メディアに対する姿勢

目的別メディアの利用率:前年度から引き続き仕事や調べものに役立つ情報の収集源はネットという結果に

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引用:別添3 平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省第2章コンテンツ類型ごとのメディアの利用時間と行為者率より

利用目的ごとのメディア利用率としては前年同様「世の中の出来事や動きを知る」という点ではテレビの利用率が最も高く、逆に「趣味・娯楽に関する情報を得る」「仕事や調べ物に役立つ情報を得る」ではインターネットの利用率が高い傾向が見られました。

メディアの信頼度:ソーシャルメディアの信頼度が上昇

2016年から2017年にかけてはFacebookがフェイクニュースへの調査体制の強化を打ち出し、Googleも信頼性の高いページを検索順位が上がるようにアルゴリズムの改良を行うなど、ネットメディアにおける信頼性が問われた年でした。

そのような中、メディアに対する信頼度としては下記の通り、テレビが最も高く「政治経済問題(国内の場合)」83.9%の人が「非常信頼できる」「ある程度信頼できる」と回答しました。

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引用:別添3 平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省第7章メディアの重要度と信頼度88第7章メディアの重要度と信頼度

また、ソーシャルメディアへの信頼度の上昇も目立ちます。
「政治・経済分野(国内)」「社会問題(国内)」「海外ニュース」「原子力の安全性」「東アジアの外交問題」のすべてで上昇し、政治・経済問題(国内)においては全体の1/5の人がソーシャルメディアでの情報を信頼している事がわかりました。

参考:
[ 日本語検索の品質向上にむけて|Google ウェブマスター向け公式ブログ] (https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/02/for-better-japanese-search-quality.html)
[偽ニュース対策:フェイスブック、ツイッターなど現状は?| 毎日新聞] (https://mainichi.jp/articles/20170303/k00/00m/040/110000c)

まとめ

今回の調査では、前年度に比べ、ますますインターネットの利用が進んでいる現状が明らかになりました。特に50代高齢者層以上のSNS利用率が上昇するなど、SNSの利用が社会全体に広がっている事がわかります。

また、10代男女におけるSNSの利用時間は男性34.9分・女性は84.4分と2倍以上の開きを見せました。この背景にはインスタグラムの大幅な利用者増が影響をもたらしているものと思われ、Facebook・Twitterに次ぐSNSとしてのインスタグラムの存在感を再認識する結果となりました。

ユーザーがどういった情報をネットに求めているか、またどのような時間で利用しているか想像することはWebマーケティングには欠かせない視点です。調査結果を見ながら、自社のユーザー層にどういった変化が現れているのか見てみましょう。