縦動画は、基本的にスマホユーザーを閲覧対象者とした動画です。

2018年にMMD研究所によって発表された2017年の「スマートフォン利用者実態調査」によると、動画視聴をする際によく利用するデバイスの1位はスマートフォン、という結果になっています。

このような状況下でスマートフォンユーザーに対して動画を配信する際に、従来の横向きの動画だけでなく「縦型の動画」という考え方も広がりつつあります。
YouTubeやFacebookなどが、縦柄の動画へ対応し始めていることもことから、ますます重視されていることがわかるでしょう。

画面の大きさで比較しても、縦型のスマートフォンの画面には必然的に縦型の動画がフィットします。
スマートフォンを横に傾ければ横型の動画でも画面にフィットしますが、その動作がユーザーにとっては面倒に感じる場合もあります。

今回は、これから主流となり得る縦型動画を作成する際のポイント3つを解説します。
あわせて、縦型の動画を編集する際にオススメの無料アプリ5選もご紹介しますので、動画作成業務を行う方は参考にしてください。

参考:
2017年版:スマートフォン利用者実態調査|MMD研究所

縦動画を作成するポイント3つ

1.ユーザーに「続きが見たい」と思われるような冒頭にする

多くのユーザーはスマートフォン上に流れる情報をスクロールしながら流れるようにコンテンツを閲覧します。
そのため、動画の冒頭で興味がないと判断されたものはその続きを見られることはありません。
つまり、動画の冒頭が視聴のカギを握っていると考えられるでしょう。

ターゲットとするユーザーがそもそもどのようなことに興味関心があるのかを調査し、ユーザーの興味を引くテロップや映像などを使い「続きが見たい」と感じさせられるような動画にすることが大切です。

2.動画の再生時間を長くしすぎない

自発的に検索して見る動画はその限りではありませんが、長い1本の動画はデータ容量が多く、安定した通信環境も必要となるため屋外で利用しているスマートフォンユーザーに好まれない傾向があります。

動画の内容やターゲットユーザーによってはもちろん、TwitterやFacebook、YouTubeなど媒体によっても最適な動画時間は変化しますが、基本的には1分前後の動画がオススメです。

動画の時間を短くするために、遠回しな表現はできるだけ避け、簡潔でわかりやすいメッセージを入れることが求められます。

3.サムネイルの設定を行う

動画のアイコンとなるサムネイルは、投稿するメディアによって設定できるものとできないものがあります。
例えばTwitterに投稿する動画のサムネイルは設定できませんが、YouTubeの場合は設定が可能です。

動画の内容が一目でわかるサムネイルを設定しておけば、ユーザーの興味を引きやすくなります。
加えて、あらかじめサムネイルから概要が伝わるため、動画の内容に興味のあるターゲット層にピンポイントで動画を見てもらいやすいメリットもあります。

オススメの縦動画加工アプリ5選

縦動画はスマホユーザーに親近感を持たれやすく、閲覧してもらえる可能性が高まります。
加工でさらにユーザーの興味を引くことができれば、新商品や新サービスの広告などにも効果的に活用可能です。

1.Cute CUT

Cute_CUT.png
App store
Google play

こちらは、写真や動画だけでなく、テキストやスタンプ、なども挿入することができるアプリです。

中でも、動画に直接文字やイラストを書き込むドローイング機能に優れており、30種類以上の中からドローイングのスタイルを選択して利用できます。
作成した動画はスマートフォンのライブラリに保存できるほか、FacebookやYouTubeへ直接投稿することも可能です。

1つのアプリで撮影から投稿まで全てをまかなえるため、少ない作業工数で動画を仕上げたい、という人にオススメです。

2.Mago Video

Mago_Video.png
Google play

こちらは、エフェクトが豊富な動画作成アプリです。
エフェクトを効果的に利用することで、ほかの動画とは一味違った目立つ動画を作成することができます。

さまざまな動画がタイムライン上に流れていますので、差別化してユーザーの印象に残すことは非常に重要です。
エフェクト効果を用いて競合他社と異なる印象を与えたい場合にオススメのアプリです。

3.Efectum

Efectum.png
App store
Google play

こちらは、動画の速度編集に特化したアプリです。
動画の再生速度を早めたり遅くしたり、一部分のみを巻き戻すなどの加工が可能です。
もちろん、動画のトリミングやBGMの追加などの機能も搭載されています。

スタンプやエフェクトなどで加工した動画はにぎやかですが、あまりに情報量が多いとユーザーに敬遠されてしまうこともあるでしょう。

こちらのアプリでできる加工はシンプルですが、統一感のある動画に仕上がります。
華やかな加工は不要、シンプルにまとめたいという担当者にオススメです。

4.Video Editor for Youtube

Video_Editor_for_Youtube.png
Google play

こちらは、細かな調節機能が搭載されたアプリです。

特にオススメしたいポイントは、さまざまな動画のアスペクト比に対応している点です。1:1、16:9、3:2といった主要なアスペクト比に対応していますので、多くのメディア、プラットフォームに対応できます。

アスペクト比の選択は、実はかなり重要です。規格によって左右される動画だからこそ、このアプリは活躍します。

無料プランであってもバナー広告が表示されませんので、広告に邪魔されることなく快適に作業することができます。
動画のアスペクト比まで丁寧に調節したい、という方にオススメのアプリです。

5.ビデオスミス

ビデオスミス.png
App store

こちらは、シンプルな操作性と多機能さが特徴のアプリです。
縦動画はもちろんのこと、横動画や正方形動画にも対応しています。

動画のトリミングや音楽の挿入といった基本的な機能はもちろん、音声のアフレコをすることができるため、例えば動画に解説を加えるときなど役立ちます。
普段あまり動画の編集をしないという人にこそオススメしたいアプリです。

まとめ

縦型の動画にいち早く目をつけたサービスのひとつとして有名なのが、1分の動画を無料で見ることができる「C CHANNEL」です。
料理レシピやネイル、メイクなど、特にかわいいものに敏感な20〜35歳のF1層の女性をターゲットとしたこちらのサービスは、2017年1月には6億回もの再生回数に達しています。

6億再生の動画メディアC CHANNEL 「目標はディズニー」をもう妄想だとは言わせない | BUSINESS INSIDER JAPAN

このように、ターゲットや内容などのコンセプトを固めて動画配信を行うことは、縦型・横型に限らず重要なポイントです。
その上で、今後ますます需要が伸びるであろう縦型動画に少しでも早く対応できるよう、まずは本記事内でご紹介した5つのアプリを試しに使用してみてはいかがでしょうか。