発売再開後「ペヤング焼きそば」に起こった変化

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ところで、これはあくまでも噂なのですが……「ペヤング焼きそば」の評判はすっかり戻りましたが、発売再開後にちょっとした変化がありました。それが、限定販売品として展開していた商品バリエーションのリリース・タイミングを早めたことです。

一時休止以前から、バリエーション商品の展開には積極的なブランドでしたが、再開一年後の2016年終盤から、ほぼ毎月1点のペースで限定品をリリースしています。

ぺヤング 限定販売品

・2016年
 11月「わかめMAX」
 12月「パクチーMAX」

・2017年
 01月「チョコレートチョコレートやきそばギリ」
 02月「ペペロンチーノ風やきそば」
 02月「ソースやきそばプラス納豆」
 03月「背脂MAXやきそば」
 04月「酸辣MAXやきそば」

  
これらの限定商品は発表されるや否や、情報がSNSを中心に爆発的に拡散されます。特に「パクチーMAX」のように熱狂的ファンのいる食材や「チョコレート」のような賛否両論を呼ぶフレーバーをフィーチャーした商品については、大きな話題を呼びました。

他社製の競合商品でも、同時期に不思議なフレーバーの限定品を出していたことからも、その盛り上がり振りもうかがえます。
  
参考:
本当にマズかった『奇抜系インスタント食品ランキング2017』発表!|ROCKET NEWS 24
  

「話題になる」という事は、「検索ワードの上位になる」という事でもあります。販売再開された頃までは「ペヤング」に続く候補は「異物」などのネガティブワードでしたが、新製品ラッシュが真っ只中の2017年初頭には、限定品のフレーバー名が上位を占めるようになりました。
  

ネガティブなサジェストワードを削除する方法

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サジェストワードの中には、ネガティブなものも存在します。そうしたネガティブなサジェストワードを削除する方法として検索エンジンの運営に直接要請する方法を示していますが、同時に「他のポジティブな情報を上手く出して状況を逆に利用する」という手段も提示しています。具体的には、社名やブランド名と併せて、新製品の名称やポジティブなワードで検索するよう、一般ユーザーを誘導するという方法です。

入力の件数が増えればサジェスト順位が上がり、それまで上位にあったネガティブな語句は圏外に押し下げられるという訳です。入力件数を増やす方法はいくつかありますが、最も有効で、かつ余分なコストを掛けずに済む方法が、メーカー自らが話題性の高いポジティブな情報を的確なタイミングで要所に投下していく事です。そうすることにより、それをキャッチしたユーザーが自発的にSNSやブログで言及、それをニュースサイトやまとめサイトが記事化。拡散するのはアッという間です。

削除要請は必ずしも通るとは限りませんし、手続きも面倒です。また、上記記事内でも指摘されている通り、「サクラ」を使って恣意的に情報をコントロールしようとしても、ネット上の自主的なリサーチャーたちによって暴露されて、思わぬ結果に行きつく恐れもあります。

それよりも、既に多数のファンを有するブランドであれば、高速で情報が拡散する上記のようなプラットフォームが確立されているので、そのようなコストや小細工を弄する必要も無いという訳です。