ExcelやWordといったOffice系のソフトには「クリップボード」と呼ばれる機能があります。クリップボードを利用すれば、コピーした項目を1つのボード上にまとめ、自由にシートへ貼り付けられます。
例えば、シートをまたいで複数のセルをコピーしたい場合にも使えるので、作業の効率化がはかれるでしょう。

今回は、Excelでのクリップボードの使い方を解説します。
Excelで資料を作成する際に、コピー&ペーストを頻繁に使っている方は必見です。

クリップボードとは

クリップボードとは、パソコンやスマートフォンなどの中にある、一時的にデータを保存しておく場所を指します。

普段から、文字や画像をコピーして他の文書に貼り付けるといったコピー&ペーストを行っている方は多いでしょう。
この時、コピーした内容が一時的に保存されているのがクリップボードです。

クリップボードはアプリで共有している保存場所のため、アプリをまたいで利用できます。
Wordで作成した文書の文字をコピーして、Excelで作成した表にペーストできるのはこのためです。

参考:
[[用語集]「クリップボード」とは何ですか? | | ソフトバンク] (http://faq.mb.softbank.jp/smart/detail.aspx?cid=84250&id=e6371323837786b723551695a374d6d774470385649773d3d)
[Windowsでクリップボードの中身をのぞき見る方法 |@IT] (http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0012/19/news005.html)

Excelでのクリップボードの使い方

パソコンやスマートフォンの内部に保存されているデータであるため、基本的にユーザーがクリップボードの中身を確認できません。また、さらに別のデータをコピーしてしまうと、元のデータは消去されてしまうというデメリットがあるでしょう。

ExcelやWordのようなOffice系のソフトでは、中身を見ながら操作できるクリップボード機能が提供されています。また、複数のデータを保存できるので、より利便性の高い機能と言えるでしょう。

では、実際にどのように使用するのでしょうか。
順を追って説明していきましょう。

参考:
富士通Q&A - クリップボードの内容を表示する方法を教えてください。 - FMVサポート : 富士通
[Office クリップボードを表示する|Office サポート] (https://support.office.com/ja-jp/article/Office-%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2583%2583%25E3%2583%2597%25E3%2583%259C%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2589%25E3%2582%2592%25E8%25A1%25A8%25E7%25A4%25BA%25E3%2581%2599%25E3%2582%258B-e293e508-c0da-4de1-84ef-72bb7847db92?ui=ja-JP&rs=ja-JP&ad=JP&fromAR=1)

※本文中の画像はExcel2013(Windows版)を使用しています。他のバージョン、OSでは表示が異なる場合があるので注意してください。

1.クリップボードを表示する

クリップボードは下記のうち、いずれかの操作を行うと自動で表示されます。

1.同じアプリケーション内で 2 種類のアイテムを連続してコピーまたは切り取りをした場合
2.1 つのアイテムをコピーして貼り付けた後、同じアプリケーション内の別のアイテムをコピーをした場合
3.1 つのアイテムを 2 回続けてコピーした場合

引用:[Office クリップボードの表示/非表示を設定する方法|Office サポート] (https://support.microsoft.com/ja-jp/help/881079)

また、手動で表示させることもできます。
手動で表示させたい時は「ホーム」のタブにある「クリップボード」右にある矢印をクリックしてください。

スクリーンショット_2017-07-05_18.55.45.png

2.アイテムをコピーする

シートの左側にクリップボードが表示されます。
コピーしたいアイテムをコピーしましょう。

スクリーンショット_2017-07-05_18.55.52.png

コピーされた内容は、クリップボード上に表示されます。
コピーを続けて行うと、保存した内容が一覧で表示されていきます。

スクリーンショット_2017-07-05_18.56.00.png

上記のように複数の項目を選択して保存することもできます。
画像の場合、漫画のタイトルと同時に売上数も保存できました。

3.クリップボードから選択して貼り付け

スクリーンショット_2017-07-05_18.56.09.png

アイテムを貼り付けたいセルを選択した状態で、クリップボード上のアイテムをクリックするとセルに貼り付けられます。

スクリーンショット_2017-07-05_18.56.16.png

複数のセルを保存した場合は、セルの位置関係もそのまま反映されます。
フォントや文字サイズなども保存できるので、コピーしたものをそのまま貼り付けたい際に重宝するでしょう。

また、クリップボードの「すべて貼り付け」をクリックすると、クリップボード上に保存してあるアイテムがすべて貼り付けられます。

4.クリップボードに保存した内容の削除

クリップボード上にあるアイテムにマウスオーバーすると「貼り付け」のほかに「削除」という項目が表示されます。
削除をクリックすると、クリップボード上の保存した内容は削除されます。
「すべてクリア」をクリックすれば、保存した内容のすべてが削除されるので、不要なデータはあらかじめ削除しておきましょう。

クリップボードの設定

「オプション」からクリップボードの表示設定が行えます。

スクリーンショット_2017-07-05_19.21.23.png

オプションでは、「自動的にOfficeクリップボードを表示」「Ctrl+Cを2回押してOfficeクリップボードを表示」「Officeクリップボードを表示せずに格納」のように、クリップボードを表示する条件を設定できます。
自分の使いやすさに合わせて設定を変えましょう。

まとめ

クリップボードとはコピーや切り取りを行ったデータを一時的に保存する領域を指します。さらに、ExcelやWordといったOffice系のソフトでは、クリップボードを使って保存した中身を確認しながら複数のデータの管理が行えます。複数の項目を保存・貼り付けできるので、Excelなどの作業の効率化に重宝するでしょう。

今回はExcelでの使い方を解説しましたが、クリップボードはWordやOutlook、PowerPointでも利用できます。

クリップボードを使いこなして、作業の効率化をはかれるようになりましょう。

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