける「交流度を図る指標」として改めて注目されています。
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- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
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