GIF Data Makerの使いどころ

GIF Data Makerは検索データに用途が限られているわけではなく、むしろ個人的な2つの趣味の嗜好度合いを示したり、動画の視聴者数を比べてみたりと、アイデア次第でかなり面白い使い方ができると思います。
シンプルでありながらも、データを正確に提示することができるので、特別なスキルがなくとも誰でもデータビジュアライズを行うことができるのが、GIF Data Makerの強みです。

Google News Labのサイモン・ロジャーズ氏がGoogle News Labのチームブログで指摘しているように、数値を客観的に伝えていくデータジャーナリズムは、これまで以上に多くの人々がモバイル端末でニュースを閲覧しているという状況に適応する必要がありました。

データビジュアライゼーションといえば、複雑で過剰にインタラクティブでなければならないという先入観があるかもしれませんが、むしろスマートフォンの小さなスクリーンでも見やすく、一見してどのようなデータかがわかるほうが、ユーザーにとっても親切です。
とりわけ、ニュースを見ている人は時間がなくて数分で1つのニュースを確認したいひとが多いので、このようにシンプルにするのはとても大切なことです。

もちろん、さまざまな変数を使って面白いデータを掘り下げていく、インタラクティブ性の高いデータビジュアライゼーションも重要ですが、こうしたものはデスクトップ向きだと言えます。
このようにシンプルで、早く、なおかつ正確なデータをさくさく表示させたいときに、Data GIF Makerが活躍してくれるでしょう。

応用編:直接URLにパラメーターを指定する

最後に応用編をご紹介します。
実は、こちらのData GIF MakerはURLのパラメーターを使って直接生成することもできるので、Google Chartsのように直リンクを使って生成することもできてしまいます。

https://datagifmaker.withgoogle.com/?c={"l":"A","lv":[20],"r":"B","rv":[80],"type":"percentage","colour-left":"green","colour-right":"yellow","subtext”:”persons”}&autoplay=true&logoShown=false

この「?c={…}」で囲まれている部分がデータの部分で、「l」はLeftの頭文字で左側のラベル、「lv」はLeft Valueの略で左側の値、同様に「r」「rv」が右側のラベルと値になります。
同様に「colour-left」「colour-right」は左右の色、「subtext」は値の後ろにつく接尾辞部分になります。

「autoplay」はtrueに設定しておかなければ、表示がされないことがあるようです。
また、「logoShown」は実は隠しパラメーターになりますが、この部分をtrueにすると「powered by Google News Lab」というロゴが最後に右上に表示されるようになります。