まとめ

先ほど述べた商品購入の例で言うと、“買った”ことを覚えている商品と、覚えていない商品を比べると、当然ながら記憶に残っている商品の方が、モニターが次も購入する率は高いといえます。つまり、同じ「買った」という回答でも、意味が全く異なるのです。

アンケートをどう見るか。

これはこれで1個の研究テーマになるくらいの深い話です。同じ回答でも複数の意味がある、ということを考えずに、ただ数字だけで何かを判断するのは難しいかもしれません。リサーチの手法はいろいろありますが、データを読み解く力がなければ、何を調査しても出てくるのはただの数字にすぎません。これはインターネットリサーチを行う上での大前提と言えるでしょう。

本記事で学んだスマートフォンによりユーザーの生活に変化が生じてきたこと。それによって我々が取得するデータにまで変化が生じてきていることをご説明しました。それを踏まえた上で、今後は新たなデータの収集方法や、その活用方法についても情報を提供していきます。