Appleのアクセシビリティ機能から学ぶべき4つのこと

1. あらゆるユーザーが使うことを考える

Apple製品では、さまざまなユーザーが利用することを前提に設計されています。

アクセシビリティでは、*「視覚」「聴覚」「運動・移動」「学習・識字」*のそれぞれに関するサポートがされています。
一般的な企業がこれらの点すべてに対応するのは難しいかもしれませんが、一つひとつクリアしていくのは大きな一歩です。

2. 操作の選択肢をいくつも揃えておく

Apple製品のように操作の選択肢をいくつも揃えておくのは重要です。
例えば、Macの画面上でマウスカーソルを操作する際に、マウスやトラックパッドで操作することもできますが、テンキーや外部デバイスでも操作できるようにしています。

選択肢が1つしかなければ、ユーザーはそれに従わなければなりません。
しかし、選択肢が複数用意されているのであれば、ユーザーは自分の使いやすいものを選んで使うことができます

3. ユーザビリティとアクセシビリティを同時に達成する

Apple製品に搭載されているアクセシビリティ機能のほとんどは、一般ユーザーが使っても操作に役立つように設計されています。

アクセシビリティというとどうしても障碍を持った人にのみフォーカスが当たってしまいますが、そうではなく、万人に使いやすい機能を考えるようにしましょう。

4. パーソラナイズ可能にする

そして、Apple製品が優れているところは、これらのアクセシビリティ機能を、必要に応じてパーソナライズできるところです。
一人ひとりに必要な機能は違うという前提から、設定によって各項目を一つひとつ有効化できるようになっています。

Webサービスやアプリなどで、よかれと思って付けた機能がある人にとっては使いやすく、またある人にとってはそうではない場合があるかもしれません。
そうした場合に、設定を通じて自由にオン・オフを切り替えられるようにしておくといいでしょう。

まとめ

Apple製品がこれほどまでに多くの人に使われているのは、もちろんデザインが優れているということもありますが、それだけではありません。
世界中にいるどんな人にも使われることを前提に設計されていることが、これほど広まっていった理由のひとつだと言うことができます。

Appleのアクセシビリティから学べることは無数にあります。
さらに多くの方々に使ってもらうために、どんなことができるかを考えてみましょう。