オンラインマーケティングの調査会社ニールセンによる研究によると、インターネットユーザーがホームページに到達してから離脱するまでの平均的な時間は10秒から20秒程度だそうです。

これは、ユーザーは基本的にページの中から必要だと思われる情報を素早くスキャニングしているからです。
F字状に目を動かしてそのコンテンツの価値を10秒程度で大まかに評価し、そこで自分に必要かどうかを判断し、必要でなければ離脱します。
したがって、私たちWeb担当者が取り組まなければならないのは、いかに自社ホームページユーザーを留まらせておくか、ということです。

ユーザーがホームページに留まっておく時間を決定する重要な要素の一つは、ユーザーがどれくらいそのホームページを「信用しているか」ということです。

ユーザーがホームページを「信用に足る」と捉えている場合、最後までページの本文を読む可能性が高くなり、可能であれば他のページも回遊し始めます。
もちろん、これがコマースサイトであれば、長時間滞在すればするほど、ユーザーが商品を購買する可能性が高まります。

今回は、ホームページの信頼度を高めて読まれるホームページにするためにやっておくべき3つのことをご紹介します。

読まれるホームページにするためにやっておくべき3つのこと

1. ホームページのデザインは整えておく

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ホームページのデザインや構成は、信用・信頼を得る上でまず重視されるとても大切な要素です。
「人は見た目で9割判断される」と言いますが、ホームページにおいてもある程度見た目で最初にある程度の判断が下されてしまいます。
適切なカラースキームを使い、レイアウトを整え、適度に画像を配置するなどして図版率を調整することで、プロのようなデザインにすることが、信頼を勝ち得る第一歩となります。

デザインする上で、いくつかの注意点があります。
まずは、ホームページのデザインは一貫したものにする必要があります。
ホームページのデザインが一貫していなければ、必要な情報を探すためのナビゲーションができなくなってしまうからです。
ボタンやメニューには、ユーザーがパッと見て意味のわかる、操作しやすいナビゲーションラベルを付しておく必要があります。
ユーザーが2〜3回のクリックで自分の探しているページや現在自分がいるページの位置が分からなかったり、10〜20秒で探している情報がないと判断すれば、ユーザーはこのサイトに対する信頼感をなくしてしまいます。

また、ビジネスの種類に応じた見た目にするのは重要なことです。
例えば、会計事務所のホームページであれば、清潔感があり信頼に足るデザインにします。
また、子ども向けのフォトスタジオの場合はポップでエネルギー溢れるデザインが好ましいでしょう。

一般的には、本文が読まれる一歩前の段階で外見を見られていますが、使い勝手も見られています。
例えばリンク切れやブラウザの互換性に伴う問題など、一見小さな問題に見えますが、このようなことが積み重なるとユーザーの信頼も失ってしまいます。

2. クオリティの高いコンテンツだけを使う

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オリジナルの、役立つ、価値のあるコンテンツがあれば、ホームページの信頼度は大きく上がります。
また、できるだけユーザーのサイト内の滞在時間を長くしたいのであれば、次のようなポイントに気をつけましょう。

● オリジナリティ

全てのコンテンツをオリジナル記事にしましょう。
仮に既存の記事から運用する場合には、それが分かるように表示するようにしましょう。
ユーザーに読まれるコンテンツは、他では読むことのできないコンテンツです。

● 正確性

記載することに間違いがあると、信頼を失いかねません。
訪問者が記事の間違いに気づいたり、明らかな事実の相違がわかったら、せっかく積み重ねてきた信頼が崩れてしまうことを頭に入れておきましょう。

● 最新性

記事の内容はできるだけ最新のものであることが好ましいです。
最近では、古いコンテンツであっても記事を見直して更新することで、更新日を表示している記事もありますが、こうすることで古いコンテンツをそのままにするよりもはるかに信頼できる記事となります。

3. プライバシーとセキュリティをクリアにしておく

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インターネットが急速に広まったことで、プライバシーやセキュリティに関する問題が浮上しています。

ホームページを訪れる際、SSLに接続しているかをこまめに確認するユーザーも中にはいます。
特にニュースレターを購読するためにメールアドレスを入力したり、商品を購入したりする際には、暗号化通信を通してデータのやりとりを行なったほうが、ユーザーとしてもデータを傍受されるリスクを減らすことができるので安心です。

また、特定商取引法やプライバシーポリシーを表示して、運営元の身元を公開したり、取得した情報を第三者に渡すことのないことを明示しておく必要があります。

EUでは、コンピュータやスマートフォン、タブレットユーザーの情報をブラウザなどに保存したり取得する際には、ユーザーに同意を求めることが法律で義務付けられるようになりました。
もちろんEUでサイトを公開する場合でなくとも、ユーザーのデータを利用する際には明示しておくと、ユーザーとしても安心してブラウジングすることができます。

まとめ

コンテンツが読まれるためには、もちろんコンテンツ自体に価値がなければ読まれません。
しかしながら、今回ご紹介したように、コンテンツを読む以前に離脱を生み出している原因もあります。

信頼を積み重ねるには時間がかかりますが、信頼を崩すのは一瞬の出来事です。
ぜひ、一つひとつ確認しながら、ユーザーに読まれるホームページを作っていきましょう。